「誰が為に」僕らの世界が交わるまで Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
誰が為に
DV被害者の為の避難シェルターを運営する母親と、SNSで自作曲を配信しフォロワー数2万人が自慢の高校生の息子の話。
衣食住を誂えてもらっておいて偉そうな事をいう息子ジギーが、気になる女の子達の社会情勢や政治に関することを主張する姿に感化されという超アメリカ人らしい頭でっかちなお話しと、そんな息子の代わりの様に入所者の息子の将来に口出しするエブリンのお話しと…。
母子の絡みで変化する訳ではなく、それぞれが自分が自分がな感じで勝手にコケているだけという展開で、その辺が結局最後まで交わる感じがないからイマイチしっくり来ないし、躓いたことには気付いているけれど、本質に気付いた様な気付いていない様な…。
これはこれで人格の残念さが結構好みな部分もあったけれど、もう一声欲しかったかな。
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