メロスたち

劇場公開日:2023年12月2日

メロスたち

解説・あらすじ

演劇に初めて触れ、舞台に立つ喜びを知った島根県の高校生4人の奮闘を追った2022年製作のドキュメンタリー「走れ!走れ走れメロス」の続編。

太宰治の名作小説「走れメロス」を基にした創作舞台「走れ!走れ走れメロス」で予想外の高い評価を得た島根県立三刀屋高校掛合分校の演劇同好会。その後、彼らを演劇の世界へ導いた顧問の亀尾佳宏先生は異動し、4人だけのメンバーは3年生に進級。それぞれ進路を決めていく中、曽田昇吾は1人で演劇の中国大会の舞台に立っていた。

卒業を控え、孤独や葛藤、焦燥を抱える4人それぞれの選択を映し出す。さらに、卒業直前の2023年3月に4人が再び集まり、東京・下北沢や島根・松江市で「卒業式」と銘打って大勢の観客の前で行った公演の模様も収録。

2023年製作/83分/日本
配給:下北沢映画祭
劇場公開日:2023年12月2日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

5.0 単なる後日譚ではない

2025年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

走れ!走れ走れメロスの続編。
前作が奇跡的な作品だったので、どうしても後日譚みたいな位置付けが避けられないけれど、今作は今作で、誰しもがぶつかる日常な悩みが描き出されていたと思う。

演劇部内のメンバーの温度差は、才能の違いの自覚や進路などの問題と共に、上位大会を目指す上で自分が足を引っ張ってしまうのではないかという、プライドや他者への配慮との兼ね合いも影響していて、単純ではない。
こうした悩みを、カメラの前で逃げずにさらけ出せる彼らにジーンとくる。

理由は2つ。
1つは、彼らにとって、「演じる」ということは、「自分と向き合う」ということに他ならないのだろうなと感じ、そこを乗り越えていく姿が心に強く訴えてくるから。
もう1つは、そうした自然体の彼らの姿を映像に納めることに成功している、監督の関わり方の凄さを強く感じるから。

とにかく、とてつもないドキュメンタリーを2本続けて観たという思いでいっぱい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
sow_miya

「走れ!走れ走れメロス」シリーズ関連作品