劇場公開日 2025年2月15日

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「瀬戸みちるが良かった」そして、優子II りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0瀬戸みちるが良かった

2025年7月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

驚く

カワイイ

ある島で、父子家庭として育った女子3年高生の優子は、普通が一番心地良かったのだが、彼女をひとりで育ててくれた父親は、ヤクザであり、普通とは違っていた。組員たちも優子に優しく、憎めない者たちばかりだったが、ヤクザ稼業は時代遅れで、しのぎも大幅に減少して組の存続の危機だった。それでも、組員たちの草野球見に行ったり、それなりに楽しく過ごしていた優子だったが、進路の件で父が実母に借金を申し込み、優子と実母が会って・・・さてどうなる!という話。

上映後の舞台挨拶の回を鑑賞した。
ストーリーとしては、島でヤクザは成り立たないでしょ、なんて思ったし、みかじめ料払っても飲み代払わず逃げた客を捕まえ損ねたり、借金の取り立てに行っても回収し損ねたり、冴えないヤクザだなぁ、と思ってたら、案の定解散したし。挙句には父は逆恨みで拳銃で殺されるし。
優子で持ってる作品だった。
主演・優子役の瀬戸みちるが透明感あって可愛かったのが印象に残った。そして、演技も自然で、良かった。
ヤクザの父親役の柳憂怜を北村有起哉に似てるな、と思ってみてた。
何で娘を残して実母は家を出たのかと思ってたら、なるほどそんな背景だったんだね。レイプされ組員に回されて出来た子供だったら怒りが消えないだろうけど、それでも我が子って可愛いもんじゃ無いのかな?
ちょっと実母が冷たい気がした。
スリッパでのどつきあいは面白かったけど。
確かに、親ガチャだなぁ、と思ったし、普通って何、と本作でも考えさせられた。

りあの