唐獅子仮面 LION-GIRLのレビュー・感想・評価
全15件を表示
グロさはマッド・ハイジより上を行ってると思います、ストーリー的に緻...
グロさはマッド・ハイジより上を行ってると思います、ストーリー的に緻密さに欠けるとこはいい勝負ですね。
予告編からは想像できないほど、肌の露出が多いです、昭和の時代の映画には散見されましたが、令和の今、この露出度は凄いです。
永井豪の世界観を実直に映像化するとこうなるのでしょうか、なかなか稀有な作品です。
デビルマンよりも
永井作品と出会う時、少年は図らずもひとつ大人になってしまうわけだが、神話的光芒に包まれてなお、新たなキャラクターと各種設定を生み出してしまう永井先生こそが、まさに永遠の少年。我々のイノセンスを奪い取る事で、おそらく先生は少年のままでいられるのだろう。先生の執筆か、もしくは監督で堪能したかった新作ではあるが、贅沢は言うまい。
デビルマン、キューティーハニー、悪名高き実写化作品にも永遠の少年の心は乱れなかった。
漫画の実写化って何なのかしら?
結局はキャラクターへの愛だよね。
セクシーで斬新なキャラクターを生み出した若い漫画家の訃報と、彼女を喰い物にした愛なき世界。
先生の目にはどう映っているのだろう。
永井豪だから許される作品
冒頭かなやたら意味なく裸体が続出 上映館が少ないのが残念だが日本が舞台ならもっと知名度のある日本人が多く出て欲しかったしR指定で劇場公開ならもっとレイプや絡みなどエロさがあっても良かったと!
見事に永井豪ワールド全開!!!
日本語吹替版にて鑑賞。
西暦2045年、謎の隕石群が飛来して地球に衝突。巨大津波によりすべての大陸が破壊され、地上の99.9%が海中に沈み消滅。ほぼすべての生物が絶滅した。地球上で残された土地は、関東平野のみとなる中、やがてそこは《NEO NIPPON》と呼ばれる国となり、30年に及ぶ内戦の末、初代将軍となった藤永暢秀が国家を統一し、独裁幕府を開いていた。
だが、生き残った約700万人の人類の最大の脅威は、隕石が発する謎の光線による感染症と、光線を浴びても生き残り、隕石魔獣と化して生存者を襲う《アノロック》の存在だった。
そんな地獄に射した一筋の光明こそ、人類最後の守護神・唐獅子仮面であった。彼女は残されたわずかな世界を救うためにすべてを賭けて戦うのだった・・・。
といったイントロダクションで始まる映画でした。
要約しますと、西暦2045年に謎の隕石群の衝突で、陸地は関東平野のみとなり、全人口が約700万人になった地球で巻き起こる国家を牛耳る独裁幕府と戦う超能力を持つ女性、緋色組組長見習い・緋色牡丹こと唐獅子仮面のお話。
率直な感想としましては、
案外、当初想像していたよりかは、製作予算の兼ね合いなのか、低予算映画特有のB級臭はプンプンするものの、米国産逆輸入の日本映画にしては、意外にまともな内容で感心しました。
背景設定がちょっとややこしいので仕方がないにせよ、やたらと説明台詞が多いのが気にはなりましたが、それ以外には、脚本も特段に笑いを狙っている訳でもなく、至極真面目に作ってありましたし、その点は好感も持てました。
冒頭シーンから登場人物が男女ともに上下素っ裸が当たり前の演出の割りには、一応、R15指定ではありますが、18禁映画でなかったのは、劇中に特にセックス描写などがなかったからなのかも知れないですが、特に変なイヤラシさも感じる事もなく観られる特撮アクションヒーロー物で、先日観てきましたドニー・イェン主演の武侠映画の『シャクラ』よりかは、あくまでもストーリー重視に捉えて考えますと、なかなか分かり易くて面白かったですね(笑)
低予算映画ながらも、原案・キャラクターのみしか関わっておられない漫画界の巨匠・永井豪先生の世界観にもしっかりと忠実に、見事にまで永井豪ワールド全開で実写映画化を実現して下さって、光武蔵人監督の力量には感服してしまいました。
低予算映画・B級特撮映画の代表格『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』や『ゾンビアス』などでも有名な井口昇監督の場合には、脚本・演出が、ややお笑いの方にも走られてしまう傾向にありましたが、この『唐獅子仮面/LIONーGIRLl』の光武蔵人監督の場合には、ツッコミどころは満載ながらも、かなり真面目に作ってる点が私的にはなかなか良かったです。
決して万人受けはしないかも知れないですが、まさに映画秘宝系作品と言っていい映画でしたね。
難点を挙げるとすれば、少々無駄にも感じるシーンも有り、冗長気味な作品にも感じましたので、編集をもっと大胆に行なって映画の尺をあと20~30分は縮小してくれれば、もっと観易くなっていたかも知れないなとは思いました。この内容で121分は、かなりしんどかったです!!!
私的な評価と致しましては、
永井豪先生の世界観を再現するに当たって、沢山の全裸シーンなども用いながらも、変なイヤラシさを感じることなく、低予算の中、永井豪ワールド全開の実写映画化を実現して下さった点は光武蔵人監督のその力量や、真面目に作ってあるその誠実さに感服しました。
あとは、映画の尺をもう少し短く出来たら良かったかなと思われましたので、次回作ではその点を考慮した作品になることを期待したいですね。
※尚、本作品は、永井豪先生の原案・キャラクターデザインに基づいた映画でもあるので、永井豪先生が石川県輪島市出身ということからも、「今年の元日に発災した令和6年能登半島地震で被災された方々に対して、少しでも支援や復興の一助になればと思い、本映画の収益の一部を令和6年能登半島地震への義援金とさせて頂くことと致しました。」とのことですので、皆さんも本作品を観る事で義援金の一助ともなりますので是非ご鑑賞下さればと思います。
任侠を貫く唐獅子の姉御!
マニアックな映画だから劇場で見るのは無理かなって思ってたんだけど。
なんと、地元の映画館で公開してました!日曜日の昼間の回で見に行ったんですが、さすがマニアック、貸し切りでした。
物心つく前から、映画好きの親父に連れられて、映画館に通った五十数年。70席あまりの映画館で、たった一人の鑑賞は初めてだった。
さて、本作品ですが・・・
永井先生の漫画が大好きです。大概、読み漁ったつもりでいたんですが、この作品は知らなかったなって思ってたら、キャラデザインだけだったんですね。
でも、この「唐獅子仮面」自分は結構好きです。
永井豪イズムとでも言いましょうか。作り手側に永井先生への愛を感じました。如何にも永井先生が作りそうな話、展開だったと思います。まぁ、オッパイがたくさん出てくるからそう思っただけかも知れないけど。
作品の雰囲気も好きですね。
チャチでチープでくだらない。それでいて見入ってしまう。ホラー全盛期の90年代を彷彿させると言うよりも、そのまんまって感じでした。
一般映画で、意味もなく次から次へとオッパイがポロリする映画も久し振りな気がします。まさにオッパイと言う言葉がよく似合う作品です。
でも何か違うんだよな。
永井先生の女性って、みんな綺麗ですよね。綺麗でないって言うと失礼な気もしますが、魅せられない。ただ単にオッパイが出てるってだけ。う~ん、そこで0.5の減点かな。
アシュラ男爵みたいな男女もインパクト強かった。女性の胸があって下半身には男性自身。作り物なら見せちゃってもいいのかってくらい、はっきり映ってます。
まぁ、作品全体、御都合主義の極みです。楽しめるからいいんですけど。
永井先生の作品って、やっぱり実写にするとちょっと弱いんだよね。絵に力がありすぎるって気がします。とは言え、映画好きとしては実写化も見たいわけで。
昔ビデオであった「永井豪劇場」みたいなの、復活してくれないかな。「手天童子」とか、「凄ノ王」とか、まだまだ名作がたくさんあるからね。
泣けるぜ
デビルマンなどでおなじみの永井豪さんが生み出したキャラを主人公にした今作。
永井豪さんらしくかなりお色気が多くてまた人の残虐なところも出てます。急に技の解説があったり世紀末な世界観といい昭和感満載。
バトルシーンをどうにかならなかったのだろうか?
こういう映画があってもいい
最初からいきなりみんな脱いでるしね。すごいよ。
ストーリーがなんだか良く分からなくて、盛り上がりもなくて「早く誰か脱がないかな」ってそれぐらいしか見どころない感じではあるの。
でもところどころ「永井豪っぽいな」ってシーンもあって、あしゅら男爵みたいな奴も出てくるし、原作もこんな感じなんだろうな。
と思ってたら、原作はないんだって。永井豪がキャラクター提供しただけでストーリーはオリジナルらしい。
唐獅子仮面がやる空手の型っぽい動きとかもしっかりしてて、なんか「創りたいんだ」って感じで創った作品だと思う。たまには、こういう作品観るのもいいなと思ったよ。
どうせならシュール&チープに振りきってほしかった!
タイトル、タイトルロゴ、キービジュアルの全てから、B級臭がぷんぷんする本作。しかし、紹介サイトの情報によると、本作は永井豪先生の描き下ろしオリジナルキャラクターの実写化で、日本語吹き替えは豪華声優陣を起用とのこと。もうこの情報だけで、ラジオドラマを聴く気持ちで、ぐっとハードルを下げて鑑賞してきました。
ストーリーは、大量の隕石落下により日本の関東平野以外の陸地が水没した地球で、わずかに生き残った人類を藤永(トウエイじゃなくてフジナガね)幕府が支配する中、隕石の発する光線を浴びた人間が、隕石魔獣アノロックと化して人々に襲いかかり、その脅威から人類を守るために戦う、唐獅子仮面LION-GIRLの活躍を描くというもの。
開幕からボカシなしのマッパの男女が描かれ、顔面がみるみるアノロックと化す衝撃の立ち上がり。その後、荒唐無稽な設定が紹介され、観客を置いてきぼりにするようなシュールな映像と怒涛の展開が続きます。ツッコミどころが多いという次元ではなく、ツッコミが無意味に感じるレベルです。
これは久しぶりに「考えるな感じろ系の作品」だと早々に認識。この世界観に浸れる者だけが楽しむことを許される、いわば観客が試される作品なのだ!と自分に言い聞かせて鑑賞続行。いや、こういうのも嫌いじゃないんです。しかし、せっかく頭を切り替えたのに、ちょいちょい伏線を用意して回収してくるのが逆にウザいんです。もうシュール&チープに振りきってほしかったです。
全体的に、サイキックバトル、レプリカント、隕石落下、大陸消滅、世紀末思想、幕府成立、武士とヤクザ、任侠、ラブストーリー、親子愛、家族のための復讐など、全てぶち込んで、エロとグロのスパイスで調理しましたてな感じで、おもしろそうな設定やテーマをふんだんに盛り込んでいるとは思います。でも、当たり前ですが、それが大渋滞を起こしています。マンガやアニメで長期にわたって描くならともかく、これを1本の映画、ましてや実写化作品にするのはさすがに無理があると思います。チープな映像のせいでアラが悪目立ちしているように感じます。でも、あしゅら男爵もどきだけは何気におもしろかったです。
キャストは、トリ・グリフィス、ダミアン・T・レイベン、デビッド・サクライ他、はっきり言って一人も知りません。吹替キャストは、内田真礼さん、関智一さん、榎木淳弥さん、森川智之さんらで、どんな作品でも手を抜かない本気の演技にプロの矜持を感じます。
スタッフ・キャストのまじめ度が伝わってくる
「漫画界のレジェンド、永井豪が新たに創造したエロスとバイオレンスに満ちたスーパーヒロイン、唐獅子仮面。彼女のスーパーハイレグパワーこそ、人類に残された最後の希望」
以上がキャッチコピーの要約だが、ほぼこの映画のすべて。
スタッフ・キャストのまじめ度が伝わってきて印象は悪くないのだが、映画の質としては頑張る余地大いにあると思う。
台詞の説明、尺121分、長過ぎる。
鉤十字すれすれのアブナいロゴ
権力や暴力や人間性について考察したりアナウンサーに財務省の代弁させたりして社会派風味を付加してしまったばっかりにアホさ加減が不徹底になってしまったのが残念。比較するのもアレだが、アホさ加減の純度では「野球どアホウ」の比では無い…とムキになる程でもないか。
監督の原作愛だけは伝わってきた。
背中じゃ色は確認できません
2045年謎の隕石群の衝突で全人口が700万人になった地球で巻き起こる国家を牛耳る幕府と戦う超能力を持つ女の話。
地球の99.9%が海になり唯一残された関東平野で藤永幕府がNEO NIPPONを建国しとか、隕石から発する光によって人が怪物=アノロックになるとか、難しいことを言ってはいないけれど長〜い詰め込み設定でスタート。
なんだか面倒くさいこと言っていたけど超能力バトルですか…そして今度はレプリカピープルにマンアノロック?
エロと言ってもただ裸なだけ、一応アクションではあるけれど結局は光線ビリビリボカンが多くてそこに見どころは感じられず、残忍な描写もあるにはあるけれど刺さったりバラバラになったりするだけ、とまあ低予算でしょうから仕方ないのだろうけれど。
そういう作りだからおフザケ満載かと思いきや、吹き替えのせいか笑える程のネタ全然なくて案外マジメ。その上能書きタラタラしっとりマッタリのテンポで121分ですか…まー冗長過ぎた。
破茶滅茶
エクストリーム配給はよほどその週の体調が悪く無い限りは観に行こうと心に決めていたので今作も鑑賞。できれば吹替で観たかったんですが、予定が合わず断念…。なぜ内田真礼さんはこういう作品にも喜んで出てくれるのか…。
監督の作風をよく知らなかったので、撮影が一昔前なのはしゃーなしとしても、エログロのジャンル映画で2時間オーバーは長かったです。映画ってこんなテンポ悪くできるの?と首を傾げながら観ていました。
荒廃した世界の中で唯一生き残った東京で繰り広げられるバイオレンス活劇で、その世界で緋色組の組長見習いの牡丹と先代組長からボタンを託された剣さんがメインで進んでいくヒーロー誕生譚です。
意味なく脱ぎまくったり、脱がされたりしていたのは滑稽で面白かったです。
監督がおっぱい大好きな人なのか、それとも永井先生がおっぱい大好きなのか、おそらく両者の考えが一致したからこその脱ぎまくりだったんだなと思いました。
アクションが少ない&激ショボなので、アクションが始まるぞーってなったあたりでダラダラとしょうもないアクションが繰り広げられてキツかったです。
アクション上手い人を集められなかったのはしょうがないとしても、もうちょっと訓練を積んでくれ〜と思いました。
シーンの合間合間に必殺技の説明をしてくれたり、露骨に説明しよう!とナレーションが入ったり、バトルがひと段落ついたら休憩タイムが入ったりと、テンポの悪さと引き換えに謎の笑いが生まれていました。
全体的にご都合主義の塊なので、うまいこと生き残ったり、死んだはずの仲間がなんか奇跡で生き返ったり、なんか凄い人が最後合流して終わったりと、制作してる時絶対楽しかったんだろうなーというのは伝わってきたんですが、観てる側からしたらポカンとなってしまいました。
映画としては褒められる要素が無いんですが、世の中にはこういう映画も生成されるんだなぁと思いました。サメのZ級はいけるのに、ヒーローのZ級はまだいけないですね笑
鑑賞日 1/26
鑑賞時間 19:55〜22:05
座席 I-4
巨匠はあくまでキャラを描いただけなんですよね?
想像以上にテキトー感満載かつチープで、ちょっとヤバイぐらいに酷い!と思ってしまいました。まぁ大体はナンセンスなんだろうとは思っていましたが、舐めてますね。
永井豪へのリスペクトはあるのかもしれませんが、日本のことは面白ネタとしか思ってないのでしょう。
タイトルのデザイン以外、何一つ良さを見いだせず…これでも肯定的に見ようと、良さを拾っていこうと努めました。それでも、あまりに唐突すぎる展開、無理クリなエログロにうんざり。
興味津々になるのは非常によく分かりますが、迷ったら別のB級映画もしくは永井先生の本当の作品を見た方が賢明かもしれません。
唐獅子仮面が格好良くないんですよ;原画はかなりスマートだというのに!
全15件を表示