サン・セバスチャンへ、ようこそのレビュー・感想・評価
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風景と古典欧州映画を楽しめば十分
ウッデイアレン監督作品を観るのは初めて。
彼の映画への思いがスクリーンから伝わって観て良かった。
また、彼の古典欧州映画へのオマージュもシーンから垣間見えて何の作品なのか
想像するのは楽しそう。
ただ、ストーリーは平凡。全体を見ると監督の自己満足感満載で残念。
サンセバスチャンの風景と古典欧州映画を思い浮かべるのに最適な作品。
少し字幕に対して配慮が欲しかったがおすすめ枠。
今年29本目(合計1,121本目/今月(2024年1月度)29本目)。
ここの紹介を見ていってもいかなくても一般的に映画館に(回数の多寡は問わず)いっていれば「映画ネタ」である映画であることはわかります。
どちらかというとコメディによせた映画のタイプですが、取り上げられる映画も(回数を多く)行っている方なら知っているかな?というものから古い映画までバラバラで(なぜか日本映画の話にまで飛んでしまう)、各映画に対するオマージュネタと思われる点も出てきます。この意味で「映画内で映画を見ている」ような映画で、古い映画の話など、今では「午前10時の映画祭」やアマゾンプライム等で課金しないとみることがそもそもできない古い映画に対する言及があったのは良かったです。
ただし、この映画の舞台はスペインで(予告参照)、会話の一部がスペイン語で進むところがあるのですが、そこの字幕がないのですよね…。ちょっとそこはどうかな…と思ったところです(ただし、全般的にコメディものなので「全体としてわからない」にならない限り採点上は考慮)。
採点に関しては以下の通りです。
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(減点0.2/スペイン語の翻訳等がないところがある)
この点、マイナー言語等だと「翻訳者がいなかったから」になると思いますが、スペイン語(ここでは、スペインで話されるスペイン語を指す。南米ではブラジル「以外」はスペイン語)に関しては何らか配慮が欲しかったです。
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ウディの映画愛が詰まってる
皮肉な世界観が好き
どこまでもウディ・アレン
『お酒は体に良くないけど、心に良い』は名言だなと思った。
ウディ・アレン自身が出てないのに、作風がどこまでもウディ・アレンなので脳裏でずっとウディの困り顔が消えなかった。笑
皮肉屋で小難しくて気取り屋な主人公と品の良いジャズと美女、雨はないけど海辺だったから水気はあったか?
サン・セバスチャンの美しい風景に負けてなかったボンゴマスターも必見よ!
所々で挟まる名作のオマージュがクラシカルな映像でとても可愛い。
最後に彼の映画を映画館で見たのは多分『スコルピオンの恋まじない』だったと思うので、大分長い間空いてしまったけど、私の心の中の一番は今でも『カイロの紫のバラ』だし、見るからに神経質そうで気難しそうだけど、作り出すものがユーモアたっぷりで品がある所が大好きだなと思った。
あとハッピーエンドじゃなくても嫌な気分ににも悲しくもならないとこも好き。
久々に映画館で彼の作品を観たというのもあって、なんか始まるまでの間に目頭が熱くなりました。
色々あっても元気に作品作り続けてねー!
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