「スペイン北部の街サン・セバスチャン。 毎年開催される映画祭に妻スー...」サン・セバスチャンへ、ようこそ りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
スペイン北部の街サン・セバスチャン。 毎年開催される映画祭に妻スー...
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スペイン北部の街サン・セバスチャン。
毎年開催される映画祭に妻スー(ジーナ・ガーション)とともにやって来たモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)。
かつて大学で古典映画の講義を行ったこともあったが、いまでは書けない小説を書くふりをするのがせいぜいの老いたインテリ。
妻スーは映画のプロモーターで、今回は新進監督フィリップ(ルイ・ガレル)の新作広報が目的だ。
なので、スーとフィリップは絶えず一緒にいるが、モートはそれを怪しいとにらんでいる。
そんな心労が過ぎて、町医者にかかることにしたが、その医者は美人の女医(エレナ・アナヤ扮演)。
モートは彼女に夢中になるが、彼女には非道な夫がいて・・・
という、まぁ毎度毎度のウディ・アレン映画。
見どころはモートの妄想で、フェリーニ、ベルイマンなどウディ・アレンお好みのヨーロッパ古典映画の名場面のオマージュ。
面白くなりそうなんだけど、なかなか面白くならないのは、演技陣が弱体のせいで、常連のウォーレス・ショーンがウディ・アレン本人を彷彿させる役を演じているが、あまり魅力がない。
このひと、脇に回ると良いが、主役だと荷が重いね。
女優陣も小粒で、精彩を欠いた感じ。
で思ったのは、やっぱりウディ・アレン映画って役者でもっているところが大きかったのね、ということ。
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