「ニヤニヤしながら観る感じ」サン・セバスチャンへ、ようこそ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
ニヤニヤしながら観る感じ
クリックして本文を読む
この作品を観て「これがウディ・アレンだよね」とか言ってしまうとスノッブな感じなんだろうなと思いながら観たの。自分の場合は、そこまでウディ・アレンを観てないしね。
奥さんとうまくいかなくなっていく感じが《ミッドナイト・イン・パリ》に似てるなと思ったの。
主人公のウォーレス・ショーンの感じがいいね。「このオジサンは別にもてないだろ」という気もするし、憎めないし可愛げあるから意外に人気あるかもっていう気もする。衣装は常にジーンズなんだよね。旅行鞄からジーンズしか出てこないし。
映画監督役のルイ・ガレルは本当に嘘くさい。こういう感じの監督がいっぱいいるんだろうな。
モノクロに変わったところは、名作映画のパクリというかオマージュというかなんだね。全然気付かなかった。《勝手にしやがれ》でヒントももらってたのに。最後にベルイマンでてきて、ようやく気付いたの。なんで気付かなかったかっていうと、オマージュされてる名作を観てないからなんだけど。
この作品面白いから、つい笑っちゃうんだけど、劇場で笑いながら「いまの自分はスノッブっぽい」と思いながら観たよ。そんな感じで観るのも楽しいから、またウディ・アレンを観に行こ。
コメントする