劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全313件中、241~260件目を表示

4.5コロナってこんなところにも……

2024年6月13日
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鑑賞方法:映画館

あたしにとっての噛めば噛むほど味の出る「スルメ俳優」佐藤二朗さんも出ていらっしゃることですし、重苦しそうな映画ではあるけれど、河合優実ちゃん観たさに劇場に足を運んでみた。

いや〜重かった。そして苦しかった。
日本の映画ってホラーぢゃないけど『ある種ホラーにも感じられるよね』っていう日常的なヒューマンホラー映画作るの本当に上手いよね💦💦💦

実話をもとに、ってことだったけど特定の『誰か』を指してるわけではなく、こんな目にあった人がいるんだよってことになるのかな。
コロナ禍を振り返ると確かに自分の生活は大きく変化した。それまで考えたこともなかったテレワークが出来るようになったり、飲食店が不定期開店だから自炊するようになったり、人と会うことを極力避けるような行動パターンになったり。でも作中に出てくるような職場において密集度合いを考慮した人減らしにあって収入源が絶たれたり、夜間通っている学校の休業連絡を受けしばらく通えなくなったり、と比べたらさほど大きくもない変化だったのかな。

杏ちゃん、やっと頼れる人が見つかったのにね…
自分とは関係のないところで力が働きそのせいで自分にはどーしよーもないけど多大な影響が出る、そんな理不尽なことって人生の色んな場面で起きるけど、杏ちゃんの場合はただただ不憫で。少しでも希望を感じられたらよかったんだけど、そう上手くも行かなくて。

でもそんな杏ちゃんをしっかりと演じ切った河合優実ちゃんの実力はしっかりと感じました!LINEの縦読みドラマ『上下関係』で初めて観てから3年。良き女優さんになりました💖

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らまんば

3.5この事実、どう向き合えばいい?

2024年6月13日
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 彼女を助けたいとか、可哀想と思うのは、確実に私の驕りですね。それでも私、彼女のこと、忘れたくない。
 世界の歪みって、いちばん弱い場所に、集中するんですね。誰よりも、誰かを傷つけたくない、誰よりも、誰かを護ってあげたい。その思いが強くなる程、世界は残酷になるようです。
 事実に基づくお話だそうですが、すると、彼女の母親も、実在するわけですね。母さん、今頃何してるんですかね。この映画に気づいたら、私は、あんな親じゃないって、訴えそう。その時は、堂々と実名を公表したうえで、世に出てきてほしいものです。私の知る権利と、悪意が止まりません。
 私が知ろうとしないだけで、このクニには、数えきれない杏がいる。私はその中の、たったひとりの杏に出会っただけなのかも知れない。今、私にできる事、自分でも分からない。ただ、今日、出会った杏のことだけでも、ずっと忘れたくない。

 今の私にできる事って、それぐらいだけだから…。

 私の好きな歌、杏ちゃんに届くかな。

 あのささやかな人生を
 良くは言わぬ人もあるだろう
 あのささやかな人生を
 無駄となじる人もいるだろう
 でも 僕は誉める
 君の知らぬ 君について
 いくつでも

 あのささやかな人生は
 もしかしたら 僕に似ている
 あのささやかな人生は
 もしかしたら 君だったのか
 通りすぎる街の中で そんな人を 見かけないか

 瞬きひとつの あいだの一生
 僕たちは みんな一瞬の星
 瞬きもせずに
 息をすることさえ 惜しむかのように 求めあう

            中島みゆき 「瞬きもせず」

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機動戦士・チャングム

2.5( ´Д`)y━・~~評価高いですが、、、、

2024年6月13日
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泣ける

普通ですかねぇ、、、、、。評価高杉と感じました。
正直ストーリーは最初の20分で予想がつきました。あいつが捕まり、出戻りになって昔に戻ってしまい、そしてデッド、、、、。誰でも予想がつく展開。演技も悪くはないがよくもなく普通。ドキュメンタリーを見ているようであったが、私は臨場感は感じなかった。ゴミ屋敷の汚れ感、散らかり感はああではない、、、。(ココはちょっと評価厳しいか)
男の子を預かりそれが児相に、、、コレはおかしい展開。

違和感、、、が残る映画、、、映画?、、、映画だったのか、ドキュメンタリー?
そこか。

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おにっち弐号

4.0光が見えた矢先に訪れる困難、そして・・・

2024年6月12日
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悲しい

怖い

ドラッグの常習犯だった杏(あん)、ホステスの母親、
そして身体の悪い祖母と、ゴミ捨て場のような家で暮らす。
幼いころより母親より暴力を受け育ち、中学?で売春。
義務教育も放棄し、中学卒業もできず、21歳となった杏は警察に捕まり、
そこで、多々羅という刑事、ジャーナリストの桐野と出会い、
更生の道を歩み始める。
仕事に就き、学校にも通い始め、遅れを取り戻し始めたのだが、
そんな時に、新型コロナが流行、人々の生活が変わり、
杏、多々羅、桐野の三人の生活もいろいろと・・・

まあ、なんといっても鬼畜ばかり。
杏の母親、なんなの!最後の最後までひどすぎる。

それに、多々羅刑事、変わった刑事だなという反面、
ドラッグ中毒者の更生という慈善活動、素晴らしいと思いきや、
裏では・・・ひどすぎる

また、最初から怪しかったけど、ジャーナリストの桐野、
やっぱり探ってたんだよね。ひどすぎる。

幼子を杏にいきなり預け、失踪する女性。
こいつも母親としてどうだよ。ひどすぎる。

せっかく光が見えてきたという矢先に訪れる、
困難の数々、そして周りから頼れる人がいなくなり、
最後は鬼畜の母が。。。

主人公の杏を演じた河合優実さん、素敵ですね。
「不適切にもほどがある」は最初しか見ていませんが、
自然な演技、素晴らしいです。これからも注目。

多々羅刑事は佐藤二朗さん、ちょっと前に見た「変な家」といい、
あまり、らしくない役柄でしたが、好演でした。

最後、無事母親のもとに戻れた幼子のシーンが救い?
でも、また捨てられるかも、と思うと・・・

これが実話?あまりのバッドエンドな分だけ減点。。。

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あさやん

3.0あんちゃん死んだの?

2024年6月12日
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自殺?

子供をいきなり預かってって?

嫌な母親

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完

5.0公開規模

2024年6月12日
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ここ数年、「この作品にも河合優実」と見過ごせないばかりか、必ず印象に残る演技で爪痕を残してきた彼女。そんな彼女が主演と聞けば「いざ行かん」と本作公式サイトで劇場情報を確認すると、思いのほか公開規模が小さく。。正直一時は、入江悠監督(の過去作品たちを)を槍玉に挙げて配信待ちにまわす可能性もあったのですが、スケジュール的に無理がなさそうだったので久しぶりの丸の内TOEIです。記録がないため、何年ぶりなんだろう?大変ご無沙汰いたしました。サービスデイの11時の回は当日券を求める行列もあったりして、平日とは言えそこそこの客入りです。
で、鑑賞後の感想ですが、、入江監督、大変申し訳ありませんでした。凄かったです。ここまで衝撃を食らうとは思っておらず、帰途もついつい「あんのこと」を思い出し泣きそうになるほどで、これはしばらく要注意。かなりダウナー作品のため、これからご覧になる方も注意が必要です。何なら、これを配信で観ようものなら最後まで通して観ることが出来るのか?やはり劇場で見る意味の大きい作品でもあると思います。
本作、兎に角キャストの皆さん、もれなく演技が素晴らしく、そして凄まじい。比較的、個性強めな俳優さん揃いですが、皆さん悪目立ちすることなくまさにこの作品に存在する人間として違和感ないため、鑑賞していて否が応でも作品内に没入させられます。そして、緊迫のシーンが本当に怖く、だからこそ安寧な日々に幸せを感じ、さらにそこからの絶望に容赦のなさを感じます。
いやぁ、、言葉にならず申し訳ないですが、本作は予想をはるかに超えて刺さりました。キノフィルムズさん、これは公開規模拡大すべきです。少しでも多くの方に観ていただき、「関心領域」をひろめるべき。とても重要な作品だと思います。

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TWDera

4.0杏の不幸の根源は……

2024年6月12日
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ある不幸な女性の話だが、登場人物に、ひとりを除いて悪い人間はいない描き方。もちろん人間は誰しも負の側面を持っているもので、例えば刑事の多々羅にしても途中でえっという顔を見せるのだが、杏の更生には親身になって手助けをする。そんな人々のお陰で、杏は新しい人生を歩み始めるのだが……。
心を打つシーンが幾つもあるものの、これが実話ベースというところが悲しい。

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ファランドル

4.0河合優実の素晴らしい演技に没入

2024年6月12日
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悲しい

2020年実際に起きた事件から着想を得て、入江悠監督が映画化。幼い頃から母親に暴力を受け、壮絶な人生を送ってきた主人公を描いた作品。

彼女が置かれたあまりにも絶望的な環境、そこから抜け出そうともがく、救いのない重いストーリー展開。

助演の河井青葉の鬼気迫る演技も凄かったが、主人公のあんを演じ切った河合優実は、他の共演者たちを完璧を凌駕、その素晴らしい演技に没入した2時間。中々よいキャスティングの中で、稲垣吾郎が唯一余計だった。

現代の社会問題を描くこの作品、悲しく、救いようのない現実が存在していることを深く印象づけた。

この河合優実、そして杉咲花、山田杏奈なども然り、最近の日本映画界には、主役をしっかり演じ切る若手女優が増えたと、この作品を通じて改めて思った。

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Toru

3.5暗い・観て損した気持ちになる

2024年6月12日
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子供の運命は母親次第。
男は性欲をコントロールできないと痛い目に合う。

とにかく暗い内容で救いが無くて
観終わって嫌な気分になる。
つまらないわけではない。

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チャーリー

4.0救いはあった。それでも救われない現実

2024年6月12日
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救いがないわけじゃなかった。ただ、救いはあっても掬いきれないことはあって、救われない現実に心が痛む。こういう映画を観ても、「自分に何ができるか」なんてことは考えずに生きてきたし、そんなふうにしか生きていけない。それでも、河合優実さんが演じたような環境にある人がいること、そういう人と向き合っている人たちがいることは見て見ぬふりをせずに生きていきたい​(Xへの投稿コピペ)

目をそらすことを許さない河合優実さんの見事な演技
ほぼ全編通してふざけない佐藤二朗さんの渾身の演技
抑制が効いて実在感たっぷりの稲垣吾郎さんの演技
娘あんへのもう一つの呼び名に身の毛がよだつ河井青菜さんの怪演
見どころたっぷりの演者たちと、
家の様子やロケーションなどで実話ベースであることを
違和感なく見せた入江監督の手腕に拍手です。

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たずー

3.0河合優実の適切な演技

2024年6月12日
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先日放送していたテレビドラマ「不適切にもほどがある!」に出演していた河合優実さんが主演という事で、女優さん目当てで鑑賞に行きました
期待どおり河合さんの演技はピカイチで、大袈裟なところが無く台詞も自然で、人物が実在するような演技ができる女優さんであることを再認識し、ますます好きになった
わたしのなかで最近どハマりしていたのは杉咲花さんでしたが、河合優実さんが並んでツートップの位置を占めました

重いテーマをドキュメントタッチで描いたように感じた今作、ワンカットが長く、シーンが冗長に感じることが多々あり好みは分かれる、というか、わたしはダメだった
最後の5分から10分は付け足された感じもあり、不必要なシーンに感じた
河合さんの演技は最高でしたが、評価は星3

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mvlv

4.0親に感謝と情が湧くとは

2024年6月11日
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悲しい

難しい

社会派の内容 子は金蔓としか思わない親に対し、無邪気にあんに甘える子供 あんは何を思い、子供にご飯を食べさせ、公園で遊んであげていたのか…自分の小さな頃を懐かしんでいたのだろうか…それとも…
ただ言えるのは、最終的に佐藤二朗の毒牙にかかることで、大人に対する不信感?が増すのであれば、自殺したタイミングは良かったのかも…
実に考えさせられる内容でした

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ろくさん

3.5コロナ騒動の裏側にあったもの

2024年6月11日
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泣ける

悲しい

怖い

クズ親のもとに生まれた子供。
どうあっても救われて欲しいと感じた。

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Ninetendo

2.5「ザ・ノンフィクション」

2024年6月11日
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どこぞの「ザ・ノンフィクション」でそれ以上でも以下でもない。
ドキュメンタリー映画だったらある程度評価するが、
どこにでも転がってる「死」を描いても響かない。合掌

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mucya

4.5これが現実…

2024年6月11日
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ノンフィクションであることを事前に知って鑑賞したため、現実で起きていたことと想像するのが本当に辛かった。どうにかならないものかと心が震えました。
でも、毎日起きている虐待とか殺人とか、ひとつひとつの事件にもこれだけの背景がある。自分がなんとなく聞き流しているニュースのなかにも、苦しい思いをして助けを求めている人がいる。どうか、そんなひとがひとりでも助かってほしい。そう願いたくなる映画でした。

なんと言っても河合優実に脱帽。

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ゆう

3.5キャスティング

2024年6月11日
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佐藤二朗、めちゃくちゃ好きだし、はるヲうるひとばりに暴力的な演技はかなり上手いし、普段とのギャップで狂気的なんだけど、唯一、泣きの演技で会場からちらほら笑いが起きてた…嘘泣きの演技なのか本気で泣いてる演技なのかが曖昧でびみょうにわかりづらかった…。稲垣吾郎がカラオケで歌うシーンは必要だったのか…歌ってる姿がSMAPすぎて急に現実に引き戻される感じがした…。

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齋藤直紀

5.0目を逸らしてはいけない作品の一つ

2024年6月11日
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悲しい

実話を元にしてるとはいえ、素敵な役者の方々の演技、脚本によりリアリティ高き作品となっていて、引き込まれ、心がかなり揺れ動かされました。

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ハル吉

3.5人には誰でも二面性がある

2024年6月11日
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悲しい

単純

救いのない、絶望的な筋書きでTVドラマでは決して描けない、映画館で見る、映画らしい映画です。映画を見てハッピーになりたい人には向きません。

人には誰でも二面性があると言うことを見せつけてくれます。

ただし、最後にちょっと救いを入れてしまったのは、子供まで絶望的に描いたらちょっとね、という制作者のセーブもあったのだろうと思います。

とにかく、煙草のポイ捨てはいけない。映画の品格を落としてしまいます。

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PAK UNTIK

4.0重いが、見て損はない

2024年6月11日
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鑑賞方法:映画館

 映画館にて鑑賞しました。

 主人公自身は若干やさぐれてこそいるものの、人の優しさに応えられるし助けの手をしっかりと掴めるんですよね。(流されやすいとも言えますが。)だからこそあの母親に利用されちゃうんですよね。
 また、その母親を演じた河井青葉さんすごいですね。演技力が凄すぎて、ヘイトを一身に背負っているな、と思いました。久しぶりになかなか腹が立つ人物でした。
 こういった雰囲気の家庭の空気感の再現が凄いなぁ、と思いながら見てしまいました。
 人の優しさやぬくもりは、人が成長していく上で大切ですね。

 完全に余談ですが、佐藤二朗さんがこの役でヨガをやっていると、その瞬間だけコントっぽく見えてしまうのは、自分の心の問題だなと思いました笑。

 この映画の感想とは直接異なりますが、こういう映画を見ていると生活保護ってなんのためにあるんだと思いつつも、そんな簡単に認められるものでもないよなぁ、とも思ってしまいます。生活困窮者を救うことができるセーフティネットとはどういったものなのだろうか、と無力感は感じてしまいます。
 ああいった生活保護を断られるシーンは、こういった映画の中では、困っている状況の人物を助けない公的機関、それにより苦しい状況に置かれる主人公、という場づくりに利用されているな、とも感じてしまいます。

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kame-pukupuku

5.0大丈夫…

2024年6月11日
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世の中は優しいのか、過酷なのか
杏さんはどんな気持で大事な選択をしたのか
そばにいた場合に「大丈夫」と声をかけてあげられていたか
そんな答えの出せない問いを抱えながら劇場を出ました。

「コレさえなければ」って要因は多くの場合一つか二つだったりするんじゃないでしょうか。
彼女には数多くのことが「積み重なり」すぎていました。「大丈夫」とあたたかく受け止められることで、介護する相手に「大丈夫」と言ってあげられるまでになった彼女なのに。

間違いなく、彼女にとっては世の中は残酷すぎるものでした。
そんな彼女が実際もがき苦しみながらやりたいことを見つけて前を向いていたこと、そういう存在が世の中に彼女一人ではないこと、そういう存在に社会が寄り添ってあげられていないことは、せめて多くの人が知るべきなのかなと感じました。

そして、河合優実さんはそんな杏さんに真摯に向き合った一人になっていたような気がします。

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Eiji