「"部屋の大掃除をしないと いけない"と思いました。」あんのこと YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
"部屋の大掃除をしないと いけない"と思いました。
本格的な社会派映画だと思い、この救いようのない 重い映画を観ました。
人間の幸せって、何でしょうか?
誰かが決めた基準という物があって、それより 上に居れば、幸せで
それ未満ならば、不幸せなのでしょうか?
自分の位置を、不幸せ・不幸だと判断し
自暴自棄になる事は、愚かな事だと思います。
人は、自分の与えられている立場や条件の中で、
自分の人生を"楽しむ"のではなく、"今という瞬間を 味わう"ものであり、
人生は、ひとりひとりの オーダーメイド作品だと、僕は考えています。
COVID-19禍によって、人生がくるってしまった人は、世界中に沢山いました。
主人公あんさん(ハナさん)も、その内の一人で、結果的には そう成ってしまったのですが
それをテーマにした映画に脚色する事は良いが、
ここで、"さもあったようなこと"として、嘘の警察批判をする事は、いかがなものかと感じ、
この映画の評価を非常に大きく落としました。
映画観賞者に、何かを考えさせる事は、社会派映画の担う責務だと思いますが
解決できない 救いようがない憤り(いきどおり)だけを あえて、鑑賞者に植え付ける"だけ"のインパクト残し映画は、卑怯な映画作りだと痛感します。
報道の在り方を考える為には「ミッシング」を観ておく必要があると思う。
また主人公の気持ちを、理解しようと思うなら、昨年こうかいされた「市子」と并べてみると良いと思います。
「君たちはどう生きるか」「福田村事件」のレビュー削除に続き、
本作は削除対象 の警告が表示されたので、ネタバレあり にしました。
「警察官には、裏の顔があった」という、作品では おぞましい偽善者展開になっていますが
元ネタであるハナさんの事を調べましたが、警察官の事は まったく根も葉もない事実で、でっち上げな事を作品に入れ込んでいます。
映画が 小説の様な創作物ならば、どんな展開でもアリだと 心から思いますが、映画の冒頭では「事実を元にした映画」と きちんと宣言してでの事ですから、それは、映画製作者として やってはいけない行為だと思います。
それを「作品、出演者、他ユーザーなど第三者への一方的な非難・中傷は削除対象になります。
わかりやすく、他ユーザーの気持ちを配慮した文章を書きましょう!」という警告文を出す 映画.COMはいかがなものかと