「幽霊学芸会」Starting Over odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
幽霊学芸会
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安いアパートを探しているフリーターの太田茂樹が、ある部屋に不動産屋とやってくる、家賃は2万4千円と格安だが敷金、礼金が各2カ月分、とても払えないと嘆く太田、だがそこに前の住人小菅陽二の地縛霊が現れる。不動産屋に幽霊が出る部屋だからまけろと迫るが幽霊が見えるのは太田だけだから信じてもらえない。そこで太田は小菅に姿を見せろと頼み込む、小菅の幽霊仲間や太田の勝手の仲間の霊までが次々登場。太田の友人迄訪ねてきて部屋でバーベキュー・・。
クラウドファンディングに頼ったらしいが舞台はアパートの部屋だけ、撮影は3日間と言うから余程予算が無かったのでしょう。森川圭監督はワンシチュエーション・コメディが得意らしいがつまらないシチュエーション。そもそも安ければ訳アリ物件でも良いと言うのは分からないではないが、それでも、お化けの出る家なんかには住みたくないでしょうに、だから、普通、幽霊話は怪談かホラーだが本作の幽霊はちっとも怖くなく見かけは常人と変わらない演出にも無理がありますね。
太田君は変わり者、不動産屋は分割支払いでも良いと妥協しているんだから、それさえ無理なら部屋探しそのものがナンセンス。
納得できないシチュエーションでした。登場人物も舞台俳優が多く感情表現が大げさで学芸会もどき。Starting Over(立ち直れ)なんて洒落たタイトルに惹かれて観ましたが選択ミスでした、ごめんなさい・・。
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