「とにかく強くて、とにかく深い」ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ ちゃいろいおうまさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく強くて、とにかく深い
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このシリーズは初鑑賞。
事前知識(殺し屋のお話ということすら)知らなかったが、
鑑賞後の満足感は今年最高。
とにかくアクションシーンが圧巻。
これぞアクション映画というべき作品。
そして要所、要所で繰り出させるセリフの裏に隠されている
深さも
その数を数えはじめたらキリがないけど、
”生きててよかった”とか、
最後のまひろとかえでがお互いが名乗りあうって、
つまり、お互い殺られる覚悟を持っているっていうことだし、
とにかくセリフの重みを感じさせられた。
また、私もおじさんになってきたから、
Z世代のふわふわ感みたいなものに、
時折、閉口することもあるけど、
それをよくこんな非現実の世界の中で表現したな、
まことにお見事としか言いようがない。
そして、そんな世代間の壁も、世代関係ない個の軋轢も
なんらかの方法できっと超えていけるというのが
監督からのメッセージだと受け取った。
まひろとかえでの最後のシーン。
かえでには悪いけど、ちゃんとトドメを刺してくれてよかった。
そうじゃないと話としてはまったく締まりがなくなるし、
ラスト15分ぐらいのとこでは、お互いを認め合い
引き分け的な終わり方をしちゃうのかな?
そして、例のハンドタオルまで出てきちゃうし、、、
と思ったらあの終わり方。
鑑賞中にやっぱそうじゃないとねー、と思えた。
それと最後の焼肉屋でハンドタオルを差し出した
少年が出てきたのはなんだったんだろう。
ちょっと自分には理解はできなかった。
血が嫌いでなければ絶対のおすすめ。
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