夜のまにまに

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夜のまにまに

解説

大阪を舞台に、真面目で物憂げな青年と型破りで行動的な女性が織りなす恋の行方を描いた青春恋愛映画。

恋人の咲と別れたばかりのフリーター・新平は、映画館で出会った佳純と意気投合し、夜の街で一緒に過ごす。その後、新平の職場であるカフェで佳純が働き始める。突然の再会に驚く新平だったが、佳純から恋人の浮気調査を手伝ってほしいと頼まれて探偵の真似ごとをする羽目に。新平は強引な佳純に振り回されながらも、徐々に彼女にひかれていく。

「きみはいい子」「ちはやふる」シリーズの加部亜門が新平役、「猫は逃げた」の山本奈衣瑠が佳純役でそれぞれ主演を務め、「卍」の黒住尚生、「最後の審判」の永瀬未留、「凪の憂鬱」の辻凪子、「東京遭難」の木原勝利が脇を固める。監督は「コーンフレーク」「凪の憂鬱」の磯部鉄平。

2023年製作/116分/G/日本
配給:ABCリブラ
劇場公開日:2024年

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(C)belly roll film

映画レビュー

5.0そしてゆっくりと夜が明ける。

2023年12月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

なんて清々しくて真っ直ぐで心地良いエンディングなのか。ずっとずっと余韻に浸っていたい気分。奇妙礼太郎さんの歌う朝までのブルースもめちゃくちゃ沁みて大好きになりました。

大阪。不思議な探偵ごっこを続けながら付かず離れずな関係を続ける新平と佳純。実は新平がそんな関係を続けるのは佳純だけではない。どこにでもいそうな青年にも当たり前に葛藤があって、悩みがある。

その秘密を知った瞬間から新平が愛しくてたまらなくなった。自分の意思で前に進めない時、背中を押してくれる誰かをきっと皆待っている。それは弱さかもしれないけど、それでいいとあの旅する王子様が笑ってくれる。

期せずして新平と佳純が出会う第七藝術劇場での鑑賞となりました。全然知らなかったので今まさに自分が座っている映画館が登場してびっくり。配役も良くて加部亜門の自然体な演技が素晴らしいです。そしてなんて言うてもお姉ちゃんがオモロイ!年の瀬にこんな素敵な映画に出会えて幸せです。

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はるたろう

4.0映画館でタコ焼き

2023年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

優柔不断で足が地に着いていない青年が自信を得ていく過程で支えを少しずつ外していく様を、独特のテイストで描いた秀作。支えていた人たちの去り方がそれぞれにかっこよくて、いい余韻。
観た映画館がロケ地だったと知ってびっくり。そしてまさにあのおばさんが座ろうとした席で鑑賞。

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