劇場公開日 2024年2月23日

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犯罪都市 NO WAY OUTのレビュー・感想・評価

全105件中、101~105件目を表示

4.5明確に気になる点が本当に残念に思うところ(本文参照)

2024年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年76本目(合計1,168本目/今月(2024年2月度)29本目)。
(ひとつ前の作品「マダム・ウェブ」、次の作品「ネクスト・ゴール・ウィンズ」)

 作品としては、いつもの「犯罪都市」シリーズ3作品目(なお、韓国語版タイトルも示されるように、韓国語版ではそもそも「犯罪都市3」という扱いの模様)です。

 前作は外国にまで及んだこのシリーズですが、今作はさらに範囲が広がり日本まで登場します。といっても、実際に日本人の方が出られたのは少数のようで多くは現地の方のようですが、日本語の聞き取りに詰まることはほぼほぼない感じです。

 シリーズ全体のお約束ほかはだいたい踏襲されているし、4作品目があることもすでに周知の事実だし(実際に韓国では「同4」はすでに放映されている模様)、この辺は気にせず、いつものシリーズの延長戦上にあるもの、と解して良いと思います。特にダミー描写や混乱させる描写もなくそのままだし、「お約束としてあるもの」はだいたい存在するので、この映画のシリーズのファンの方であれば特に問題はなかろうと思います。

 それにしても大阪市で韓国映画といえばシネマートなのですが、なぜかシネマートでは放映なし。ここも謎です。

 以下、明確に気になったところを書いておきます。
大阪市という特殊な外国人問題をかかえるところに住んでいる、一人の行政書士の資格持ちの立場です。

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 (減点0.5/「在日韓国人」の描写について)

 日本では「在日韓国・朝鮮人」という扱いでくくられますが、本作品ではすがすがしいほどに「在日韓国人」という扱いです。ここはかなり配慮が必要ではなかろうか…といったところです。史実に即して以下述べていきます。なお、以下は検証のものであり、特定の思想をおしつけるものではないことは明確にしておきます。また、いずれの極端な立場にも立たず、中立的な立場を取ったものです。

 何をもって「在日韓国人」とするのかが微妙である点です。日本では「在日韓国・朝鮮人」というくくりです。それも、100人しかいないというのならともかく、24万人(2023年データ)というのが日本の公式データです。このうち、韓国籍は9割とされます。換言すれば韓国籍でない方が1割いることになりますが、日本では北朝鮮を国として了知していない事情は確かに存在します。ここでも、「100人の9割か、24万人の9割か」は大きく違います。

 日本の第二次世界大戦中の徴兵によるものは、そもそも「韓国」ではありません(韓国はまだ国として存在していない)。また、それよりも多くの方が日本にわたり、今のコリアタウンを形成した「済州4.3事件」(1948年)も韓国成立前です(韓国成立は同年の8月15日)。このときの大混乱で20万人、30万人という方が日本に移住しコリアタウンを形成しますが、徴兵でそれより先に来られた方の遺産など(家など)はそのまま活用しましたが、徴兵は日本・朝鮮ともに平等に行われていたので、大戦中の徴兵できた方は、なくなっていた方も比較的多く見られたのも確かです。特に大阪市のコリアタウン(鶴橋)は済州島のこの事件で大阪に移住した方を1代目、として数えることもあります(徴兵などできた方は亡くなっていたり、病院で完全介護で誰にも会えないといった状態になっていた)。ここから2世、3世となり、3世にもなるとよほど韓国語を個人で学習しないと韓国語が話せないという方も出てきます(2023~2024年基準では、15~25歳くらいの方/一般的なお産を想定するものとする)。

 そうすると、今の日本のコリアタウンは、済州4.3事件によってつくられたもの、という一般的な解釈を取る場合、済州4.3事件においては「韓国」という国はないので(現在は韓国は済州島を実効支配していますが、だからといってさかのぼることはない)、何をもって国籍を取るかというアイデンティティの問題に踏み込むのは、さすがにまずいのではないのかといったところです。韓国の作者の方であれば、日本のこの「呼称問題」があることは知っているからです。

 映画全体がそういう展開になっていて「朝鮮」の字すら出てこないという事情はこういった特殊な事情(韓国と北朝鮮の関係の問題)によるもの…のはずなのですが、そうかと思えば、なぜか「1等当選宝くじ~」は真面目に扱っていたりするので、何が正しいのか本当に謎です。

 この点、韓国と北朝鮮の関係があることは理解はしうるものの、そう思えば「1等当選~」はやっていたり、どこまで「気を使ったセリフをしてどこからがしていないのか」が謎になってしまいます。

 このあたり、実際に日本では「国籍を定めることなく」(実際には「北朝鮮」を選択することはできないので、便宜上このように分かれているが、実際は「韓国」しか国籍は選べないという珍妙な状態)グループが存在するので、それを参照するのであれば、それは尊重して欲しかったというところです。

 (減点なし/参考/韓国語と北朝鮮語(文化語)の違いほか)

 「北朝鮮語」という語は存在せず、公式には「文化語」といいます。日本ではセンター試験などで韓国語を選択できますが、「北朝鮮の書式で学習した子が不利益を被らないように問題上工夫する」となっており、この部分はうまくかわされています。

 一方、ハングルで書き表す語程度ではある程度一致しますが、かなりの基礎語彙から差異が生じます。このため脱北して韓国に住む「脱北者向けカリキュラム」は6か月もあります(その中には「韓国のマナーを守りましょう」「韓国の基本的なゴミ出しの制度」といったものも含まれていますが、それだけで6か月もあるわけがなく、大半は韓国と北朝鮮の生活上使用しうる基本語彙に関する授業などが大半をしめ、それで6か月なので、かなりの差があることがわかります)。

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yukispica

3.0マ・ドンソクさん 安定の素敵さでした

2024年2月23日
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鑑賞方法:映画館

青木さん 良いですね
だけどもう日本のヤクザって

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たつじ911

4.0娯楽作

2024年2月23日
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鑑賞方法:映画館

娯楽作として必要充分!満足!
前作は大好きなソン・ソックがヴィランだったのにただ狂犬なだけで残念だった。マブリーの敵なんだからその程度じゃダメでしょ?
その点今回はクレイジー反社刑事とヤクザの殺し屋で不足なし!
特に青木崇高が、キレた芝居も殺陣も最高で良かった!
イ・ジュニョクもね、マブリーには敵わないまでも「ひょっとして」くらいの可能性は感じさせて良かった。

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ぱんちょ

3.0ストーリーはまあまあ

2024年2月22日
iPhoneアプリから投稿

出たしいきなり日本語。あれ?吹き替え選んだっけ?シアターに入る時、ポスターは犯罪都市だったよな?
少しすると日本人ヤクザか!國村さんをはじめに日本人俳優を起用しているので自然な日本語が飛び交う。それだけでなく、日本語が上手い韓国人俳優さんたちも多い。やや棒読みがちになりそうな日本語のセリフを情感込めて話していました。サ行もいい感じ。

最強マブリーが暴れるのはいいが、最強過ぎてもはや人間では無い。そこまでいくと興醒め。

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Oyster Boy

3.5ヴィランが2人、面白さ2倍!?【74点】

2023年10月12日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

マ・ドンソク主演人気シリーズ第3弾
自分にとって前作『犯罪都市 The Roundup』は2022年のベスト映画だった。

マさんの打撃音が更に豪快になり、お約束の笑えるポイントもあり楽しめた。日本刀を振り回す青木崇高も魅力的。

前作より格闘シーンのカット割りが早く感じたり、登場人物が多く最初は分かりづらかった。海外映画あるあるの日本語セリフが聞き取りにくい問題は本作にもあり。それと、前作みたいにヴィランを1人に絞ったほうが良いのではと思った。第4弾に期待!

(韓国では来年5月に『犯罪都市4』が公開予定)

2023.6.8ソウルで鑑賞

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