回廊とデコイ

2024年劇場鑑賞13本目。
元ラーメンズの小林賢太郎氏がオリンピック前に過去のSNSの発言が元で表舞台から姿を消したのでてっきり引退したと思っていたのですが今回監督としてコントを発表した作品なのかな。

ラーメンズのネタは結構評価が高いのですが割と言葉遊びの多いシュールタイプが自分にはあまりハマらず、繰り返し変なことが起きてちょっとオチがつくか、つかないまま終わる、という感じなので爆笑とはいきませんでした。

小林賢太郎さんの舞台は台本通りの中に台本通りじゃない（ように見える）ところが混ざったカオスが笑いどころだと思っていますが、今作はカオスを作り出す小林賢太郎もギリジンも不在で台本通りのシュールが怖いだけという印象でした。
二人のどちらかいれば久ヶ沢さんももっと自由に動き回ってたと思うし、みなさんももっと自由に表現していたと思う。
実際にやっていた俳優さんには悪いが、どうしてもこのキャラがギリジンだったらとかここに小林賢太郎がいたらと考えてしまう作品でした。