宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきましたのレビュー・感想・評価
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南北のドロドロ一切なく楽しめた
分断された同民族、南側から見たら問題山ありの北の現実をサラッと前提にしてひたすらコメディ。かなり笑えます。輸出を意識して作ってるんだろう、ストーリーもとても分かりやすく工夫されている。受取役の市内騒動が秀逸、終わりも変な毒なくファミリーで楽しめる。
もう一回見てもいいくらいだ。
主役の子が大谷選手の若い頃みたいで、可愛らしい。
初笑い
いろいろと難しい事情がありながらメタ的に分析して誰もが笑える形にするのはとても難しいことである。しかしとにかく笑える楽しい映画になっており、でも世界情勢を考えさせる余韻もあって、2024年の幕開けにふさわしい作品だった。
お笑いJSA
正月映画にふさわしい、しつこいくらいのギャグ連発!
満員の劇場でくだらないギャグ映画を皆で笑うというのは景気がいいこと
韓国映画は38度線を舞台にシリアスもできるしお笑いもできる、日本にはない強みがありますなぁ
ラスボス?が髪の毛のある小峠にしか見えなかった オワリ!
ちょうど良い
2024年映画始め。
年始から…いや年末からも碌でもないニュースばかりだったので、このくらい馬鹿で楽しい映画でちょうど良かった!
ベッタベタにベタなコメディなんだけど、着地も絶妙。
愛の不時着みたいにアクロバティックな結末もなく、またそこがちょうど良い。
こういうのをときどき観たいよね。
しかしサブタイトルは要らなかったんじゃない…?
涙が出るくらい笑えた
ロベルト・ベニーニの『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997)のドイツ語通訳シーンくらい笑えた。シンプルで振り切った脚本が良い。
分解されたセミオートを2人でよーいどんで組み立てて、先に相手を射つのは何の映画だったっけ?
「ガンスリンガー - ザ ファスト ガン」と言うらしい。
新喜劇ファンタジー
概ね良好。楽しめた。
続編を期待したいトコロ。
伏線の張り方→回収もうまくできているが、ちょっと強引なところも。
南北のカルチャーの違いを楽しむ作品ではあるが、
南の韓国側が製作したものなので、(そんなつもりは毛頭ないはずだが)北側を卑下しているようにも見える。
北の人はどう見るだろうか?
奇しくも北は年末に「韓国とは敵対関係、統一はムリ」とのコメントを出している…(*﹏*;)
どうしても分断された民族の悲しみを見てしまう。かなり笑えた。韓国映...
どうしても分断された民族の悲しみを見てしまう。かなり笑えた。韓国映画にはいつも感服する。
2023年の締めは、この映画で笑い締め
20年ぐらい前に現地ツアーで非武装地帯(DMZ)に行った事があるが、その時の緊張感は半端なかった。しかし、20年の時を経てこんなゆるゆるになっていた?
「こんな事あり得ない、おかしい」なんて現実は考えずに、ただひたすら映画を楽しむ。とにかく楽しい映画です。
北の宣伝隊兵ヨニを「北のIU」って言っているのだから、実際の配役でも本人出演で彼女が「IU」なの? (2009年頃日本で歌手デビューもしていないのに韓国盤を買っていた。) でも違ったみたいだけど、久しぶりにIUって言葉を聞いて嬉しい。今では「国民の妹」とまで言われているらしい。
⚫︎絶対あり得ない…北の人間が南に行く。
非武装地帯に勝手にトンネルを掘る。国境付近をうろつく。
⚫︎もしかしたら有るかもしれない…宝くじが遠くに飛んでいく。持ち逃げしないように人質交換する。北で使えない韓国ウォンでなく米ドルで交換する。共同使用する給水区域を利用する。
色々な場面で、こんなのありか?など考えながら観ると楽しい。
次回があるのなら、ブタが持っていったカバンが見つかって、現金争奪戦をしてもらいたい。
娯楽映画として合格点だ。観て楽しんだ者勝ち。
高度経済成長期下、日本の正月映画二本立て興行には、一本必ずコメディ映画が組み込まれていた。東宝映画だと、社長漫遊記シリーズ、無責任男シリーズなど。笑って新しい年を迎えたい。
細かい事は言わず、笑って楽しみたい方にお勧め。ほろっとさせる場面もある。楽しもう。
脱北しちゃえば良いのに
1等約600万ドル、税抜きでも約400万ドルが当選した宝くじを巡り、軍事境界線を超えて韓国軍人と北朝鮮兵士が力を合わせる話。
上官の乗る車両に引っ掛かり、国境の駐屯地にやってきた645のくじを拾った兵士がTVを見ているとなんと1等当選!?
浮かれていたら風に飛ばされ北朝鮮へ行ってしまい、夜中に捜しに行ったら北朝鮮兵が拾っていて…。
そもそもお前も拾ったものだろうがっ!というツッコミは抜きにしてw現金化したい北朝鮮兵とくじを取り返したい韓国兵が会談し、よせば良いのに大活躍?w
おバカなドタバタコメディで、何でも有りが過ぎてそんなアホななギャグ漫画状態ではあったけれど、何も考えずに観られたら面白いんじゃないかなという感じ。
2023年劇場観賞590本目、まあちゃんと満足できる締めにはなったかな。
レベルが高い
普通に考えたらあり得ない話なんだよ。
ロトの当選くじが38度線を超えちゃって、それを換金するために南北の兵士が協力するっていう。
でも小ネタを挟んで「なんとなく、ありかな」って展開にするのがうまいんだよね。
ほぼコメディ展開なんだけど、たまに部外者が話に入ってくると「真面目にさばかなきゃだぞ」ってなって、結局コメディで落としてくとか。
小さな伏線を張って、回収してくのもうまいね。
ラストも、この話を、どう落ち着かせるのかなってところで、そこまでの伏線をうまく使って「まあ、このくらいで落としてくれたらいいよね」ってなる。
そしてコメディで引っ張ってきてラストシーンなんだけど、ここは涙が滲んだ。
南北の兵士は仲良くなるんだよね。お互いにバカっぽいし「また会って飲もうな!」って感じなの。
でも、それは無理。
同じ言葉を話す、同じ民族が、分断されて違う国に住むって、やっぱ無理あるよね。
戦争しててもいいから、若者の交流はさせようとも思ったけど、それできるなら、停戦もすぐ終戦になるね。
全体的にあり得ない話をコメディでまとめて、テーマをしっかり伝えて泣かせるっていう、韓国脚本のレベルの高さを感じたよ。
こんなにずっと会場が笑い声に包まれてる映画って、 そんなに多くない...
こんなにずっと会場が笑い声に包まれてる映画って、
そんなに多くない
楽しかった
韓国映画はエンディングロール終わってからとか、
もうひとシーンあることが多いから、
猪の子供がまた出てきて何かしてくれないかと、
待ってしまった
コメディ、だけど…
全編笑いっぱなしだった。南北のシビアな状況をうまく使ったコメディ話し。よくこれだけネタを詰め込めたもんだなー、と。北の話なんて生死に関わることだろうから真剣に考えたらかなりヤバめと思うが…。が、ラストもうまくまとめてちょっと感動も。面白かったー。
イノシシママ!
LiLiCoが面白い!って言っていたので観ました。
上映館少ないですなぁ。
年末、カップル、ファミリーが多かったチネチッタ。私1人。。
え?寂しくないのよ。むしろお一人様時間満喫中なんでお構いなく〜♪
さてさて。本作は。。
57億ウォン(6億円!)に当選した宝くじが、風のイタズラで南の兵士チョヌに渡り、更にそれが軍事境◯線を超えて北の兵士ヨンホの足元に不時着!
宝くじを取り戻したい南の兵士
チョヌ、カン小哨長、マンチョル上等兵の3人。
何とか換金したい北の兵士
ヨンホ、政治◯導員スンイル、チョルジン上級兵士の3人。
南北3:3の条件交渉が始まる!
南北両方の係官が出入り可能な共同給水区域で、宝くじの所有権を巡り話し合いを重ね、賞金を山分けする事で合意し、一時的に同盟関係を結ぶ。
そして、裏切り行為が起きない様、賞金を得るまでの間、チョヌが北の、ヨンホが南の新兵になりすます事になる。。
異文化交流!!ドタバタですww
終始笑えて声も出た!
キャラがみんなチャーミングで魅力的だった!
日本語監修の松尾スズキ節も炸裂。
言葉遊び、シャレや、もじりも多く、全てハマっていて笑えた〜!
しかし。。
畜産学科出身のチョヌは、北の食糧◯題解決に貢献し、英雄になったり、
ヨンホは、北の地雷を踏んだ南の兵士を助けて一躍ヒーローになったり。。
笑いどころも多い中、
南北のお互いの背景など関係なく、1人の人間としての姿が垣間見られ、考えさせられちゃった。
そして、南北◯鮮の軍事◯界線というビミョーーな場所が舞台だったりしますしね。。
「南北の統◯」への願い。。
個人レベルでは仲良くなったり、助け合ったり出来るんだよね。
僅かでも希望を見た気がして、少しジーンとしちゃったね。。
「JSA」「愛の不時着」を意識しつつ、朝鮮◯島の分断というシリアスな背景を逆手に取っており、中々!侮れない爆笑コメディに仕上がっておりました!
浅いようで深い作品。
面白かったでーす♪
お金の引力に軍事境界線は関係ない! お気楽&ドタバタ南北コメディ
悪い人が出てこず、安心してみられるほのぼのコメディ。
やったことないのでピンとこなかったんだけど、原題「6/45」は45個の数字から6つの数字を選ぶロトくじのことなんですね。
韓国のとある居酒屋に打ち捨てられたロトくじが、風に飛ばされいきなりありえへん旅をして、まず韓国軍の兵士チョヌの手元にたどりつく。それが57億ウォン(6億円)の当たりくじと知ったチョヌが持ち歩いてうきうきしていると、くじはさらに風に飛ばされ軍事境界線の向こうへ……。
なんだかんだ南側の情報も知るツテがある北朝鮮軍兵士たち、高額当選くじを拾ったことがわかると、韓国兵士に換金してもらった上で分け前を得ようと、共同給水区域で顔を突き合わせて取引を始める。
軍事境界線を挟んだ南北の兵士たちという緊迫した空気を連想させる設定だからこそ、登場人物たちの能天気さや大金をめぐる必死さが余計可笑しい。話の進み方もギャグもテンポがよく、心地よく笑える。
日本人の私がみていても十分面白いが、韓国の人たちが見たら「北と南の違いあるある」みたいなローカルネタがもっとツボにはまるのだろう。
松尾スズキの字幕監修の効果はそこかしこで感じた。言葉遊び的な台詞や、ちょっと気の抜けた感じのやり取りが、字幕の日本語でも面白かったし、俳優の演技のノリにも上手いこと合っていた。
登場人物はみんな愛嬌があって憎めないが、北朝鮮の女性兵士ヨニがいいキャラだ。対南の宣伝放送では容赦のない毒舌。そして男性の軍人をボコる、投げる! でもかわいい。
57億ウォンの山分けのために、最初は緊張感を持ちつつ対峙し、やがて育った国の政治体制の違いを超えて、気心の知れた関係になってゆく南北の兵士たち。こっそり人質交換したのち、自国の地雷を踏んだ韓国軍兵士を助けて上官に激賞されてしまうヨンホ、北朝鮮で家畜を大繁殖させて幹部候補生に選ばれてしまうチョヌが微笑ましい。
ヨンホが、娯楽の少ない母国でドイツ語映画の台詞を暗記していたのが伏線だったとは。回収のされ方が斜め上で大笑い。
宣伝放送の存在や非武装地帯の地雷など、実際の軍事境界線周辺の様子を思わせる描写は興味深かった。
基本的にお気楽面白ファンタジーなのだが、国同士がいがみ合っていても、個人レベルでは人間どうしとして助け合いや相互理解ができるのでは、という微かな希望を、そこに見出したくなってしまう。
本作がベトナムでヒットしたのは、現在進行形か否かの違いはあれ、同じ民族の国がふたつに分断されるという歴史の共通点が共感を呼んだからかもしれない。
大団円のラストはみんな幸せでほっこり、別れにちょっとしんみり。このしんみりの匙加減がまた上手い。
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