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映画レビュー
揺るぎないルイス・クーの存在感
ルイス・クーはとにかく“目力”がある俳優だ。彼を初めて知ったのは『プロジェクトBB』で、その時は若手イケメンというイメージしかなかった(自分より年上と後に知って驚いた)が、悪者や曲者といった役どころが増えていくにつれ、その目力が活きたイイ俳優になっていった感。 そのルイス演じる救命士マーはさぞかし生真面目な性格なのだろうと思っていたら案の定。でも人命救助のためには規則破りも辞さないあたりが、これまたルイスらしい役どころだったりする。そのマーと対角線上にいる出世欲の高い若手ワイ。この2人の関係性がストーリーの主軸となっているが何とも引っかかりに欠け、様々な問題の回収もせずに投げっぱなし状態で終わらせてしまうのが残念。 ただワイの恋愛描写に関しては、『フラッシュオーバー 炎の消防隊』みたいにあざとくさせなかったのは良し。このあたりは中国ならぬ香港製作っぽさを感じる。あと相手役のアンジェラ・ユン(発音的には「ユアン」だと思うが…)が可憐。 まぁ観て損したとは全く思わないし、何よりルイス・クーの存在感に揺るぎはなかった。
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