劇場公開日 2025年4月25日

「ふんわりと心地良い」来し方 行く末 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ふんわりと心地良い

2025年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大学院卒のウェン・シャン、
脚本家を目指すがデビュー叶わず、
葬儀場での弔辞の代筆業で生計を立てているミドルエイジ。
シャオインという不思議な同居人と暮らしている。
丁寧な取材や弔辞の内容へのこだわりは、彼の真面目な性格が判るところ。
そして、時間のある時は、動物園に出かけ、このままで良いのか自問自答。

自身が位置づけるのは普通のつまらない男らしいが、
中盤以降で、その存在の意味が判明するシェイオンとの同居や、
弔辞へのこだわりは、なかなか個性的な男に思うけど。

そんな彼に仕事を依頼する人々、
例えば、
同居していた父親との交流が少なかった男性、
仲間の突然死に戸惑う経営者、
余命宣告を受けて自身の弔辞を依頼する婦人、
ネットで知り合った顔も知らない声優仲間を探す女性などなど、

様々な境遇の依頼主たちとの交流し、いろいろな考え方に触れることにより、
自分を肯定していく様がやんわりと描かれていて、
ふんわりと心に染みて心地よく感じました。
優しい作品でした。

hkr21
ノーキッキングさんのコメント
2025年5月3日

主人公が自己肯定感を得られた時にシャオインの存在は消えて、主人公と同化するという優しい結末でした。フー・ゴーはBSのドラマでも観ていて存在感のある俳優だなと感じていました。

ノーキッキング
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