劇場公開日 2025年2月28日

「期待度◎鑑賞後の満足度◎ 我々日本人にとっては四角い畳の上は一旦上がると勝負以外何の制約や抑圧や邪魔が入らない神聖な場所の筈なのに政治が侵食する世界の現実。そういう意味でも皮肉な題名だ。」TATAMI もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5期待度◎鑑賞後の満足度◎ 我々日本人にとっては四角い畳の上は一旦上がると勝負以外何の制約や抑圧や邪魔が入らない神聖な場所の筈なのに政治が侵食する世界の現実。そういう意味でも皮肉な題名だ。

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

①もう一つの『聖なるイチジクの種』。

②本作を鑑賞する直前に思ったのだが、世界には検閲や政治的理由や宗教的理由で自国製の映画又は自国を扱った映画を観れない国が沢山ある。その点日本は性的な表現や暴力的な表現の制約があるとは言え基本的にはどんな国の映画でも公開されれば観れる映画ファンにとっては有難い国だと思う(とはいえ、最近は邦画>洋画みたいで『大和魂(本当の意味でー“大和魂”の本当の意味を知っている日本人って殆んどいないと思うんどけど)』)からすればやや愁えてます。
だから、そういう幸運にも日本で観れる映画には真摯に向き合わねばならないと思う。

②日本語の題名だから日本人としては観ずばなるまい、と思って観たわけだが、初めからスポコンものと期待して観たわけではないけれども、(浦沢直樹の『YAWARA! 』ちゃんも好きだけど)ここまでポリティカルなドラマとは思わなかった。
ただ、単にポリティカルな内容だから注目作というだけでなく映画としても良く出来ている。

もーさん