「幸せな気分になれる映画です」ゴンドラ アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せな気分になれる映画です
ゴンドラ(ロープウェイ)は普通は観光目的で世界各地にあるが、このジョージアの小さな村にある(実在する)ゴンドラは住民が交通手段で使用しているものだそうだ。しかもソビエト時代に作られたものなので古くて狭くドアは簡単に開くこのゴンドラに乗るのは、現代人の我々にはちょっと勇気が入りそうである。
セリフなし映画なので眠くなるのを心配していたが、主演の2人の女性乗務員のゴンドラがすれ違う度に繰り広げられるネタ振りの応酬が面白く大笑いしそうになる程痛快でしたし、2人ともとってもチャーミングだし、住民もおおらかだし、意地悪な駅長にだって親しみがもてたりします。なので睡魔など一瞬たりとも訪れませんでした。
セリフなしだからこそ雄大な景色に集中できるし、人々の動きや仕草にしっかり目が行くことができます。洋画では字幕を追いながら、邦画ではセリフを聞きながら物語を考えながら観る映画鑑賞スタイルから解放されるってのは、こういう事か!と思いました。
素敵な映画をありがとう!
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