「やりたい放題 笑」ゴンドラ かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
やりたい放題 笑
台詞なし(唯一「OK」だけ)効果音と自然の音のみ
アメリみたいな、若い女子のいたずら(過激だけど)で笑う、そしてシチュエーションを楽しむ映画と思いました。
ジョージアの山間の長ぁ~いゴンドラが運ぶのは、人だけじゃなく、貨物はもちろん、鶏や家畜、棺桶、時には小さい恋も。
あの嫌味な未亡人は誰なんだろう? 制服返してたから亡くなったのはゴンドラの車掌らしいが、彼女の夫? あるいは娘か、制服受け継いだイヴァの制服はスカートだったので、女性かな
イヴァとニノのすれ違いざまのコスプレ合戦からのやりたい放題に笑う
仕事はほとんど立ってるだけでヒマだからね。大真面目に色々準備してすれ違いの一瞬に賭けてる二人、どんどんエスカレートして過激になっていったいどこまで行くんだか、なるほど確かに「どこにも行かないけど、どこにも行ける」ですね。火星まで行けるらしいです。
しかしやりすぎ。諸々普通に犯罪になるんでは?
ゴンドラの車体に勝手に溶接しちゃって大丈夫か? 花火だろうが稼働中の車体から火花噴いても? ワイヤーにも手を加えてましたよね?切れたのをシロウトが溶接しちゃって笑えないです。
ゴンドラのワイヤーに電球下げたり、ゴンドラの進行方向にでっかい紙の膜とりつけたり、動くゴンドラの屋根に潜んでるとかドア閉めないで体乗り出して果物狩とか演奏会とか、インドの満員電車より危ないと思う。
車椅子をゴンドラに取り付けて空中散歩、あのおじさんの悲願だったんだろうね、体にカラビナつけてたけど落下しなくても崖や木に激突とかないだろうか、ハイジのブランコみたいで是非やってみたいけど。
ゴンドラのワイヤー全部使ってイルミネーション、その中でおしゃれして二人でワインパーティー、素敵です。
同僚のロッカー勝手に開けてランチを差し替えても「なにそれ気持ち悪い」じゃなく、「美味しいのに差し替えてくれてありがとう」になるおおらかさ。住民みんなおおらかで良いです。空を行くゴンドラと家事道具使ってののセッションとか楽しそう。
ゴンドラの責任者のおっさん(嫌な奴)、どうなったんだろう。
二人はクビになったのか。責任者への反抗にしても売上金ばら撒いたのはぎょっとした。いくらなんでもやりすぎ、そして大事故ですから。でもあの二人、きっと懲りてないね。
車椅子のおじさんはうれしそうにゴンドラ回してたし、すれ違いざまのいたずら合戦は次世代に受け継がれたようです。
イヴァとニノが同性愛みたいな描写は不要だったのではと思う
愛すべき映画でした。
ニノはCAになれたかな。
コメントありがとうございます。
後半は駅長より主役ふたりの方が悪く見えてしまったのが残念でした。
クライマックスが他人のための何かであればまだよかったのですが、自分たちのためでしたし。
郵便物の宛先は気付きませんでした。
重要な情報なら字幕が出るだろうという通常の感覚が残っていて、鑑賞姿勢が不十分だったかも…
高所苦手としては、ゴンドラでいろいろは、ハラハラしたりしてましたし、そのほかの過激なことも、途中からは日本人との感性の違いと割り切って見たら、見終わって幸福感だけが残る不思議な映画でした。