「ノンシャラン?」ゴンドラ JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
ノンシャラン?
ジョージアらしいノンシャランとした空気
しかしその中で二人の感情が爆発する
そのストーリーうんぬんは好きだったのだが、
子供たちの物語とか二人以外も描こうとしていたのが
やや過多に思えた
ラストだって、二人が夜の中に、
というか星の明かりの元に歩いていくだけでいいじゃん
それから最近よく気になるのが、
いわゆる"覗き"シーンである。
最近でも「ドライブ・アウェイ・ドールズ」でも
覗きで性の目覚めを得るレズビアンが描かれた。
「ベネデッタ」なんかもそうだった。
今作では出会いのシーンがいきなり覗きから始まる。
この映画、そもそもパーソナルスペースが全く曖昧なものとして描かれている。普通にロッカーの鍵をこじ開けたりするし。
まあそれはそうとしても、この映画の性愛表現の
乏しさったらないよ。服を一枚一枚脱いでいくとかね。
古風もいいとこだよ。赤いランプとかやめてくれ。
極端に言えば、レズビアンは覗かないと思う。
相手の身体を求める姿ってもっと凡庸だよ。
凡庸で滑稽で美しくなんてなくて、
でも一方的でもないんだよ。
そういうのを観たいんだよ。
神秘じゃなくて守るべき大切なものなんだよ
そんなふうに描いて、それでもって心の繋がりを感じるような、そんな映画を観たいのです。
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