「凄いドキュメンタリーですね」小学校 それは小さな社会 ひろ702さんの映画レビュー(感想・評価)
凄いドキュメンタリーですね
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元小学校教員です。ここにある映像は自分が何十年見てきた光景と非常に近く、そのリアリティは驚きしかないです。また、2021年度の撮影という事でコロナ禍の影響が強く残り、いろいろな教育活動に影を落としていたことも実際に体験した者として大変よくわかります。
映画館でお客さんがお金を払って観る映画ということで、単なる断片的な記録映像ではないのがいいです。ストーリーがある主演級人物として踏み込んで撮影された方が5人います。1年生の女の子と男の子、6年生の男の子、1年生の担任のベテラン女性教員、6年生の担任の坊主頭が印象的な若手の男性教員です。それぞれの人物が他の人物と密接に関わりながら、展開していく物語だけでも見応えがあります。涙を流すシーンがいくつかありますが、演技として泣くのではないガチの涙なので観る方としてもウルっと来ました。
追加です。2学期になって1年生は秋の公園てのどんぐりや落ち葉拾い、6年生は5年生のとき行けなかった日光での宿泊学習。多分他の学年でもコロナが落ち着いて行事が少しずつ復活しているだろうし、本当に良かったですね。なんだかんだ言っても学校行事は子どもを育てると思う。教員の犠牲的な奉仕に支えられているのは言うまでもないが。運動会も全校揃って開催できてよかったですね。羨ましいです。ただ、給食が「個食 黙食」で1年生も例外なしなのはちょっと辛いですね。
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