劇場公開日 2024年3月1日

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「見かけのダサさに騙され低評価。それが一番ダサいんです。」ARGYLLE アーガイル mattozさんの映画レビュー(感想・評価)

見かけのダサさに騙され低評価。それが一番ダサいんです。

2024年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「カワイイは作れる」ならカッコいいも作れる。

主人公は40前後の小太りな女性で簡単に言えば寂しい金持ち。
理想のタイプを小説に書く。主役は190㎝のイケメン。
彼女を助けるスパイは170㎝ちょいのひげ面の中年だ。
演じるサムロックウェルは「グリーンマイル」でよだれを垂らす囚人として有名。カッコいい役よりもイカれたチンピラ役が多い。
チンピラが似合うと言えばブラットピットもそうだけど、サムは一味違う。
プラピのチンピラは雨に濡れた子猫を助けるが、サムの場合は笑いながら川に蹴り飛ばす。ベタな悪人。
個人的にはイケメンなんだけどそういう風には扱われない。
この映画でもダサい奴として登場する。
言葉を選ばないなら「こじらせババア」と「汚ねぇジジイ」だ。
この映画は「キングスマン」と同じ作風になってる。
踊るようなガンアクションに不謹慎なギャグ。
全ては楽しさとカッコよさの為。面白ければそれでよくない?の精神。
「キングスマン」は貧乏で下品なチンピラ。
カッコいいとはかけ離れてるのに映画ではカッコよく見える。
霜降りのせいやが面白くなってモテたように、ダサいオタクも貧乏なチンピラも寂しい中年も彼らなりの頑張りでカッコよくなっていく。
「努力根性」なんて今更ベタすぎるけどベタな方がいいこともある。
続きはnoteで書いてます。無論無料。

mattoz