わたくしどもは。

劇場公開日:2024年5月31日

わたくしどもは。

解説・あらすじ

小松菜奈と松田龍平が共演し、新潟・佐渡島を舞台に記憶を失った男女の謎めいた過去と運命を描いたドラマ。

佐渡島の金山跡地で目を覚ました女。過去の記憶がない彼女は清掃員の女キイに助けられ、キイがアカとクロという女の子と暮らす家に運ばれる。自分の名前すら思い出せない女はミドリと名付けられ、キイと一緒に清掃員として働き始める。そこで警備員の男アオと出会ったミドリは、彼もまた過去の記憶がないことを知り、次第にひかれ合っていくが……。

「Blue Wind Blows」で注目を集めた富名哲也が監督・脚本を手がけ、江戸時代に佐渡金山で過酷な労働を強いられて命を落とした無国籍者の人々を埋葬した「無宿人の墓」に着想を得て撮りあげた。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

2023年製作/101分/G/日本
配給:テツヤトミナフィルム
劇場公開日:2024年5月31日

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(C)2023 テツヤトミナフィルム

映画レビュー

3.5 際(きわ)を漂う

2024年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

これはどちらかと言えば事前情報なしで鑑賞する方がより楽しめるタイプの映画。小松菜奈と松田龍平が演じる主要人物らがいるのはどこで、なぜそこにいるのだろうか、などと彼らと一緒に考えるつもりで映像にいざなわれるように体験できるといい。とはいえ、ミステリーというほどではなく、台詞などに分かりやすくヒントが示されているので、たいていの観客は早い段階で予想でき、それはきっと当たっている。それでも、予告編などを事前に見て「ああ、そういう話ね」と分かったうえで観ると、人物らと一緒に漂いながら考える楽しみが少し損なわれるというか。

ロケ地の佐渡島は、個人的に大好きな場所で7回訪問しており、実家のある町を除けば旅行した回数が最も多い。映画で象徴的に映される露天掘り跡「道遊の割戸」をはじめとする佐渡金山の史跡群や、富名哲也監督がやはり佐渡を舞台に撮った前作「Blue Wind Blows」に登場する亀の形をした大きな岩が細い砂の道でつながる「二ツ亀」も見てきたし、ほかにも見覚えのある場所がちらほら。ただし誘客効果を狙ったご当地映画ではないので、景勝地がたくさん映るわけではないのが佐渡ファンとして少々さびしくもある。たとえば尖閣湾を背景に日の出か日没あたりの時間に撮影したならストーリーの雰囲気にも合う画になったのではなかろうか。逆に本作で初めて知ったのは清水寺(せいすいじ)の救世殿(ぐぜでん)。京都・清水寺の舞台を模した建物だそうで、次に佐渡に行く機会があればぜひ訪ねてみたいと思った。

小松菜奈と松田龍平に加え、田中泯、大竹しのぶら俳優たちの身体のたたずまいと場が醸し出す空気感を端正な映像でとらえて成立させた映画とも言える。佐渡島三部作にする構想もあるそうで、いつか必ず実現させてほしい。

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高森郁哉

1.5 リタイア

2025年8月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

WOWOW視聴より
超つまらない。ストーリーがよくわからない。
これは面白いのか?
全く理解できない。。。

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共感した! 5件)
ノブ様

1.0 難解です。

2025年7月14日
PCから投稿

これは、ストーリーを追う映画じゃないのかもしれない。
みなさんはどう思うかわかりませんが、私には難解でした。
何回見ても(見ませんが)難解だと思うでしょう。
久々だなあ、この手の映画は。

結論として、さまよってる霊を描いてるってことなのかな。
出演者がみんな、無表情なのは、そういうことか。

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共感した! 1件)
tochi06

3.0 なんともシュールだ。 登場人物のほとんどがシュールで意味がよく分か...

2025年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんともシュールだ。
登場人物のほとんどがシュールで意味がよく分からない。
大昔に心中して現代に生まれ変わったのかと思いきや、霊の状態だったわけね。

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省二