99%、いつも曇りのレビュー・感想・評価
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ときどき 100%かな
見ていて
とても似てると笑
ずっと曇りって
当人に自覚はあるのでしょうか
たぶん他人から見た感じなのかなと
でも兄弟の子供を、預かっているとき
ラストの朝食に牛乳をこぼした後の二人の笑顔は
それぞれのカタチでの100%と
ワタシは感じてます👍
自身を誠実に見つめ直すと、それは映画素材の宝となる。
例えば、フライパンで同じ料理をつくっているにも関わらず、信じられないミスを毎日繰り返してしまう、一つのことに集中できなくて、興味の赴くまま、別のことにのめり込んで、周りを引きずり回し、トラブルがあいついでしまう・・・パワフルで根が明るいので、心の中は土砂降りの雨とまではいえないが、99%、いつも曇りの状態で、なんか生きづらい。
でも、そんな発達障害気味な主人公の特徴が、上手く生かされて、物語が転がっていくその転がり具合が、可笑しくもあり、楽しくもあり、哀しくもあり。そして、いろいろなネガテイブピースが、最後こうなるかと唸ったラストは涙・涙でありました。
終映後の瑚監督とのトークイベントで犬童監督(「ジョゼと虎と魚たち」等)が「自分を主演に映画を撮る監督は往々にして自分を綺麗に見せる罠に落ちるが、その場合だいたい失敗に終わる。が、この映画はそれがない。」趣旨のコメントをされてました。その言葉どおり、半モヒカン刈りでしゃがれ声の中年女性が普段着姿で悪銭苦闘する姿は、自身を誠実に見つめなおし、それを一つ一つ丁寧にエンターテイメントに昇華させた結果で、それがとても良かったと思います。多分映画製作仲間の身内が相当数いらしたのだとは思いますが、会場は拍手の嵐だったのも肯ける良作でした。
そんなに曇ってない。
特に生活に不満なく暮らす中年夫婦。ある日親戚から子供は作らないのかと言われたことをきっかけに子を持つという価値観の違いが見えてくるというストーリー。
ここで重要になるのが妻の一葉がアスペルガー傾向にあるということで、この作品自体がそこをテーマにしている。一葉本人もそのことに悩みを抱えているけど、正直私にはよくいるせっかちでちょっと空気読めない人くらいな感じで、むしろいいお母さんになるんじゃないかなと思ったくらい。旦那さんが人格者過ぎて「変わった奥さん」みたいな大袈裟なキャラになってるだけな気がする。ま、きっとこの微妙さが狙いなんだろうけど。
面白いタイトルだと思ったけど、ここに関してはあまり意図が分からなかった。
夫婦とは!
東京映画祭で観ました。
結婚する相手によって人生は大きく変わる。
自分が選んだ人がアスペルガーだとしたら。
大なり小なり不一致な部分はどんな夫婦にもあって、この映画はいろんなカップルに観てほしいと思いました。
個性
アスペルガーの45歳の主婦が、子どもがいないことを親戚からやいやい言われ、考える話。
主人公がアスペルガーという設定だけど、比較的というかかなり軽度な感じでしょうか…叔父さんも弟もなかなかのものですね。
結構そこら辺にいるレベルの猪突猛進型だけど、それが多かったり早かったりという感じで、ちゃんと診断されて自身で認識されている設定なんですね。
ということで話しはわかるけれど、結局夫婦の過去の出来事に対するわだかまりというか齟齬というかコミュニケーション不足がメイン?
切っ掛けではあるけれど、なんかアスペルガーはあまり関係無いようなところのお話しで、でもアスペルガーを強調してくる感じがあって、つまらなくはないけれどコレと言って…という感じ。
丁寧につくられた良い作品
和歌山県田辺市の弁慶映画祭で観ました。映画の出だしから、「女に二言はない」という一葉のセリフから笑わせ貰い、これは面白い作品かな と思いました。ストーリーに一切のムダがなく、映画が終わるまで時計を見ることはありませんでした。最後の一葉と大地のセリフも考えられていて、ラストシーンだと思ってて軽く観てると、この作品の良さを見逃します。これはおすすめです。
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