違う惑星の変な恋人のレビュー・感想・評価
全46件中、21~40件目を表示
メッチヤ面白い会話劇を中心にした作品。 本年度ベスト!!
これは面白かった!
好みの別れる作品って感じだけど自分的にはツボにハマった!
上映時間116分があっという間!
もっと観ていたかった(笑)
ベンジーはグリコが好き。
グリコはモーが好き。
モーはむっちゃんが好き。
むっちゃんはベンジーが好き。
って、4人の恋愛の団体戦(笑)
4人の男女の四角関係のお話。
4人でいるのが平和な感じだけど落とし所が全く解らない(笑)
基本、色んな男女2人の会話劇が中心。
会話が面白い!
会話の間が絶妙!
ずっと漫才を観ていた感じ(笑)
ベンジー役の中島歩さんが面白い!
むっちゃん役の莉子さんが可愛い!
グリコ役の筧美和子さんが美しい!
モー役の綱啓永さんも面白い!
何か起こる訳ではないんだけど登場人物達の会話が面白くスクリーンに釘付け。
無限ループみたいな展開が面白い!
4人でスポーツバーに行って問題を解決しようとするシーン。
プラス1名がその中に参戦(笑)
何も解決しないけど最高だった!
part8があっという間に終わったのは何だったのか?
気になります( ´∀`)
面白かった。莉子良かった。
美容室で働くむっちゃんは同僚のグリコとシンガーソングライターのナカヤマシューコのライブに行き、ベンジーに会い一目ぼれした。むっちゃんはグリコとモーの協力を得てベンジーと恋仲になろうとするが、ベンジーはナカヤマシューコと関係を持つ一方で、久々に再会したグリコの事が好きになっていた。そしてグリコもベンジーのことが気になってきたが、元カレのモーの事がまだ好きだった。
むっちゃん→ベンジー→グリコ→モー→むっちゃん、という一方通行の恋心はどうなる、という話。
元カレと言いながら今でもモーが好きなグリコと言うのが1番???だったかな。
他はまぁそうだろうと思った。
むっちゃん役の莉子は面白かったし、可愛かった。
筧美和子は久々にスクリーンで観だが、相変わらず美しかった。
違う惑星、なんてタイトルだったので、Xみたいなのかな、って思ったが、違ってた。その方が良かった。
いつのまにかこの四人に巻き込まれてる。
いや、面白すぎて。ほぼ会話劇なんだけど、最初は「あるあるー」だけだったのがこの妙なリズムとリアル感にどんどん巻き込まれて4人揃う頃には場内笑いが起きまくり。またこの4人がお上手なのよ。やっぱり中島歩さんの出演作にハズレはないな。面白いです。既にまた観たい。
違う惑星に連れてってやるよ。重力を感じないくらいに。
中島歩、最近どの映画に出ても爪痕が深い。しかもそのキャラの幅が広い。ニヒルな役も陰のある役も人望のある中間管理職の役もお茶目もオトボケも天才もバカも。かつて要潤が独占してキャスティングされていたポジションを、いま中島歩が席巻している。と僕は思っている。そしてこの映画だ。僕の中では中島歩が主役になっている。周りの人間を、その純心からくる姑息でしみったれで理性のない言動で振る舞わす。なのにそれが愛すべきキャラになっている。そりゃ、純真無垢で天然色も強いむっちゃんも惚れるわ。ベンジー色に染まるわ。
そしてそのベンジー中島のキャラを彩る、むっちゃんを含む周りの3人。誰かと誰かの関係性が微妙で、ちょっとズレてる感がまるで、大学のサークル内の恋愛模様を呈している。この中でベンジー中島がちょいと上世代(学内で言えば2つ上の先輩くらい)のせいでかみ合わないもどかしさも憎い。ゆえに、この会話の応酬がいい。
「恋愛は団体戦ってことね。」「いや、個人戦だけどね。」
「じゃあ、せっかくだから秘密増やす?」
「どこの好きのベクトルも交わってないっていう状況なわけね。」
「好きな人の変な意見と、嫌いな人のまともな意見でいったら、好きな人の変な意見の方が肩入れしてしまうかな。」
「輝いていたあの頃を自慢しだしたら終わりだからね。」・・・
’98フランス大会のバッジオのエピソードを引き合いに出すベンジー中島的に例えれば、さながら、パス、センタリング、パスカット、バックラインでの横パスからの意表を突くロングフィード。4人の議論、もしくは2人の会話が、終了時間のみえない試合展開になっている。でも、だんだん4人は敵味方じゃなくチームメイトに見えている。だからこの映画はいいんだろうな。
そして、FWのベンジーじゃなく、サイドバックのモーがとびっきりのシュート、名セリフを決める。「違う惑星に連れてってやるよ。重力を感じないくらいに。」と。
クスッと笑える会話主体のラブコメディ。 ベンジー「僕、モテちゃうんだよ」
◆ベンジー(中島歩さん)にしたら、「だって俺モテちゃうんだから、しょうがないじゃん」ってことで巻き起こるラブコメ。
◆ベンジーは三股で、むっちゃん、グリコ、ナカヤマシューコと関係してる。
で、本命はグリコ。 そのグリコはベンジーに対して、「えっ、私たち付き合ってないよネ」とやや引きぎみ。当てがはずれてちょっとショックのベンジー。まあ、ここまでは、よくある話かなと思った。
◆1番驚いたのが、実はグリコが別れたはずのモーを好きだったこと。見ていて「ええ~、そうだったの? もうサッサとよりを戻せば良かったのにぃ」と思ったが、もう後の祭り。 この時すでにモーはむっちゃんが好きになってしまっていたのだ。
*僕はグリコがモーを振ったんだと思っていたから驚いたが、観賞後の今考えると僕の勘違いで逆だったのかもしれないと思った。
◆クスッと笑えるセリフや場面が多くて楽しかった。
・ヤハリむっちゃんが1番変で面白い。「ホテル行こう」(違う意味なのだが)と言ったり。
・モーは、最初は変人だと思っていた、後半はかなりまともな人だと思った。
・逆にグリコは1番まともだと思っていたが、モーを尾行してカフェから見張るところから面白キャラになった。慌てて追いかけて見つかって、さっきまでいたカフェに戻るし。
・ベンジーのゆったりしてとぼけたような口調が良かった。グリコにやっぱ世代が違うとか言われて、「それ言わないでよ、傷つくから」みたいなところがおかしかった。
◆結局こんな感じの4角関係(下記)で、 双方向矢印 ⇆ はない。
むっちゃん → ベンジー
↑ ↓
モー ← グリコ
◆最後の美容室の場面では、ベンジーとモーの髪を洗っていたグリコとむっちゃんが立ち位置を替える。 「どういう意味なんだろう?」 なんて考えてたら、グリコが鏡の前にナカヤマシューコの写真を置いて、PART9 というところで映画は終わる。
( ベンジー ⇐ ナカヤマシューコ )
「んー、まだ続くのか」とニヤっとしてしまった。続編という意味ではないと思う。
◆さて、今回から1年後が舞台の映画
「このハンバーガー、ピクルス忘れてる」 (2024/2/16)に、中島歩がそのまま我らがベンジー役で再登場する。楽しみである。
公式サイトによるとベンジーの恋人はまた別の人。ベンジーだから当然と言えば当然、さすがはベンジー。
【好きのベクトルが合わない天然でメンドクサイ男女4人の噛み合わないクスクス笑える会話を軸にした恋愛群像劇。特に最年長ながらも自覚無き罪作り男ベンジーを演じた中島渉が絶品です。】
・グリコ(筧美和子)が今でも好きな元カレ、モーが、グリコが働く美容院で偶然彼女と会った時のビニール傘を開いたり、閉めたりする不審な姿が可笑しい。
・グリコの旧知の中のベンジー(中島渉)は、実はグリコが好きなのにグリコの同僚で特に天然のむっちゃん(莉子)に一目惚れされる。
ー ベンジー君、むっちゃんにビジネスホテルの朝食問題(オレンジジュースと牛乳を一緒に呑んだり、パンとご飯を一緒に食べる在り得ない設定:での、むっちゃんの妄想の中の朝食シーンが可笑しい。ベンジーのごはん、梅干し乗っけてテンコ盛り・・。)などを語りつつ、チャッカリベッドを共にしている。ー
・ベンジー君はグリコの家でのんびりしていると、頻繁にむっちゃんから電話が入るが、無視してグリコとの距離を縮めようとするがグリコに”いい加減出なよ。”と言われ、”最近忙しいんだ。”と言って電話を切る。
ー ベンジー君、いい加減だなあ・・。-
■4人がスポーツバーに集まり、カタールでのサッカーワールドカップの日本を応援するシーン。
ベンジー君が、円卓に座った自分も含めた4人の恋愛ベクトルが合っていないんだよ!と強調し、椅子の座る場所が悪いと、自分の好きな人が隣に来るように椅子を変えるシーンもクスクス笑える。椅子取りゲームか!!
・元サッカー部のベンジー君が、グリコにイタリアの”ファンタジスタ”と呼ばれた名選手、ロベルト・バッジョの名言”PKを外す事が出来るのは、PKを蹴る勇気を持ったモノだけだ。”を熱く語るシーン。
ー グリコからは”誰それ?””年代差を感じるわ。”と言われてガックリ来る姿。クスクス。ー
<今作は、4人の転園男女の噛み合わない会話を軸にしたクスクス笑える恋愛群像劇である。>
ただなー。
なんでもない生活を描いた作品系。シュールなコメディ要素あり。
ラストもふわっとしていてどう捉えるかは委ねる系。
そのジャンルにしてはなかなか面白く感じれた作品ではあった。
ただシュールなコメディ要素がある映画って監督の演出と俳優さんの技量が問われるなといつも思う。
笑ったけれど苦笑がほぼで
なので難しいよねぇ。ほんとにセンスがないと。
今回もねぇ。。。
監督、脚本は同じ人。うーん。。。
収益度外視で自分の色を出した作品を世に出したい?
それはそうだよね、監督、脚本は作品。ある意味アーティストだから。
監督の他作品を掘れば掘るほどネガティブな思いになってしまった。
作品自体はなかなか面白かったけれど、監督がこの方なら今後はみないかもしれません。。
印象は該当なし。しいて言うなら『苦笑』。すみません。
オチ…
ベンジーがクズ過ぎてズルい!不適切にもほどがある!モーくん多分登場時とガラリと人格変わって良いやつ。トップにボーリングシーンをあえて入れた意味。長回しの会話劇のすごさ。とはいえ分かりにくい時系列。そして圧倒的に弱いオチ。日本映画の良いところも悪いところも全部出てる。同じ美容室の先輩の恋愛の当て馬にされても全く意に介さず怒ることもないむっちゃん…今どきの若者ってこんな感じなのかしら?あ、だから違う惑星の変な若者なのか(納得/遅い笑)。カフェ見た事あるなーと思いながらエンドロール見たら知ってるとこだったのがちょっと嬉しかったりした。単館系は難しいね。
全てを見ているカフェ店員は、この行く末を正確に言い当ててしまいそう
2024.2.1 アップリンク京都
2024年の日本映画(116分、G)
拗れた四角関係を紡ぐラブコメ映画
監督&脚本は木村聡志
物語の舞台は都内某所
この美容院で働き始めて3ヶ月になるむっちゃんこと玉山むつみ(莉子)は、あるきっかけで先輩のグリコ(筧美和子)と共通の話題ができた
グリコの誘いでシモキタにあるライブハウスに行くことになったむっちゃんは、そこでナカヤマシューコ(みらん)が所属しているレコード会社の社員・浅井ことベンジー(中島歩)と出会いを果たす
名刺をもらい浮かれ気分で家路に着いたむっちゃんだったが、彼はナカヤマシューコと関係を持っていた
グリコには元カレのモー(綱啓永)がいて、同棲時の荷物がまた置き去りにされていた
モーは飛び込みで美容室を訪れ、そこでカットしてもらうのだが、同時に荷物の引き上げを告げて帰る
そこでグリコはむっちゃんを引き連れてモーの部屋に行くことになり、隙を見て二人きりにさせる作戦に出るのである
物語は、好きの矢印がバラバラな4人を描き、そのベクトルをどうにかしようと作戦会議が行われる様子が描かれていく
脱力系の会話劇になっていて、それぞれの噛み合わなさを堪能する映画なのだが、この不毛な会話劇を楽しめるかどうかが鍵になっている
4人の会話の箸休めとして、モーのボウリング仲間の柱谷(村田凪)と井原(金野美穂)が登場したり、グリコの偵察先のカフェの店員・澤(坂ノ上茜)とのやりとりもシュールすぎて吹いてしまう
個人的にはツボが多い作品で大好きだが、物語派は遅々として進まない話と、終着点が結構はっきりしているので面白みを感じないかもしれません
いずれにせよ、戦犯ベンジーにかき乱されている4人なのだが、ベンジーが憎めないキャラというところが救いだろうか
配役が絶妙で、新しいベクトルになりそうでならないところも良いと思う
それぞれが恋愛の相手に対するこだわりがあって、それが別の相手ではダメなので、いつまでも平行線(ループ)を辿ってしまうように思えた
個人的にはカフェ店員の空気読めない感じがツボで、彼女から見た4人がどのような妄想でつながったのかが気になってしまう
当然、ナカヤマシューコを連れてきた場所でもあるので、どこかから覗き見して、あらぬ物語を作り上げているのではないだろうか
恋愛サーキュレーション
テッパンの中島歩と主演の莉子に惹かれて鑑賞。
適度に垢抜けない小動物系タヌキ顔女子(森七菜とか)が好きなのです。
正直カット割りも会話も冗長なんだけど、「なんだこの空気…」という間を楽しめた。
リアルの一段階下の、絶妙にズレた会話劇に終始ニヤニヤクスクス。
「今度いっしょにホテル行きましょう」とか、結婚式の2次会かよというむっちゃんとモーくんの格好とか。
最後もベンジーだけユニフォームが古かったり、細かいところにも色々仕込まれてた。
むっちゃんは会話や距離感がおかしいのだけど、悪気がなくてむしろ愛らしい。
ベンジーの行動は非モテ男としては看過できないのだが、中島歩がかわいく見せてくるのがズルい。
一番大人で常識的に見えるグリコも、好きな人には尾行したり意見に賛同しちゃったり。
モーくんは一番変なんだけど、一番誠実で終盤になるほど好感度が上がった。
ナカヤマシューコも含めて、全員憎めないんですよね。
最後ふわっと終わりすぎて、だったらもっと曖昧な段階で終わるか、もう少し先を匂わせてほしかった。
個人的には、むっちゃん×モーくん、ベンジー×グリコに収まる気はしてる。
むっちゃんが、我慢してる風でもなく我が儘を言わないので、そこに甘えそうなベンジーはNGです。
各役者、演技も服装もバッチリはまってて素晴らしかった。
普段食べない自分も必ず食べに降りてしまうのですが、ホテルの朝食って何であんな特別なんですかね。
飴の使い方とお釣り
2024年劇場鑑賞6本目 傑作 79点
もう大好きです、はい
今作に辿り着いている方はもれなく邦画マニアだと思うので、言わずもがな今泉力哉の街の上でや猫は逃げたの様な絶妙な会話劇をよりくだらなくよりいい意味で余計な長回しにしたような作風
中島歩といい、ポスターやビジュアルにサッカー日本代表のユニフォームを着用している絵にユーモア全開なんだろうなあとめちゃくちゃ期待していて、冗談抜きで1月でいちばん楽しみに23年冬くらいからしていて、もう満足でした
もうね、中島歩最高だよね、確か一番初めて認識して彼を見たのは愛がなんだや水曜日が消えたで、そこから偶然と想像や愛なのに、よだかの片想い、それからといったらもう引っ張りだこで、、、なんですが、正直偶然と想像の中島歩がいつも以上に棒読みすぎて、下手というか、うわぁ無理になるかもと嫌悪感を抱いていたのですが、その作品の作風が明らかに棒読み感を採用しているのと、その後の愛なのにが彼を象徴するかのような活躍に、再びファンとしての熱が再熱したのを覚えています
作品としては、会話劇での面白さは勿論、随所にアイテムや間でのユーモアも上手で、笑いが一辺倒じゃないのも楽しい
冒頭の下着についてが、きしょく映った人はいるだろうけど、まぁ少し長かったけどね、笑
4人のキャラクター、最後のサッカーバーの席替えとベクトル(?)の確認。最高でした
是非
なんとも言えない間と議論
正直面白かった‼️女二人男二人の異なるベクトルの恋愛模様
僕だったらむっちゃんだけどな〰️(派手目な女性は懲り懲り…)と思いながらも、男性の心理もわかる〰️と思いながらクスクス笑っていたら、隣の男性もある程度同じタイミングで…
四人のなんとも言えない間が最高に良かった‼️煮え切らないベンジーに共感も❗
恋のサークル関係
後半面白かった。
こういう切り口の恋愛があるんだと好印象です。
好かれるより好きになるほうが幸せ。
でも好かれると、その相手のことを好きになる可能性がある。
という映画。
マイナス点は
停電になるところで映画は終わってほしかった。
恋の行方が完全に分からない絶好のタイミングだった。
以降は恋の行方が動き出していたので蛇足だと思った。
絶妙に噛み合わない会話劇が魅力的
長回しによる会話劇が延々と繰り広げられるだけなのだが、これが滅法面白い。
四角関係にある4人の男女だけでなく、シンガーソングライターやコーヒーショップの店員も含めて、すべての登場人物の会話が絶妙に噛み合っていない様子には、何度も吹き出してしまった。
それでいて、互いのコミュニケーションはしっかり取れていて、変な誤解や勘違いがほとんどないまま、ちゃんと話が進んでいくのも面白い。
特に、それぞれの想いの方向性を整理しようとする4者による会議は、「どうしてそうなるの?」という意外性だけでなく、あくまでも話し合いで問題を解決しようという彼ら、彼女らの誠実さも垣間見えて、秀逸なクライマックスだったと思う。
そうした物語の展開に加えて、何と言っても、それぞれの出演者が役柄にピタリとハマっていて、皆、良い味を出していたのも魅力的だった。
ただ、時間を巻き戻すといった見せ方の工夫はあるものの、どうしても演劇的な面白さばかりが目についてしまうので、もう少し、映画的な見せ場を作れなかったものかとも思ってしまう。
ラストに出てくる宇宙飛行士のシーンは、本作のタイトルと絡めて、まさにそうした見せ場にできる可能性があったのに、中途半端に終わってしまったのは残念としか言いようがない。
ところで、4人全員が「主役」だと思っていたのだが、やはり、宇宙服を着ていた2人が、この物語の中心人物だったということなのだろうか?
こういう、 変わった人たちが集まる日常、 みたいなの、好き 中島歩...
こういう、
変わった人たちが集まる日常、
みたいなの、好き
中島歩ってどこかで見たことあると思ってたら、
「愛なのに」の人だった
初めてこの俳優さんを意識したけど、
今後に注目したい
堂安!
相手との距離の取り方が下手だったりルールを知らなかったりルールがあると思い込んだりして頓珍漢な言動に及んでしまうむっちゃんに、同じ傾向のある身としてヒリヒリする程感情移入してしまった。
サッカー関連の小ネタの数々に何度かニヤニヤさせられたが、途中からお互いの「好き」矢印がなんだかパス回しみたいに見えてきたし、バッジオのPK話なんて通じるはずが無いと解っちゃいるけど語らずにおれない姿を描く事で、ベンジーが女たらしで嫌味な奴にならずに済んでいた。
エンディングもナイス。
Cantucci
近くの劇場ではやっておらず、少し遠出になりましたが、こういう不思議な恋愛劇が好きなのでそりゃ観に行きますよ!というノリで鑑賞。今年も中島歩さんにはお世話になりそうです。
めっっっちゃ好き!な作品でした。四角関係という一歩踏み間違えたらドロドロした恋愛劇になりそうなところを、ちょっと変な4人が繰り広げる会話が超面白くて、それでいて可愛らしくてずっと楽しい作品でした。
最初は同じ美容院で働くむっちゃんとグリコが意気投合して、一緒に行ったライブ会場で出会ったレコード会社のベンジーさんにむっちゃんが惹かれていき、グリコの元彼のモーくんが挙動不審すぎる状態で現れて、物語の軸になる4人が合流して展開されるオムニバス的な映画でした。
むっちゃんとベンジーさんの気まずい中で生まれる会話の中で、なぜかホテルの朝ごはんで意気投合して、一緒にホテル行きましょう!なんてむっちゃんが言っちゃうんもんですから笑ってしまいました。
このホテルの朝ごはんという特別な環境で、米とパンを一緒に食べたり、牛乳とオレンジジュースを一緒に飲んだりというプチ贅沢の話にはもう共感せざるをえませんでした。
むっちゃんとモーくんが最初は警戒しまくってたのに(主にモーくんの奇行)、だんだんと打ち解けてきて、一緒に恋人作りの手伝いをしたり、ボーリング場に通って遊んだり、なんならむっちゃんの家にいったりと、4人の中でもコミュ障よりの2人が慌てふためく様子が最高に可愛かったです。
試行錯誤する中で、モーくんがむっちゃんを好きになってしまう過程も愛おしく、モーくん懸命に頑張ってたなぁと拍手を送りたくなりました。
グリコとベンジーさんのちょっと際どい関係性も、グリコは仲の良い友達くらいの感覚で、ベンジーさんは色んな女性を虜にする罪人で、てっきりグリコと付き合ってるもんだと思っていたりと、微妙に噛み合っていないやり取りが良かったです。ベンジーさんほんまもんのクズなのに、なんでこんなに魅力的に見えるんだろう…。
グリコもグリコでモーくんの事を忘れられず、後をつけて、喫茶店で延々コーヒーとキャンディを嗜んで、キャンディってコーヒーにつけるためにあるの?という中々突拍子のない質問を投げかけてしまうのに、店員さんは困惑しながらも答えを模索してくれたり、ビスケットをコーヒーにつけて食べることの名前を教えてくれたりと、真摯に対応してくれていたシーンがほっこりしました。その後ベンジーさんとモーくんが合流して気まずい流れになるのも好きです。
最終的に4人揃って、スポーツバーなのにスポーツを見ずに四角関係を整理しようとする流れになるのに、矢印の順番に並んだ方がいいんじゃないかという割とどうでもいい事で会話が広がっていきますし、ベンジーさん地雷ばっか踏みまくるしで、このバーのシーンの淡々とした会話劇はニヤニヤが止まりませんでした。
色々話し合ってもあまり進まない関係性、その中でも自分のダメなところは分かってるからなんとか直したいなーとは思いつつも、それ含めて受け入れてくれる人がいるというささやかな喜びがオチになっていたのも心穏やかになれました。
中島歩さんはやはり最高!モテるクズ男をやらせたら右に出るものはいないくらいのどハマりっぷりで、しかもあまり人間関係上手じゃないのに背伸びして上っ面で世間を渡ってきた感じがこれでもかってくらい表現されていて、そりゃオチちゃうわなーと思いました。
筧美和子さんの世渡り上手と見せて意外と下手なのも人間味溢れていて良かったです。
莉子さんの雑なマシンガントーク&沈黙のギャップの楽しくて、今までの作品でも一番ハマっていたんじゃないかなと思いました。
綱啓永さんの怪しさ満点の行動から勇気を出して一歩踏み出す様子の演技が最高でした。リュウソウジャーからここまで来るとは…。なんだか嬉しかったです。
去年やってた「こいびとのみつけかた」の究極版が今作だった気がします。ちょっと変だけど憎めない恋愛劇はやはり楽しかったです。木村監督は追いかけなきゃならんなと思いました。
鑑賞日 1/26
鑑賞時間 15:05〜17:10
座席 D-12
ゴメン食傷気味
会話劇で進むけど台詞がすごくうまいね。レベルが高い。
色使いも面白くて映像にも気を遣ってるの。
最初はそれで作りての「どや」感が出てて引くんだけど、それも慣れてくると気にならない。
それで面白いキャラクターを「面白いでしょう」って描いてくんだよね。
SPOTTED PRODUCTIONSの配給なんだけど、ここの配給映画って、大体こんな感じじゃないかな。散々MOOSIC LABで観てるんだよね。その中でレベルが高い方だと思うんだけど、さすがに食傷気味のところあるの。
中島歩のダメ男っぷりはすごいね。この頃だいたい中島歩はダメ男を演じてるんだけど、本人が本当にダメ男なんじゃないかって気分になってきたもん。
そしてなんだかんだ言いながら、またSPOTTED PRODUCTIONS配給映画を観てしまうに違いない。水戸黄門的安心感があるのかな。
中島歩はずっとこういう役やってほしい
初期の今泉力哉映画を思い出す、恋愛の矢印が一向に交わりそうで交わらない恋愛会話劇。登場人物が叫んだり大泣きしたりしないのに、感情が揺れ動いていることはちゃんと伝わる湿度の高い映画。自分の好みだった!
『階段の先には踊り場がある』も楽しく見たんだけど、ユーモアの鋭利さは遥かにこちらのほうが好みで、会場も笑いが起こっていた。「えっ?」「何?」「なんで?」が続くコミュニケーションの齟齬に対して、徹底的に会話で解決・前進を図ろうとする面白さと滑稽さが魅力。
外野として見てると、あなたのことを一生懸命愛してくれる人といたほうが幸せになれるのにな〜って思うのにダメ男に惹かれてしまう説得力。そしてダメ男を中島歩が演じる説得力。棒読みってわけじゃないのに言葉に実体が伴っていない男を演じさせたらもう天下一品(愛なのに・偶然と想像・よだかの片想いなど…)。
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