リンダはチキンがたべたい!のレビュー・感想・評価
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フレンチコメディ
幼い頃の微かな記憶
今は亡き父親の得意料理パプリカチキン🍗
がどうしても食べたいと、リンダは言い出す。
それは母親の勘違いにより、その代償としてお願いする。だが、その鶏肉を買いにいくがストライキによりお店は閉まっている。
母親は養鶏場から鶏を盗み警察から追われる
はめに。警察や街中の人々を巻き込んだ珍道中。
リンダを含めた子供達は自由奔放。
子供目線で心情と行動、性質を上手に
描いている。
色彩も華やかで自由に創られていて
カラフルでキュートで綺麗。
ドダハタ喜劇の連続だがユーモアたっぷり。
鶏肉を食べる前に滅茶苦茶になっていたけど
キャラクターが生き生きしてたから善し。
父親はイタリア人でローマの方だったんだね。
Pollo alla romana ローマ風鶏肉とパプリカの煮込み。美味しそうだね。一緒にスイカも食べれて
良かったよ。
ナゲットも思わず買って食べたし。
心温まる映画でした。
DQN母娘とポンコツフランス人たち
ストライキで鶏肉が手に入らない中、パプリカ・チキンをつくる為に騒動を巻き起こす母娘の話。
母親の勘違いというか決めつけだったとはいえ、言うこと聞かないワガママ娘が、ちゃんと指輪をしまわなかったことで監獄に送られ、そして濡れ衣が晴れた際のお詫びに亡き父の得意料理だったパプリカ・チキンをつくることになって行くけれど…主だった登場人物の言動がムチャクチャで倫理観崩壊しまくり。
まともなのは伯母さんとギター兄ちゃんぐらい?
常にどう話しが転がっていくのかという期待値はあったけれど、同時にイライラがついて回る。
そんなものすらぶっ壊す愉しさ満点のドタバタ劇でもないし、かと言って教訓的なものを投げかけるでもなければ、可愛らしい話しでもなく物足りなかった。
外国人の方が多かったのが印象的(字幕版)
今年144本目(合計1,236本目/今月(2024年4月度)18本目)。
(前の作品 「貴公子」→この作品「リンダはチキンがたべたい!」→次の作品「クラユカバ」)
今週は名探偵コナン祭りなんでしょうか…。1日に26上映とかすごいです…。
ただこの映画は1日3上映でしたが、字幕版・吹き替え版ともに選べるようになっていてよかったです。字幕版でみましたが、フランス・イタリアの方など外国人の方が多く見に来られていたのが印象的でした。
ジャンル分類としては「アニメ」になるのでしょうが、ギャグシーンなどはなく、フランス(一部イタリア。フランス・イタリア合作の模様)において「パブリカチキンが食べたい」といったものの、食材を食べに行くその日は労働者デモ(ストライキ)でどこもあいておらず、何とか「生きたニワトリ」だけは確保したものの、それをどうやってチキンにするか…などを描いた作品です。
アニメとはいえギャグシーンはほぼなく、「フランス・イタリアほかでのアニメタッチの描かれ方」に専ら力点があたると思います(映画の公式サイトで独特なタッチが見られます)。アニメといえばギャグシーンという向きもあろうと思いますが、フランスといえば「おフランス」という何かと色々「高貴な国」で、このような作品を見ることができた機会は、日本からみてほぼ反対側にあるフランス・イタリアという国のアニメ事情について触れられる機会があったという点で、映画という媒体はすばらしいなと思ったところです。
一応、法律系資格持ちとしては、「デモの自由は無制限に認められるか」「スーパーなど、生活必需品を売る店においてデモの自由は一定程度制限されるべきか」といった憲法論的な観方もしたものの、そこは日仏(あるいは伊も含めて)においても「乱用しない限り労働者の権利」として保障されるべきものでありますし、この映画はそれを論点にしていないものと思います。
独特なタッチ(公式サイト等で予告編が見られます)が好きで、日本から離れたフランス・イタリアという国のアニメ事情について知りたい方にはぜひ、といったところです。
採点に関しては特に気になる点まで見出せなかったのでフルスコアです。
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