ロボット・ドリームズのレビュー・感想・評価
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台詞がないのに共感の連続
予告の、暗い部屋の中で時間を浪費するように無為に過ごしながら孤独にさいなまれるドッグの様子が自分に重なり、どんな映画なんだろうと興味を持って鑑賞。
台詞はないが、登場人物の表情と音楽が豊かで、とても惹き込まれる。
賑やかで豊かなストーリー。
ロボットの妄想の中、ドッグが自分に似たロボットBと仲良さそうに家に入っていくのにショックを受けとっさに隠れるロボット。
そんなロボットの様子に気付き、ほくそ笑むロボットB。
他人に下に見られることが多く、自分以外の人には良い顔をする“良い人”から、1対1の時だけ冷たくされるイジメを受けた記憶が蘇って刺さった。
それ以外にも、遭難危機に間一髪助かったウサギから親切に助けてもらった妄想をしていたら、現実には逆に足を切り落とされたり。
こうだったらいいなと妄想するも、現実は正反対(自分にとって望ましくない方)に進むことが、よくある自分は刺さりまくりでした。
鳥の親子やダックとの、短くも暖かな交流、2人の“会いたい”という強い想いが底通して、物語の筋は悲しい方向でも、音楽とダンスの力もあり、暗いトーンにはならない映画だった。
ロボットに会えない時間に別の友を求めて自分から動くドッグや、
立ち入り禁止のビーチに入ろうとして捕まるとき、なぜ警察に事情話して助けてもらわないの?と疑問に思ったり、
そういうちょっとギモンに思うところもあったけど、観終えてみれば、自分の小さな違和感より大きな暖かさを受け取ったからか、気にならない。
ドッグとロボットのハッピーエンドを望んだ私にとって、そう終わるのか…という終わり方だったけれど、互いを思いやる2人の優しさに、自分が望むものと相手の幸せを想う気持ちのあたたかさで満たされた話でした。
エンドロールの3色の色味がとても好みで、パンフレットに反映されてないかな〜と期待した。
その点では残念だったが、製作秘話やミュージックリストが載っていて満足。
ちなみに、グランドシネマサンシャイン池袋は、前の座席との段差がかなりあり、前の人の頭で見えないというストレスが全くない素晴らしい映画館でした。
これからの人生を、共に歩んでくれるような映画
悦び、哀しみ、切なさ、苦しみ、嘆き、そしてやっぱり悦びと言った感情が、心の神経が密集した部分に爪を立て、いつまでも疼きを与えてくれるような作品でした。
ロボットの、赤子のように純真な振る舞いを見ているだけで、自然とこちらも幸福感で満たされて行き…
いかなる生物、事象にも興味を持ち、好奇心を抱き、全身で愉しむ姿は、無垢で尊いものでした。
キャッチコピーの通り、一生私の心に(温かみと痛みを伴って)残る作品です。
〖以下ネタバレあり〗
ドッグは孤独でしたが、自身の孤独と向き合い、解決しようとする真の強さがあったと思います。孤独を感じても、目を背けて強がり、自分の心に嘘をつく人間は少なくありませんし、現に私もそうです。
この作品には、他者を思い遣るという高尚な愛が描かれていたと思います。
すぐ傍にいる相手を思い遣る愛と
会えなくなった相手を思い遣る愛と
もう会わないと決めた相手を思い遣る愛
このような映画ではどうしても、“もしも”を考えてしまいます。
もし、ラストのシーンで、ロボットがドッグの後を追いかけ、彼と再会を果たすことが出来ていたなら―
ドッグは長く彼を苦しめていた、別離の悲しみ、身を切るような後悔、激しい自責の念、埋まるはずのない空虚感から解放され、幸福を得ることができたと思います。
それはロボットも同じです。
ですが彼らを取り巻く環境は複雑になっていて、自身が幸福を得ることと引き換えに、別の大切な人を傷つけてしまう罪が隣り合わせに存在していて。
それは果たして幸せな結末と言えるのか…。罪悪感の上に建つ幸せは、不安定かもしれません。それならば哀しみの上に建てた方が、よっぽど良いかも。
この作品の悲劇は、愛する者との再会が叶う頃には既に、別の愛する者がいるという事です。
そしてこの作品の最大の救いは、それがお互い様だという事です。
それにより、最大の悲劇が回避されていたと思います。
普通、映画はエンドロールが終わり、劇場が明転すればそこで終了ですが、ロボットドリームズは今も私の中で続いています。
昇華されない暗い悲哀の念を抱きながらも、今の幸せを噛み締めるロボットとドッグのかけがえのない生活が、今もどこかでずっと続いているように感じられます。
なので、私が生きている限り、彼らの物語も続いていくはずです。
それこそ映画のキャッチコピー
一生あなたの心に残る、宝物のような102分
に繋がるのだと思います。
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少し疑問に感じたこと…
スマートで一見完璧に見えたダックは、何故あのような治安の悪い貧民街らしき場所に住んでいたのか。
対照的にドッグは、マンハッタンの小綺麗な街に住んでいたので、仕事はしていなさそうでしたが豊かに思えました。
経済的に豊かでも、心は豊かでない者の象徴だったのか…
結局、お金で孤独も解決できたのですが、ドッグの素直さと犬柄もあったのでしょう。
ダックは能力が高くて人気者でしたが、他者との付き合いは軽薄で表面的に思えました。
孤高なダックと、孤独なドッグの対比も面白かったです。私は友達になるなら、断然ドッグだなと思いました。
2回観て良かった
最初は予備知識なくドッグとロボットの仲良しほのぼのストーリーかと思って観ました。
予告でもそんな印象で。
鑑賞中はどっぷりとロボットの方に感情移入してしまい…しかも友情よりも恋情のような気持ちで、ドッグがスキーに行ったり凧揚げ行ったり釣りに行ったりというのが浮気っぽくてモヤモヤ。
そこにきてのあのラスト。
もうね、切なくて切なくて我慢できませんでした。泣きました。
そして先日2回目の鑑賞。
今回は、前回よりも前向きな気持ちでラストを迎えられました。
前回はドッグにモヤモヤしたけど、ドッグも寂しかったんだよね。それこそ友達ロボット買ってしまうくらい。
二人が別れ別れになってしまったのは不可抗力で、まだお互いにお互いを想ってはいるけど、それでも一歩前に進んだのですよね。
これからも後ろを振り返ることはあるかもしれないけど、それでも前に進めばいいと思います。
2回目の鑑賞はそんな気持ちで、切ないラストは変わらないけど「ままならない人生も前向いて歩こう」と思えました。
2回目観て良かったです。
近い未来を想像してしまうが
擬人化したDOG(犬)とロボットの物語。
途中、大分長いなあと思いながら、最後はちゃんとありました。
最後を引き立てるためには、これだけ途中のストーリーが必要だったのだろうか、と感じた作品。
内容は近い未来を想像してしまう良い作品だと思います。
ひき裂かれた愛の物語
September/君は覚えてるかな?
本作も話題になっていたので、とりあえず見ておこうと思い鑑賞しましたが、全くタイプの違う作品なのに一つ前に見た『どうすればよかったか?』の感想と同じく非常に切ない作品だったのに驚きました。
見ていて、まず感じたのは現在的なサイレント映画であるという事。
日本のアニメはティーンエイジャーの妄想の具現化であり、欧米のアニメは大人の妄想の具現化である事。
多幸感に包まれているのにも関わらず切なくなる事。
リアルな80年代のNYが舞台なのに人間は全て動物に擬人化されている事。
人型はロボットだけであった事。
数シーンだったと記憶しているが、ツインタワーが何気に強く主張している様に感じた事。
これらの事が頭の中で引っかかりながら私自身がまた妄想していたのですが、9.11(アメリカ同時多発テロ)で亡くなった方達の(成仏できない)亡霊というか魂達の妄想及び家族・友人・恋人との幸せの記憶の様な気がしました。
更に、今だとポリコレだとかLGBTQ映画の問題をクリアするには人間を登場させるより動物や機械を擬人化する方がより深く真実味のある人間性を表現できる手段なのかも知れないという事も感じながら、上記の妄想しながら見ていました。そして切なくなっていました。
それと確か主題曲である“Earth, Wind & Fire”の“September”の歌詞も字幕に無かった(?)ので気になり、他のサイトの和訳(下記)を見たら、私の妄想も当たらずとも遠からずの様な気がします。
※歌詞の和訳を引用しておきます。(September/Earth, Wind & Fire)
君は覚えてるかな?9月21日のあの夜のこと
互いの愛が、噓つきな僕らの心を変えていったこと
雲を追い払うみたいに
僕らの心は鳴り響いていた
魂の歌い上げるキーに合わせて
一晩中踊り明かしながら
覚えてる?星たちが夜の闇を明るく照らしたあの時を
バ・ディ・ヤ、覚えてる?
バ・ディ・ヤ、夢中で踊った9月のこと
バ・ディ・ヤ、雲ひとつないあの青空を
僕の想いはいつも君と一緒だよ
君の心に触れたくて手を取ったんだ
秘密の会話と愛を分かち合ったよね
覚えてる?この愛は永遠にあり続けるって気付いたあの時を
今はもう12月に
9月に育んだ愛にまた巡り合ったんだ
秘密の会話とこの愛さえあればいい
忘れないでいて、今ここにある本物の愛を
バ・ディ・ヤ、覚えてるのかな
バ・ディ・ヤ、踊り明かした9月のこと
バ・ディ・ヤ、雲ひとつなかったよね
バ・ディ・ヤ、覚えてるって言ってほしいんだ
バ・ディ・ヤ、時間も忘れて踊った9月を
バ・ディ・ヤ、無限の夢たちは輝く日々を連れて来てくれた
鐘が鳴り響いて
僕らの魂は全力で歌っていた
君は覚えてる?
雲ひとつない日だったよね、ほんと
バ・ディ・ヤ、覚えてるって言ってよ
バ・ディ・ヤ、手を取り合って踊った9月のこと
バ・ディ・ヤ、雲なんてどこにも見えなかった
バ・ディ・ヤ、ねえ 覚えてるでしょ
バ・ディ・ヤ、はしゃいで踊り回った9月を
バ・ディ・ヤ、ふたりの夢は陽の光の中できらきら輝いてた
セプテンバー♪
短編映画でも良さそうなストーリーだが、どこを切り取ってもアートにな...
短編映画でも良さそうなストーリーだが、どこを切り取ってもアートになりそうな作画なので見入ってしまう。
シンプルな作画なのに。
タイトル『ロボット・ドリーム』の通りの演出が上手い。
実物表現が凄くて現実のNYの街が描かれてる。DOGが役所で住所を記入するシーンがあるが、この住所をググれば このアニメのDOGが住んでる実際のアパートが出るらしく、なんと昔 監督が住んでたアパートらしい。
後にFBIから摘発されるキムズ・ビデオ(Kim's Video)も出る。キムさんがクリーニング屋を改装して営業を始めたレンタル(グレーゾーン)ビデオショップで、ニューヨークの複数箇所で映画ソフトのレンタルとCD販売を手掛けた伝説の店。なんと昔 監督が働いていたらしい。(今は無いらしい)
チュッパチャプス(chupa chups)が舐めたくなる。子どもの頃は「チュッポチャップス」と呼んでいた。最後に舐めたのはいつだろう。
観てて「ロボットとバスに乗る時は2人分の乗車賃がいるのか?」なんて考えてしまった。
まあまあだった
昨年のベストテンにランクインしている人が多くとても気になっており、上京の際にまだ上映していて見ることができた。無声のアニメ映画で、主人公はわんちゃんだ。お友達ロボットと友情を育むがバッテリー切れで海に放置して離れ離れになる。柵が設けられて海水浴場に入れなくなるのだけど、海から行けば入れるし、そもそもまた金属のロボットを海に連れて行くなど絶対にさびるからNGだし、もっと大事に扱えよ、そんなことが引っかかって素直に楽しめない。大事に扱ってないし、回収にも真剣じゃない。
しかし『セプテンバー』はとてもいい。
ここまでシンプルな絵で感情移入させる表現力がすごい
少し話題になっている作品。
つかみからとてもテンポよく、Dogの寂しさが伝わってきて、ロボットととの楽しい時間が対比してとても豊かに感じられる。
途中途中退屈になるところもあるが、キャラクター全てがかわいく、魅力的だった。
シンプルな絵だからこそ、目と手振りだけで感情表現する必要があり、それに見事に応えていた。
こども向けの絵にみえるが、大人にもプリミティブな感情を呼び起こしてくれて、感情が繊細に、豊かになる感覚が味わえる。
そして、最後のDo you remember, septrmperにほろりと来た。
言葉を持たないからこそ、音楽で伝える、という粋な演出は会えない時の寂しさを感動へと昇華させてくれる。
また、動物にすることで、言葉やセリフなどなくても、思いは伝わるし、一方で少しのすれ違いで、うまくいかないこともある。
ロボット・ドリームズというタイトル。
ロボットは夢を見るが、プログラムで制御されているのか、それは現実にならない。
自分の意思で状況を変えられなくても、ただ、プログラムのもとで音楽を鳴らす、という世界共通の言語で表現によって、元の主人を楽しませる、それが彼の選んだ道である。
老若男女、おすすめできる映画であるし、現代へのメッセージも詰まっている、そんな作品であった。
シンプルであたたかい
音楽を本当に好きな人が作っているのだなという印象でした。
そもそも、嫌いな人がいるのか?という名曲Septemberがテーマ曲なので、もうそれだけでじんわりなのですが、犬がソリで木に突っ込むときのドラムとシンバルとか、効果音の使い方も巧みです。主人公は冴えない犬ですが、ベッド上のポスターとか、部屋に散らばるレコードとか、音楽はそこそこ好きらしいということが垣間見れるのも面白い。
キャラクターの描画は単純だし、サイレントだから言葉はかわされないのに、感情表現の演出が上手。かといって複雑なものではなく、嬉しい、楽しい、悲しい、淋しい、シンプルなのです。にこっと笑う、それだけで、心がこんなにあたたまるとは。
犬とかロボットとか鳥とかアヒルとか、性別とか種類とか面倒なことは全部気にせず、偶然出会って、あたたかい交流が生まれる世界。現代社会ではいろんなところで分断、分断と言われているけれど、ほんとはみんなが仲良くするってそんなに難しいことではないのかも?
ラストは元通りになって大団円、ではありませんが、それぞれの新しい道を行きつつ、お互いの胸に、そしてわたしの胸にも、2人の楽しかった日々はいつまでも残るのだろうと思います。ああいい映画だった。
たかがアニメと軽んじていたことを猛省
設定の細部が気になってしまった
「3回見て3回泣いた」という知り合いのオススメで見てきた。
無声映画として、キャラクターの表情で動かしかたや70年代〜80年代のニューヨークを描いた世界観などは楽しめた。ただ一方でストーリーの展開や細かい内容に違和感を覚えながら見てしまった。
一番の疑問点はロボットの燃料切れの表現である。
どこかで燃料切れになって動かなくなるなというのは予測していたので、ずっとメーター部分をチェックしていたのだが、海にいくまでにメーターが徐々に減っているという描写ではなくていきなり動くなってしまった。そもそも結局燃料切れなのか機械の不調なのかもちょっとわからない。燃料切れだとしたらエンプティー直前で1年近く動いていたことが謎だった。
あと足を折っていった集団も行動原理が不明すぎた。あの足の指だけでよかったのであればあんな重いものをわざわざもっていかなくてもいいのではと思った。
そしてあのロボットが重くて運べないという描写も結構マチマチ。ドッグが少しも動かせないぐらい重いわりに、廃品回収の人が運べていたりしている。あとそもそも警察の人が動かしてやれよとも思った。
ドッグの生活環境もわからない。働いているわけでもないし学生というわけでもなさそう。そもそもなんで孤独なのかの描写もない。他のキャラが結構働いているシーンがあるのに、ただ1人で家にいる。スキーにいったり買い物したりする財力がある理由もわからず親と死別したとかの描写もない。そのあたりのバックボーンがないからイマイチ感情移入ができない。
伏線っぽいものもいくつもあった。たとえば最初の公演で踊っているときにわざわざビデオを撮影しだしているシーンとか、鳥のパートもあとでロボットを助けてくれるために長尺をとったのかと思ったらそういうわけでもなさそう。
そもそもあんな優秀なロボットならほかの人もたくさんもっててよかったと思ったりした。あのロボットがなにかしらの理由で突然変異したのかとおもったら、後半にでてきたロボットもわりと同じぐらいのスペックをもっているのではと思う。
そういった細かいシーンや設定が気になってしまい楽しめなくなってしまった。
真っ当な無常感に切なくなる
スペインのパブロ・ベルヘル監督が初めて手がけた長編アニメーションとのこと。擬人化された動物とロボットが織りなす友情、あるいは愛情の物語。
1980年代のニューヨークはマンハッタン、孤独に生きるドッグが通販のロボットを作り友情を深めていった。お互い大切な存在になった。
突然の別れ。
再会はままならず。
お互いに新たなパートナーができ、、、
真っ当な無常感に切なくなる。
十分切なくなった。
何故か「パスト ライブズ 再会」を思い出したりして、、、
あっ、なるほどね~
トーキー映画があるように、実写なら情報量が多いので出来ると思いますが、アニメでこの画で100分やるのはスゴイと思います。忍たま乱太郎と通ずる表情付けの上手さがあると思いました。
映画が進むにつれ「これ何がやりたいの?どうなりたいの?」っていう疑問がドンドン湧いて来て、ラスト手前では「これ普通に終わらすの?この映画なぜ評価高いの?」って観てました。
ですが、ラストでそれらは「あ~、なるほど~。そういう収め方するんや~」って思い、「うまいな~」っていう感想に変わりました。あれだけフラストレーションが溜まっていたのが一気に開放され、まるで映画の印象が変わりました。
「映画って面白いな~」とつくづく思い知らされました。それと「えらい長い前フリやな~」っと。
この監督の伝わると思う信念がホントスゴイと思いました。
セリフ、ナレーションを無しにしてる所や、往年の音楽を色々使ってくる所など伏線というか印象付けか~とも思えます。
先にも書きましたが『ホント映画って面白いな~』って思わさせてくれた一本です。
ノスタルジー&ビター
日本人の意地...?
冒頭から共感性が高くて引き込まれるし、色味が海外っぽくて新鮮。
ラストは切ないけれど現代の感覚が反映されていてほろ苦い感じ。
アニメでこんな感情にさせられるのはすごいなと思うけれど若干冗長的。
もしかすると日本人の意地みたいな感想なのかもしれないけれど、嫌な感想を。。
見ている間、確かに素敵なストーリーだしこの作品に悪いところはないけど、
え、これでジブリと同じ料金取るの??って思ってしまった。
本当にこの作品に欠点はない、けど、ジブリ作品とのクオリティの違いが悪い意味で圧倒的。
アニメでこの現代人に共感できるテーマを上手く扱っていること、セリフなしでも約2時間間をもたせられること、色味やシンプルな作画、色々良い点はもちろんある、のだけど...!!
そんなこと、とっくにジブリが圧倒的なクオリティで遥か昔にやっていて、日本のアニメーションはもっと先に進んでるのよ!アニメだから..という言い訳を遥か昔に破り捨てて実写映画と張り合える(アニメならではの良さを提示して)映画作ってるのよ!
という、この作品とは無関係の日本人の意地??的な感情が溢れてちょっと悔しかったな。
私がアニメ作ってるわけでもないからこれはただのお門違いなジブリ愛なのかもしれないけれど。
何だかこの作品とは無関係な感想が溢れてまともな感想が出てこなかった。
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