ゴールド・ボーイのレビュー・感想・評価
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面白かった
映画館の予告で観る限りでは、サイコパス岡田将生がより高みへ〜。かな?と予想して行った。
ところが中盤あたりから別の様相を見せ始め、序盤は観客の我々も騙されていたのだと知る。
岡田将生はもちろん光ってるけど、13歳の少年少女達も初々しく禍々しく好演。うっすらとわかっていながらも、あえてそこに乗ってみせるのは大人の愛とどこも違わない。
警察の緩さにはツッコミしかないけれども、最後まで気を抜くこともなく駆け抜けていった。
ラスト、彼らの間に川のようにある道路はまるで少年法の境目であり、彼らの間を飛行機が飛んでゆく。あたかも境目を飛び越えていくようである。
終わり方も良かった。昨年の怪物以来久々に邦画を見たが、当たりでホクホクだ。
じっとりと濃い空気感
個人的に悪い人を演じる岡田将生が好きで、ギリギリのところに追い詰められて、その結果の情けない醜態とか、悪い目つき、そして溢れ出る感情と滑舌の良い流れるような台詞、過去作でそういう役で放った輝きを゙見て、役者岡田将生の魅力を感じたからだ。
この作品、ポスターを゙見てあらすじだけを読み、おっ、悪い役なら見なければ。
期待を裏切らない鋭い輝きを見ました。
なかなか練られた脚本は、意外性は無いかどうかは見る人それぞれだと思うが、沖縄が舞台というところが、特有のじっとりとした湿気を感じさせ、面白いサスペンスを楽しめた。頭が良すぎるティーンエイジャーは、ちと怖いな。
レ・ザンファン・テリブル
ここ数年、作品に恵まれなかった金子修介監督の久々のスマッシュヒットで嬉しくなりました。原作は中国のドラマですが、観てはいません。読谷岬から義理の両親を突き落とした青年と、家族のトラブルを抱えている中学生三人が織りなすサスペンスで、ジュブナイル的な作品かと思ったら、むしろ金子監督の代表作の『デスノート』のような頭脳派サスペンスでした。最初は中学生達の家族や親子関係をあえて分かりにくくしながら、徐々に事実が明らかになると意外な展開につながるあたりの呼吸は、なかなかよく出来ています。真相は胸くそ悪くなるようなものですが、せっかく沖縄が舞台なんで、沖縄の美しい風景と陰惨な殺人、そして登場人物の破綻した精神のコントラストが、もう少しあってもよかったかな。役者では、まさに悪の魅力を振りまく岡田将生が圧倒的存在感です。羽村仁成はじめ子役三人の演技もすごく、映画のキャラと相まって、まさに恐るべき子供達。
岡田将生がオジサン?
火サスのようなオープニングから、その後も始終テレビドラマのようなどこか安っぽい展開のように感じたのは、ザラついた映像のせい?
それとも、沖縄という土地柄のせい?
内容的には伏線のようなものが伏線でなく、ただのエピソードだったりと、でこぼこ道を軽トラで走っているような展開でどこかスッキリはしない。
とはいえ、最初は想像していなかったラストだったし、話としては面白かった。
だが、一番印象的だったのは岡田将生がオジサン呼ばわりされていたこと。
中学生からしたら岡田将生はオジサンなんだね。
江口洋介は完全にオジサンなんだけど。
理解できる殺人者と理解できない殺人者
オープニングの遺産目当ての突き落とし殺人を見かけた少年たちが犯人の男を脅迫しながら金と命のやり取りをしていく青春映画かと思えば、遺産目当て殺人はそのまま続き、気づけば犯人も少年によって殺されていたというクライムサスペンス。
岡田将生扮する東は資産目当てで婚姻と殺人を通して会社を乗っ取るというある意味古典的な動機で粗い計画殺人を繰り返す。
一方、羽村仁成扮する朝陽少年は機会を見つけては用意周到に人を殺すシリアルキラーである。動機はおそらく学費と文脈から推測できるが、何のための学費なのか判然としない。どちらかと言えばバレない殺しが楽しくて殺人を繰り返していると東への自白から読み取れる。
東の動機はまあ理解できるのだが、朝陽の動機は途中までなかなか理解に苦しむ。この中身のわからない、実際は空虚で噓つきの殺人者が、唯一画面において映った通りの淡い青春の恋を原因として破たんする様は様式美。
怪物は言葉を話すようになったら終わりというのは、本気の感情を見せたら終わりという意味なのだと理解できた。
戦慄を感じたい方は必見‼︎
サイコパスとは、他人に対して愛情や思いやりを持たない、感情の一部が欠けた、精神病質者を指す言葉だそうです。
自己中心的であるが故に、他人を踏み台にして成功する人も少なくなく、医者や科学者のような知能の高い者も相当数いるそうです。
本作に登場する2人の数学の天才“安室朝陽”と“東昇”に、まさにあつらえたような言葉です。
中学生でありながら、2階微分方程式を軽々と解いてしまう朝陽の裏にある顔は、東の裏にある表面的な裏の顔を遥かに凌ぐ、深い闇に閉ざされたデーモンの棲家であり、その闇に光が差し込み、黒の砦が全容を現す時、観客は皆、戦慄し震えるでしょう。
間違いなく、2023年、2024年で観たサスペンスの中で一位の称号を与えることができる映画です。
思った以上に人が殺されて行くサスペンス映画。 本年度ベスト級。
崖から人を突き落とした所を偶然動画を撮った子供達が犯人を脅迫して行くストーリーと思いきやちょっと違った。
次から次へと人が殺され落とし所が全く予想出来ず。
子供達か対等に大人と会話している感じが凄かった。
岡田将生さん演じる東が子供達から脅されるんだけど、子供達3人には隠された過去があり、そこに東も加わりある計画を実行して行く感じ。
東が一般人なのに色んな危険な事を知っていてサイコパス度が凄い!
そんな東に立ち向かう感じで引き込まれた。
一体どのように終わらせるのか全くの謎(笑)
終わってみれば、少しだけホッとする感じで続編も楽しみ。
夏月を演じた星乃あんなサン。
存じなかったけど、これからスクリーンに多く登場する予感( ´∀`)
流れは普通に読める
ネタバレ禁止な上、展開読めないって言われてるからどんでん返しでもあるのかと思いきや序盤からまあそうだろうなという展開に。全体的にはおもしろかったけど、「流れが読めない」は言い過ぎではないか?と思った。期待しすぎたかな。
こんな映画館いまどきあるか
3/10(日)MOVIXさいたま シアター3で鑑賞。
初回(9:10)のせいか観客は20人ほど。
墓場での殺人シーンで突然画面が真っ暗になり音だけに。
てっきりハンマーで人を殴りつけるシーンがエグイから映さないのかと思った。
その後2,3分絵が映らず声だけのシーンが続き刑事がホワイトボードを前に対策をしてる場面が映りそのまま行くと思った時に
「ふざけるな!巻き戻して墓場のシーンからやれ‼」と大声を出した中年男性が現れた。
そしたら画面が止まり墓場の場面へ戻り再開した。
上映後「上映中の不都合でご迷惑をおかけしました」とソフトドリンク券をもらったが不愉快な気持ちは晴れなかった。
上映中に黒木華、江口洋介、北村一輝と脇役に芸達者がいるから楽しめると感じた(主役以外の出演者はノーチェックだったので)
ラスト近くで少年の母黒木華の演技が圧巻で素晴らしい。愛憎と苦悩、困惑を演じきった演技は見事だった。黒木華と安藤サクラが2大看板女優だと実感した。
尺の関係で省いているんだろうが、少年の父北村一輝は珍しくいい役なのになぜ命を狙われたのかがイマイチ分かりにくい。
エンディングでいかにもパート2がありそうな絵があった。興行収入次第で制作されるのでは。
上映中のトラブルが無ければ4点です。
予想以上のすさまじさ
まず、少年少女たちの家族関係が分かりづらい。そのため、墓地での殺人も、どうしてそこまでするのか、理解しがたかった。
少年たちが殺人鬼と駆け引きで渡り合うストーリーは、予測不可能な展開を見せ、面白いかといえば、まあ、面白い。岡田将生の演技も、素晴らしかった。
それにしても、少年の冷酷非情なすさまじさで、後味はかなり悪い。これから鑑賞する方は、覚悟を。
これは…
今日も朝7:30に出発し、電動ではない自転車で往復20キロ走ってきました。
8:30スタート、20人程の入り。
ちょっと少ないかな。
ドラえもんが上映されているので、
入り口は混んでいました。
こちらの作品は、先行上映で観た方のレビューを拝見し、面白そうと思い観たしだい。
デューンの先行上映とどちらを先に観るか悩みました。
内容は面白かったです。
でも、笑顔や笑い、感動や悲しみの涙などは
まったくなく、後味が悪かったです。
やっぱり、親目線で観てしまうから…
岡田将生さんの演技や、子役の方の演技が素晴らしかったです。
朝陽君役の方ですが、
ドラマ、仮面ライダー響に出演されていた
安達あすむ君役の方に似ており、先ほど調べてみたら、33才、何年か前に俳優は引退されていました。
悪童たち
原作は中国のミステリー小説だが
舞台は沖縄に。
暑い場所なのに暑さを感じさせない映画。
少年達は偶然殺人の現場を撮影してしまった。
少年達3人は殺人犯を脅しお金を請求していくが。話しは二転三転と危うい方向に流れ込む。
目まぐるしく起こる殺人。
殺人鬼との知恵比べ。大人を操る頭脳戦。
この頭脳、朝陽役の羽村仁成さんは凄かった。
豪華な俳優陣にも負けない演技。
夏月役の星乃あんなさんも。
猟奇的な岡田将生さんも見応えあった。
恐るべし悪童たちの青春ノワールサスペンス。
脚本が良かった。
サイコスリラーで面白い映画でした。
おもしろいのだが
これは現代日本の社会、警察組織構造を考えるとストーリーが成り立たないんじゃ…。原作国のように財閥コネ態勢は日本じゃなぁ…。
とはいえ、ストーリー展開は目が離せず非常に面白いです。でも主演はあの子供ではないのか?
また3人がクルマの中で刺殺されるシーンは一体なんだったのか^ ^
ひたすら暗鬱な気持ちにさせてくれる
予告から、犯罪をネタにした脅し合いになるだろうことはわかっていましたが、そこからさらに裏の裏をかくような展開がおもしろかったです。
ストーリーは、大企業一族の婿養子・東昇が義父母を崖から突き落として殺害する現場をたまたま撮影してしまった中学生・朝陽、夏月、浩の3人が、それをネタに大金をせしめようと東を脅迫したことから始まる、東と中学生たちの攻防を描くというもの。
それぞれの家庭に問題や悩みを抱える少年たちが繰り広げるひと夏の危険な冒険、と思わせてからの二転三転の展開がおもしろいです。脅迫する側の少年たちが主導権を握っているように見せて、東も動じることなく隙あらば形成逆転の機会をうかがいます。丁々発止のやりとりが、緊張感を最後まで程よく保っています。
また、東VS中学生という構図をメインにしながらも、少年たちのそれぞれの家庭環境や状況を描き込み、作品に奥行きを与えています。これが、二転三転する展開の背景として説得力をもたせているように感じます。
終盤、明らかにツッコミたくなるポイントがあり、それまで緻密に事を運んできた東がまさかの大失態かと思われましたが、実はそれは朝陽の作戦のうちだったということがあとでわかります。そこから、ここまでの伏線を回収しながらのどんでん返しを経て迎えるラストの展開がおもしろく、最後まで目が離せません。そして、ひたすら暗鬱な気持ちにさせてくれます。
ただ、ずっと警戒していた東に対して、最後だけは出されたものを安易に口にしたのは疑問です。東にしても、作戦が成功した場合、朝陽たちが残していたであろうバックアップデータから全てが露見する恐れがあります。それをどうするつもりだったのでしょう。
それにしても、あんなよさげな両親から、どうしてこれほどおぞましい子が生まれてきたのでしょう。そこが最大の疑問です。最後にサイコパスのような描き方に見えたのは、ちょっと残念でした。心が捻じ曲げられるような過去があったのなら、そこはしっかり描いてほしかったです。
主演は岡田将生さんで、狡猾な冷酷非道ぶりが秀逸です。中学生役の羽村仁成くん、星乃あんなさん、前出燿志くんも、それぞれの個性が光る演技がよかったです。脇を固めるのは、黒木華さん、松井玲奈さん、北村一輝さん、江口洋介さんらで、隙のない布陣が完成度を高めています。
内に秘める狂気
映画館告知あまりやってなかったのですが、話したくなるから一人で見ないでくださいっで気になって見に行きました〜!
2時間どんよりした全体ですがドキドキハラハラして飽きることなく楽しめました!
ストーリーは二転三転して最後まであれ?どうなるんやぁ?って思いながら見てました
最後のシーンはおいおいおいやめてくれよという思いと、そうはならなくないか?と思ったりもしました
羽村くんは頭の良い子どもで普通にいそうな感じなのによく演技されてたと思います!
星乃さんはどこか影のあるけど魅力ある感じして良かったです
どこにもいないスタイルと顔してるけどどこにでもいそうな人の演技が特徴と言われてる岡田将生くん 良かったわ〜ギャップありすぎ!(笑)
余裕ある感じだけど焦ってるんだろうなって分かって良かった
もしネットで実況してたら おじさん焦ってて草って書き込まれると思う(笑)
個人的には感情出して大人舐めんなよクソガキがってとこ正直スッキリしました(笑)
この作品のサイコ野郎はどこにでもいそうな人が一線を超えることを躊躇わない感じだったのでこえーと思いました😨
今までの邦画はみんなが想像できるようなサイコ感が多かったので…
もちろん脇を固める役者さんたちもみんな良かったです〜
東家のシーンは画面が明るかったし子ども達の家は暗かったので格差についても取り上げたいんだろうなーと 大人同士の問題が子ども達まで影響してきた結果…こんなことに…
沖縄の基地やオスプレイみたいのも映してたしリアルな現状も入れ込みたかったんですが本編にはあまり絡まずって感じでしたかね?
東昇の人間がいまいち掴みきれなかった
過去があんまり語られなかったのでなんでこんなサイコ野郎になったのか知りたかった
支持。エンドロールで深く座り直す映画的歓び。
支持。
まんまとやられた。
火サス未満の導入から延々見せられる
脚本配役演技演出台詞劇伴のベタ凡庸稚拙が、
テーマの毒の高濃度化に最効率に貢献。
気持ち悪さ最大での幕切れに愕然とし、
エンドロールで深く座り直す映画的歓び。
早くも私的年テン上位当確。
拾い物。
全293件中、201~220件目を表示