若き見知らぬ者たちのレビュー・感想・評価
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理解不能
何もかも理解不能に感じるこの作品
そもそも多国籍の合作の意味がどこにあったのかさえ不明。
見落としている箇所もあるかもしれないが、この作品の中央に、静かに置かれているのは「父」だと思った。
父の借金に母が絶望し、やがて病気で「智恵子抄」のようになった。
父が残したカラオケバーを経営する長男アヤト
幼い時から父の夢を刷り込まれて、修斗のチャンピオン戦に挑む次男ソウヘイ
アヤトの彼女、看護師
そして親友の大和
友人の警官
さて、
物語の中心にありながらも隠されるように置かれている「父」
彼が残した借金 そして死 ボクシングの夢 家族
父の死因については明確にされてないが、大出血があることで自殺、または他殺と考えられる。
物語には事件とか犯人などは登場しない。
ただ、その後警察官のずさんな行動が描写されていることで、そもそも父が殺されたにもかかわらず自殺として処理された可能性も残っているように思う。
父の死によって始まった不遇と、警察や社会への不信感がアヤトの刹那的性格を描写しているようにも感じる。
彼は現実に疲れ切ってしまっているように見える。
立っていられるのは、恋人の支えと、それでも母が生きている仕方なさからだろう。
彼の刹那的な心情は、拳銃自殺という描写が挿入されていることでわかる。
ちょっとでも歯車が狂えば、彼はもう立っていられなくなるのだろう。
この作品の主人公はアヤトだと思ったが、まさか死んでしまう。
では、いったい誰が主人公なのだろう?
おそらく、この作品の主人公は「死んでしまった父」なのではないだろうか?
この最初からいない父を主人公にしたことが、この作品の挑戦だったのかもしれない。
しかし、まったく共感できない。
父は確かにカラオケバーを残した。
同時に借金も残した。自宅も残したのだろう。
相続するしないの選択はあったはずだ。
家族は相続を選択した。
ここに大きな疑問が残るが、アヤトにはソウヘイの夢をな変えたい思いがあったのだろう。
自宅がなくなれば、ボクシングに打ち込む環境が悪くなる。練習時間をバイトに使わなければならない。
家族であっても他人の夢のために生きること
すべてを犠牲にしてようやく成り立っている責任 それは、「絶対」なのだろうか?
そうしてアヤトはソウヘイのために自分を殺し、母の介護で自分を殺し、次第に自分自身を失っていったのだろうか?
ソウヘイは練習後に母の介護に入るが、彼には家の掃除という考えはないのだろうか?
すぐ母がめちゃくちゃにするから、しても仕方ないと思っていたのか?
ここに家族愛かと思わせながら、自分を殺すという間違いの様なものを垣間見たような気がした。
親友大和は子供が生まれた後に結婚式を挙げ、その二次会会場がアヤトのカラオケバー
関係ない3人の来店が事件を起こした。
警官を退職した友人の決心は、自分と合わないことへの取捨選択という人生における重要なファクターなのだろう。
それができなかったのが、アヤトだろうか?
しかし彼には母の介護というものが残る。
彼に逃げ場所など最初からなかったということだろうか?
それとも、父の死が他殺であれば保険金が下りたのだろうか?
そうなれば悪いのは、警察だったのか?
アヤトの死は事件とずさんな警察仕事によるが、その事は最後にソウヘイの肩へと倒れてくる。
彼は父の夢でもあったボクシング(修斗)のチャンプになるが、祝福してくれる人は誰もいない。
鍵が開いたままのカラオケバー
アヤトの死因となった割れたグラス
そこでソウヘイはようやくそれを片付けた。
ここでエンドロールを迎えるが、ソウヘイはバーで虚しさを味わっている。
自宅へ帰っても、もうアヤトの彼女がやってくることはない。
これからはソウヘイが母の介護をすることになる。
それは、今までしてこなかったすべてのツケが来たということなのだろうか?
チャンプになっても何ひとついいことなどないのだろう。
それを視聴者に思い知らせるのが、この作品なのだろうか?
理解できない。
それを我々に見せて、いったい何を問うているのだ?
理解不能
内山拓也×磯村勇斗「若き見知らぬ者たち」観了。傑作「佐々木、イン、...
独りよがり・・・で、言いたいことが伝わらない
俳優を自由に羽ばたかせるために、監督は度量を持つべきですね。
正直言ってこの映画のコンセプトは、伝わらなかった。
コンセプトは、
《日常から見過ごされてる者へのエール》
とのことです。
舞台挨拶をYouTubeで見ました。
監督・スタッフして磯村勇斗も、何年間もの下調べ、
施設訪問などを重ねた。
しかし、
❶本番はテストなしの一発勝負。
❷岸井ゆきの(アヤトの恋人のヒナタ)には、
こぼれ落ちる感情を、《我慢して》演じる・・・
つまり、見せないで、との注文。
❸先輩警官役の滝藤賢一には、《何もしないで欲しい」との
なんとも失礼な注文。
ぶっちゃけ、私が楽しめたのは、
アヤトの弟ショウタの総合格闘技の
試合の7分間のシーン。
これは良かった、燃えた、面白かった。
演じた福山翔大は一年前から食事制限と減量並びに
トレーニングを積んだそうだ。
福山翔大の努力は報われた、輝いていたから・・・。
本当に良かった。
面白いのは、
★染谷将太は監督の束縛を後半で、掻い潜って自由にやってたね!!
染谷くらいのキャリアがあれば、新人監督なんか、目じゃないもんね。
なんとも惜しい作品だ。
磯村勇斗、岸井ゆきの、染谷将大、滝藤賢一、豊原功補、霧島れいか、
錚々たる一流俳優に、演じるな!!とは【これ如何に‼️】
脚本が説明不足で、自分だけがわかっているパターン。
独りよがり・・・とはこの映画の事。
もう少し的をしぼってもよいような
目をそらしてはいけない現実
主役が途中で!
途中まではヤングケアラー的なのかと思っていたら、そうかー主役が途中で死んでしまった。何か権力ばかり振り翳してロクデモナイ奴いますよね。いつもの明るく元気な岸井ゆきのさんかと思うとちょっとドキドキでした。磯村勇人さんも珍しい冴えない難しい役でしたね。柏で佐々木インマイマインと2本続けて拝見致しました。内山作品2本続けて拝見致しました。
気になるところが多すぎる
佐々木、、、の監督と聞いて特に前情報入れずに鑑賞
中盤の展開が現実離れしてることに驚く。
神奈川県警であることが強調されているため、モデルとなった事件があったりするのか、、、と思ったが、そうでもないらしい。
あの辺の展開は、特に不祥事の多い神奈川県警に代表されるような公の暴力性を批判したかったと解釈したのですが、、、
だとすればあのような現実離れした描写は逆効果では?と思いました。滝藤賢一も、そんな奴いないだろ、、、と思ってしまう。なんか上手じゃないなと。
現実を批判したいのであれば、ディテールには拘って欲しい。
もちろん店内の血とかも含め
リアリティラインの置き所がブレてしまって、気になるところが多すぎて乗れないよ。
そんなことならいっそ、ジョーカーのように現実かどうかわからないようにしちゃえばよかったと思うけど、それはジョーカーすぎるか。
総じてやりたいことがよくわからなかった。
意義あるものを撮ろうとあう熱さは伝わってくるけど、、それがうまくハマってなかったのかな。
よくわからかった
感情の動きを描くのが上手だと思った。また、情報の出し方が最初の方は見せ方としては上手いなと思ったけど、話がいくら進んでも主人公がなぜ母親を一人で診る事に拘っているのか、スナックを手放さないのかがわからなかった。一人で無理をして、周りにあんなにも仲間や恋人がいるのに独りよがりなままなのは何故なのか。不幸な自分に陶酔しているナルシシズムを感じた。彼が死に、兄弟がリングという正規の場で戦いに勝つ。理屈や雰囲気としてはわかるけど、あんまり物語として繋がってない気がした。
また、主人公の死のエピソード、警察とのやり取りもノイズとなった。友達や兄弟がスナックに行った時におかしいと思わないのか?歌をうたっている場合か?いや、心情はわかる。親友の死に呆然としているのだろう。でもさ、ビールを出した足元血だらけだよ?吉田拓郎歌ってる場合じゃないんだよ。警察も後悔している雰囲気だけ示されて、ただそれだけ。
若者の行き場のなさを描いているのかもしれないけど、もう少しその世界の有り様がわかれば良かった。
強さが描きたかったと言うけど
主人公が弱くて良かった。それに伴う強さが耐えの一辺倒だったのが残念。警察も悪すぎる割にはエピソード薄い。
前半が良かっただけに、退場が勿体無かったなぁ。畳み方が分からないなら、もう少し短くすっきりさせてほしかった。
役者は良かった。
演技は素晴らしかったが…
うーん、伝えたいメッセージが話からなった気がする。
油断すると(精神的に)誰か(もしくは自分)に殺されるぜ!だからみんな必死に毎日これで良いんだって言い聞かせて生きてんだ!みたいな感じ??
磯村勇斗さん演じる風間に救いがなさすぎて(別に救いがないとダメなわけではないんだけど)見ててかなりしんどい。
そしてその周りの人たちも難しい距離感でいる感じが…
「磯村勇人さんと岸井ゆきのさん」
中盤、風間がいよいよ限界で吹っ切れた感ある場面に出会した日向。
磯村勇斗、岸井ゆきの2人の向かい合ってのシーンは流石の演技力ですごく見応えがあった。
恋人である日向の何か1つでもかける言葉間違えたら、なにかが終わるかもしれない緊張感と優しさのあるやり取り。
そして風間のギリギリ正気(いや多分正気なんてとっくにどっかいってるけど)で、何をきっかけに犯罪でもなんでもしちゃうかもしれない。とにかくギリギリ止まれてる感じ。
いやな緊張感が凄まじかった。
「日向も限界」
日向は日向で過食症のようで彼女もまた限界超えてしまっている。
見るからに限界の風間に比べ、一見わかりにくいぶんこういう人の方が急に命を落としたりしてしまう(ように感じる)行動をしてしまうのかもしれない。
彼女もまた彼のラストがあれではね…
「カラオケバーの血痕」
なぜ友人も弟もお店に残った血痕に気がつかない??せめてもの真実に繋がるかもしれないものなのに…弟に関しては割れたグラスなんかと一緒に掃除してしまうし…
友人は警察に話を聞きにいくくらい事件性に疑問をもっていたのに…
隠蔽され続けるとしても、気がついてくれる人がいれば見てる側としては少しマシな気持ちになれたかもしれない…
これがなんだか1番やるせないというか、救われないなぁと思う点だった…
「兄弟の対比」
兄が火葬されている時、弟も同じように横たわり暑いサウナスーツで汗をかいているなど、対比がで描かれる部分がいくつかあるが、似ているけどあまりにも違い過ぎる皮肉というか、似た者同士ということなのか…なんだかここでの意味が分からなかったなぁ
「撃ち抜かれる描写」
アバンタイトルのところでも差し込まれる拳銃でのシーン。
自分で撃ち抜くこともあれば他者である場合もある。
風間は自ら撃ち抜き、悪徳警察は事件を起こした現場に行き、物思いにふけっていると撃ち殺される。
自分で本当の自分を殺して生きてるってことだったり、悪いとはわかってるけど良心とかに飲み込まれたら今の生活が終わるってことの表れだったのかなと思うけど、確証はないなぁ。
「総括」
俳優陣、特に磯村勇斗さん、岸井ゆきのさんの演技は流石とも言える見応えのあるものだったが、嫌な描写が多く心に残る割にはメッセージ性のようなものが伝わってこず(理解が足りないだけかも)嫌な気持ちだけが残るだけになってしまった作品でした。
お芝居は良いが重すぎて救いもない
演技と画は素晴らしかったですが映画としては嫌いですね
お話が、、、、、
何が言いたいか分かりませんでした
興味を持てませんでした
つまらないです、私には合いませんでした
『とにかくリアリティ不足で萎えるし、カタルシスも無いからしんどいだけ』
若者の貧困、介護問題がテーマでした?、辛い事が目白押しで後半に有りはずのカタルシスを期待してましたが有りませんでした、用意してあったのだったとしたら客が気づかないのであればダメでしょう
辛いシーンもリアリティが足りないので、『そんなバカな』と映画に乗れずに冷めてしまいました
お話がリアリティない方向でいくのであれば、格闘技のリアルな撮り方は矛盾してるし、ファンタジーで行ってほしかった
し
長年格闘技観てるんですけども
格闘技シーンはなんだろう観てて残念だった
タイトルマッチの筈がレベル低いというか、、、
あんまリアリティが無かったです
俳優陣の演技は本当に素晴らしいと思いました
スオミの映画と被りますが、本が悪いと俳優陣の演技に目がいくよねって思いました
ジャンプショットとか、長回しでの時間操作など多様な画造りはとても興味を引く作りでしたし、嫌いではなかったです
次回作は一応観てみたいと思います
?????
だめだー
警察官の行動の意味が解らない…
30代ぐらいの若者たち、それぞれのモヤモヤや日常を描きたかったの?
あの若い警察官もそのひとつ?
頭から血流している人、スルーなん?
どんだけ治安悪いねん。
防犯カメラは?
スナックに血溜まりあったら事件でしょ!
いやー、脚本がないわー。
いつの時代やねんっ!!
若者の何を伝えたかったのでしょうか?
ストーリーに???が多すぎるわー。
良い俳優勢揃いなのに、もったいないなー。
ラジオ体操第一よーい
初っ端からしんどい状況の特盛つゆだく。じりじり全体を舐め回すカメラのせいでさらに何か起きるんじゃないかという緊張感も合わさって息が詰まる。もともと寝不足感のある磯村勇斗の目つきにこっちも目がシパついてくるし、まさに銃でひと思いに逝かせてくれという感じ。その溜まりまくったしんどさがどこかですっきり解消されるのかというとそんなことはなく、弟が格闘技で闘ったところでムカムカも治まらず、最後までしんどいままである。
底辺の若者の苦悩を描きたいのかもしらんけど、母親の介護の労苦とか自らわざわざ不幸を背負いこんでるとしか思えず、話のための話になっちゃってる感。杜撰な取り調べの神奈川県警のクソっぷりも同様なのだが、自分としては同県警にいい印象がないのでそこは納得。早朝からネズミ捕りやってる暇があるなら、ちゃんと捜査をしろ(現実の個人的怨恨)。
まあ、カメラ・撮影が大変そうな長回しがんばってる映画ということで、若い内山監督には次作期待したい。
無題
脚本グッド
胸痛くなるから鑑賞注意⚠️
現在までの出来事、事の経緯がフラッシュバックしつつ
現在でもなお問題が次々にやってくる
どんな過去を持っていたって問題課題を荒れることなくこなす兄弟
それを支える周りの人間
追い討ちをかける警察の対応
鑑賞後は空しさがありつつ
彼女の光、弟の光が見れて少し希望を持ちつつ
劇場を後にしました
途中の後頭部の演出は思わず喜んでしまったが
非現実だった
彼はずっと苛まれることを期待
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