ブラックサンのレビュー・感想・評価
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神聖な修道院に秘められた闇の歴史・・・
う~ん微妙です。ファンの人には申し訳ないけど、自分には合いませんでした。
怖くもないし、ドッキリも無し。
まぁ、元々が短い映画ですから、あれよあれよと、話が進んで終わります。
ただ、主役の女性が、綺麗な方だったのでその分で評価上がっちゃいました。
【ネタバレ】
後半で全てのなぞが明かされる。
戦争中?戦後?修道院が襲われ、1人のシスターがレイプされ、妊娠してしまった。
無事、女の子が産まれたのだが、修道院はレイプ事件を公にしないため、子供を表に出さず院内で育てることとする。
ある時、子供が熱を出したため、母親のシスターは医者に見せるようお願いするが、子供の存在を外に知られることを恐れたシスターがお風呂で冷やそうとするが誤って殺してしまった。
娘が死んだことを悲観した母親は首を吊って自殺するが、修道院はその全てを隠蔽したのだった。
日蝕の日、その全てを知ることになった主人公の力によって、母親の怨念はシスターたちに復讐を遂げるのだった。
確かに隠蔽を画策したシスター達が悪いのは解るけど、そもそもはレイプしたあいつが悪いんじゃないの?
その辺がモヤモヤして、イマイチ引き込まれませんでした。
酷評多いけど…
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【あらすじ】
『エクリプス』の前日譚。
元修道院だった学校に教師として赴任することになった主人公(シスター見習い)。
勝手にシスターになる儀式をそこでする予定にされていることになっているのを知るが、彼女は何も言い返せなかった。
彼女は幼少期、マリア様の生まれ変わりだと崇められていた時期があった。皆から当時の事を聞かれるが現在の彼女は自分に自信がなく、内気なタイプ。
彼女はそこで怪奇現象を目にし、怖い噂を耳にする。不穏な印象を受けながら皆既日食の日を迎えることになるが、彼女はその日、修道院で過去にあった出来事を知ることになり…。
彼女は初めて自分の意思で行動をする。
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実話をもとにした映画というだけあり、
起承転結がはっきりした映画ではないし、バッと驚かせ要素を渇望している人にとっては退屈な映画かもしれない。
また、ホラー好きにはあまりいないとは思うが血や強○と思われるシーン(R13レベル)が出てくるのでそれらが苦手な人にはあまりオススメはしない。
90分の映画なので多少端折ったようには見えたが、ゆっくりと怖さが忍び寄ってくる。悪夢やなれない場所での不安や、周囲の期待など現代でもありふれたストレスに晒され自分を見失いがちな現代人には見てほしい映画。
個性的な映画やモダンアートが好き、かつホラー映画観たい方にはおすすめかな。
ただ、日本語音声が無いからサブタイトルを追うのに少し疲れてしまたった。
なので疲れているときよりかはリラックスでき、ある程度脳を使える状態の時に見た方がいい。
ヴァラクとは関係なし
ついこの前NUN2を見たばかりだったので 似たような建物からして期待してしまったが 期待はずれだったよう。心霊とサスペンスが合わさったものは好きだけど 場面展開が雑過ぎて 後半ついていけなくなった。被害にあつたシスターが産んだ子が育っていく様子も何もないから 突然大きな女の子をみんなで寄ってたかって浴槽に押し込んで 殺してしまう一連の流れが理解し難い。それに何故少女たちが霊に襲われるのか理由がない。 ホラー好きにはちょっと物足りなかった。
バカな怨霊の逆恨みで修道院のシスターたちが死んでいく気の毒な映画w
スペインは1936年~1939年まで内戦に苦しんだ後、フランコのファシズム政権が誕生、1975年のフランコ死亡まで継続する。
映画はこの内戦終了の1939年、主人公が神のお告げを伝える聖少女として注目されたことを紹介した後、その10年後の1949年、成長した彼女がシスターとして修道院に現れるところから話が始まる。
何だか背景が物々しくて、いい感じではないか。彼女が部屋に落ち着くや否や、椅子が勝手に倒れるわ、壁に首吊りの落書きがあるわ、誰もいないはずの廊下で大きなノックの音が響くわ、ホラーの色が濃厚に描かれていく。
やがて教え子の少女が異常現象に巻き込まれ、主人公の身の上にも次々におかしなことが生じていく。さて、その正体は…ということになるのだが、映画はこの辺りから急にトーンが変わって、超自然現象の背後に内戦時代の悲惨な出来事があること、自殺したシスターの怨霊が修道院に取り憑いていることがわかってくる。ホラーからミステリー仕立てになっていくのである。
最後は怨霊が修道院の古参のシスター2人に恨みを晴らして幕引きとなるのだが、その理由が観客にはどうも納得できるものではない。
自殺したシスターは内戦で修道院を襲った兵士の一人にレイプされ、子供を産む。その子は無事に育ったものの、ある時、熱病に襲われたため、身体を冷やすために水を張ったバスタブに入れられたところ、暴れた挙句にバスタブに頭をぶつけて死亡。母親のシスターも自殺してしまい、以後、その怨霊が修道院に取り憑いているという。
しかし、その怨霊はレイプした兵士ではなく、全然関係のない修道院で学ぶ少女を自殺に追い込んだばかりか、母子の面倒を見たシスターたちに恨みを晴らすというのだから、訳が分からない。
かといって悪霊そのものの恐ろしさを描いた訳でもないし、悪魔祓いのエクソシスト要素もゼロときている。
恐らくは怨霊が恨みを晴らす勧善懲悪的な作品を意図したのだろうが、内戦がどうしたこうしたとかあれこれ手を出した結果、話が歪みまくって意味不明な作品になり果ててしまったのだろう。もはや論評に及ばず、であるw ただ、主人公のシスター・ナルシサの清楚な美しさは印象に残った。
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