「予想よりも社会派インド映画?」JAWAN ジャワーン トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
予想よりも社会派インド映画?
シャー・ルク・カーン主演のインドアクション映画
3時間の超大作で時間を感じさせないが
気合を入れてみないとキツイ
ダンスシーンは多め
大けがをした男が村で手当てをされ
その村が襲われ危機になったところで
包帯だらけの男が復活し敵をなぎ倒すところから始まる
初めからクライマックス
そこから30年後に電車のテロリストが
4000億を身代金を要求し
そして実業家のカリが身代金を支払う
そのお金は農民たちの借金の支払いに使われる
テロリストの男は義賊で
その正体は刑務所の所長アーザードだった
アーザードは社会から英雄になる
そこからアーザードのお見合い相手が
宿敵の女だったとか
窮地のとき死んだと思われていたアーザードの父親が登場
アーザードの父親と母親のストーリー
父親とカリとの因縁
刑務所からのインド国民に対するメッセージなど盛りだくさん
カリは武闘派ではないがやってることが悪辣すぎる
主人公がテロリストとして義賊になるのも仕方ないと思ってしまう
あと、マフィアから選挙買収のためにお金をもらったけど、マフィアはどうなったのか?
農家の借金、医療の問題とか社会風刺的な問題も多い
生放送で「政治家を選ぶときはよく考えよう」というのは日本人にも刺さる
主人公が変装で顔が頻繁に変わるところとか
後半から親子のダブル主人公になったり
父親が助かる部分がご都合主義的なところがあるが
そこらへんが気にならないなら傑作
顔が変化してるし、身長も「息子」の方が高いので別人だとずっと思ってました。よく似てる俳優がいるもんだなあ、と感心してましたが同一人物なんですね!お父さん役の顔&ヘアスタイルの方が好みでした!