JAWAN ジャワーンのレビュー・感想・評価
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現代的なテーマに向き合いつつもやっぱりシャー・ルク劇場!
やっぱりシャー・ルク・カーンのスターっぷりはすごい。男前で、身体を見せまくり、決め顔を連発し、得意の一人二役もブッ込み、そして演技をやりすぎる。キャラを作りすぎる。それもすべてがシャー・ルク・カーンのスターっぷりを際立たせるため。本来スターは不器用なものだと思うが、非常に起用で、さまざまなスキルを活かしてスター活動を極めているのがシャー・ルク・カーンではないかと思う。
物語は典型的な義賊ものに現代的な問題を織り込んだもので、大きなテーマとして女性のエンパワメントを掲げている。しかし、女性たちがいかに重要なパートを担おうとも、結局は座長であるシャー・ルクが持っていくようにできているので、真摯さは感じても、ちょっとイビツではある。
しかし、やはりインド映画はスターが輝いてこそ。決して些末ではないはずのアラの部分も、シャー・ルクのパワーによって押し流されてしまい、まあいっか!と思える感覚がたいへん心地よい。そして若者から年寄りまで一本の映画で演じまくることで、現在59歳という現実が幻のように思えてくる。これぞスターの鑑。三大カーンはそれぞれに好きだが、やっぱり個人的にシャー・ルクが一番ハマるんですよね。スター不在が叫ばれる昨今だからこそ、みんなシャー・ルク・カーンをぜひ!
今どき、300 スリーハンドレッドごっこかよ?もう18年前の作品だぜ?
本家のザック・スナイダーもやり方忘れたアクション映画をスローモーションでやるのはダサすぎ。主役顔の役者がテロリストになって、民間人を虐殺するが、何でそんな事をするのかが意図が分からない。
脚本も演出もつまんねーから、アクション映画なのに眠くて眠くてしょうがない。インドのアクション映画は「 R R R 」 という殿堂入りの作品が出来ちゃったから、どう頑張っても「 R R Rに比べたらねぇ?」 って、思っちゃうワケ?アンダースタン?
これを打破したのが、「 ナイト&デイ」 をリメイクした「 バンバン!」 で、インド風味に味付けして、美味しい映画でしたぞ?
本当につまんねー映画。見る時間が無駄、無駄、無駄!
ビーキーパーか、ドクターXにしときな?外さないからさ?
インド映画のパッションパワーアップしてます。最高でした😃🤗
本日仕事休みのため新宿ピカデリーにて鑑賞しました
ここからネタバレします。
今年見た映画No.1です。🤔😅🤣
凄い
いつもの感想と同じですが今回はパワーアップしてインド映画の熱いパッション感じました🥹🤗
約3時間の上映なので書きたい事がいっぱいありますが
今日は一つだけにします。
今回はインド版ロビンフットの現代版です。
市民は殺さず電車を乗っ取り身代金を要求してそのお金を農民に分け与える話しから
はじまりますが
これが素晴らしい脚本でした
後半に政治を変えるために全国民に呼びかけ国民のための政治、選挙を訴えます
迫真シーンでした!
今回1番印象的良かったです
みてて熱くなりました🥹
私は理想論と言われようが共感しました
なんと映画では医療病院の改革を5時間で完遂してしまうところなんか熱くなりました🥹
もちろん、アクションやダンスミュージカルも素敵でした。
編集で1つだけエッてありましたが、
関係ないかなあ🤔🤣🤗
今回はなんと言っても悪役🦹⁉️
の武器商人役の方カリー役の青年時代のかたが、見ていて腹がたつぐらうの演技でした
インド映画最高かよ🤨😃🤗
この映画の関係者の皆様お疲れ様でした
ありがとございます♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪🙇♀️🤗
最高!!www 泣いたwww 超カロリーの町中華を火傷しながら腹い...
スージーが全て
インド映画の真骨頂
2023年後度 インド興行収入No1は伊達ではなかった♪ ★4.1
なんとボリウッドでは2023年に長編800本以上、短編1100本以上の合計2000本の映画が制作されたそうだ! (ハリウッド660本の約3倍!)
「全米No1」との宣伝は、米内の期間限定興収なので年間に何作にも使われるコピーだが、今作は紛れもない2000分の1作だけの栄誉を持つ♪
いや~とにかく多要素を盛り込んで、冒頭からの展開も早い♪
インド片田舎での貧困からの復讐ヒーロー物・・かと思えば、現代のクライムサスペンス風に様変わり・・、したかと思えば、インドお得意の血筋ドラマ・・と思えば、現在の社会悪へのアンチテーゼまで!
そのアンチテーゼが、こりゃまた深い・・。
「農業生活者の貧困」
「汚職による公立病院の資材不足」
「工場公害による健康被害」
「軽率な投票」(これが現在の日本にも当てはまる)
など、目が潤むシーンも多々・・。
何気ない描写が、後にあのシーンがその為だったのか、
と最近多い伏線も自然に見せている。
それらを解決あるいはメッセージを伝えて、尚、強い悪から、善良な一般へ富を配布するのが、ねずみ小僧的でスカッとジャパンならぬ、スカッとインディア♪
作中に豪華なダンスシーンも4度もある♪
初回は数百人(多分CGではない)規模でシーンや衣装を入れ替えての金の掛けように圧倒されるが、さすがに3度目以降は、早く物語を進めようよ♪ と・・。
終盤にはアイディア豊富で、スリリングなカーチェイス団体戦アクションでも魅せて、これでもか~~的に迫り来る!
ただラストが、それを待っているかの演出が、いかにもフィクションで私的にトーンダウンして、やや減点に。
でも、こりゃヒットするわ!と納得の一本でした♪
トータル時間も長く感じず(度々のダンスシーンはご愛敬に)かなり引き込まれます♪
オススメ。
パターンと6人の女囚コマンドー
パターンみたいなのを期待して観に行きました。予告をもう少し変えたら観客増えそうなのになー。おじさん好きそーなのに勿体無い。予告や口コミだとストーリーがイマイチ分からず躊躇したが、単純でした。シャールクはパターンとほぼ変わらない。それをサポートする女囚コマンド達。パターンの相棒お姉ちゃんもチョイ戦っていたり、女刑事も良いんだけど、女子達の派手アクション少なめでドラマ部分が多かったのは残念。仇役もパターンほど魅力的ではなくて腹出たおっさんだし、パターン路線なんだけど、大味過ぎて残念。それでも予告よりは大分面白いけど、パターンのような始終アクションではないので途中退席者もいました。エンドロールだと4dx対応映画みたいだけど日本だとIMAXさえ少なかった。
個人的にはパターンのお姉ちゃんが妊婦役だからなのか魅力半減で、パターン越えを期待したけど至らずでした。
ストーリーの伏線回収もきちんとあるし、口コミほど分かりにくい話ではないかなあ。パターンもそうだけど、ラスト近くで突然レジェンド俳優が美味しい役で登場するのはインド映画のお約束なのかなー。これもパターンみたいにユニバース化しそうな終わりでした。軽く3時間の映画だけど、個人的には長さを感じませんでしたよ。配信されてから家のテレビで観るよりやっぱり大きなスクリーンで観たいと思わせる映画でした。あー、やっぱ、パターンの続編早く公開しないかなー
大傑作ではないが、アクションはMI並の凄さ。インド風の美人の宝庫
およそ3時間のてんこ盛り映画。
残酷だったり非道の限りが尽くされたり、痛そうだったり涙もいっぱい。
大傑作のバーフバリやRRRに及ばないが、それは神話の世界や歴史上の人物譚輪を扱うのに比べ、スケール感が小さくなるからだろうと思う。
英雄の兵隊、救出作戦に参加、しかし配給された銃が弾詰まりを起こして万事休す。相手の銃を奪い取って作戦終了。しかしたくさん死ぬ。
軍事法廷では、その銃のせいだと業者を糾弾すると、即座に報復され、5発の銃弾を浴び飛行機から落とされる。
最愛の妻は絞首刑を宣せられるが、妊娠していることで5年の猶予を得る。酷いねー。
生まれた子は年月を経て刑務所の所長となるが、無実の罪で収監されている女性たちを味方につけ、ある作戦を実行する。
一方死んだはずの親父は生きていた。不死身かい!
この後は爽快な復讐劇が始まるぞ。
ダンスも歌もてんこ盛り。アクションも信じられないレベル。明らかにMIを意識してるね。
でもさ、でっかい鎖をつけた鍵で殴られたら、普通一撃で死ぬよ。死ななーい(笑)
こういうとこ。インド映画最高!
チキチキシャー・ルク・カーン七変化。 スターが2倍で面白さも2倍…なのか?
世直しするために行動を起こすテロリストのアーザードと謎の男ヴィクラム、2人の活躍を描くアクション映画。
ボリウッドの至宝、シャー・ルク・カーン。一時はキャリアが低迷していたが、「YRFスパイ・ユニバース」の4作目『PATHAAN/パターン』(2023)への出演により見事復活。彼が主演したこの作品はヒンディー語映画史上No.1の興行収入を記録し、名実ともにトップスターへと返り咲いた。
そんな大ヒット作をNo.1の座から引き摺り下ろした本作。全世界興行収入は約115億ルピー(1億4000万ドル)、観客動員数は3,550万人以上だというのだから驚く。結果として、2023年に公開されたインド映画で最大のヒット作となった。
恐ろしいのは、歴代興行収入第1位という自身の大記録を僅か半年で更新してしまったシャー・ルク・カーンである。そのスター性は我々日本人が考える遥か上を行くようだ。
ちなみに本作でヴィクラムの妻を演じたディーピカー・パードゥコーンさんは『PATHAAN/パターン』でもカーンの相手役を務めている。たまたま被っただけなのか、『パターン』にあやかって起用したのかはわからないが、短い出番ながら今作でも凄い存在感を放っていた。
このディーピカーさん、2024年のインド映画No.1ヒット作『カルキ 2898-AD』にも出演しているらしく、今最も乗りに乗っている女優。本作でチラッと名前が挙げられていたアーリヤー・バットとディーピカー・パードゥコーン、この2人が現インド映画界のディーヴァと言って良いだろう。彼女たちの出演作は要チェックである。
大スター、キング・カーンの魅力が詰まりに詰まった本作。はっきり言って映画全編が彼のPVの様なものであり、老年、壮年、スキンヘッドからミイラ男、オペラ座の怪人まで、とにかく多種多様な仮装扮装で観客の目を楽しませる。
ミュージカルシーンも満載で、彼の鍛え抜かれた肉体美をこれでもかと見せつけてくれる。特に女囚刑務所でのミュージカルは圧巻。1000人近い女性たちをバックに歌い踊るカーンの姿は、正にキングと呼ぶに相応しい。
驚かされるのは後半、これまでだって画面に映りすぎなぐらい映し出されていたカーンがまさかの分身!アーザードとヴィクラムを一人二役で演じるのだから、もう映画中がカーンまみれである。
『ツイン・ドラゴン』(1992)のジャッキー、『ダブル・インパクト』(1991) のヴァン・ダム、『シックス・デイ』(2000)のシュワちゃん、『ジェミニマン』(2019)のウィル・スミスと、とかくスターというのは分裂しがち。『バーフバリ』(2015-2017)のプラバースはギリギリのところで耐えていたが、彼が分裂するのも時間の問題だと思われる。
「みんなもっと俺を観たいやろっ!!」というサービス精神…というかエゴがスターを分裂させるのだろうが、はっきり言ってこの手のニバイニバーイ映画で良かったためしがない。今作もキング・カーンを前面に押し出そうとするがあまり、物語が大味になってしまっている。
ガールズエンパワーメント系の映画だった筈がいつの間にやら引退オヤジのど根性映画になってしまっていたり、宿敵カリの娘が途中でフェードアウトしてしまったりと、何か釈然としない物語が続く。
アーザードとナルマダのロマンスも唐突で、まるでタイパ重視とでも言わんばかりにトントンと結婚まで進む。アーザードの正体に気付き敵対するという展開もやけに忙しなく、全く情緒が感じられない。
6人の虐げられた女性軍団は顔と名前が一致する前にもうモブと化してしまっている。このアーザードの部下って本当に6人も必要だったのか…?
そして、1番気になったのはアーザードの年齢。娘ちゃんに「その髪は白髪染め使ってるの?」なんて言われていたし、はじめは中年のキャラクターだと思っていたのだが、なんと彼の年齢が30歳であるという事が途中で発覚する。いや!いくらなんでもそれは無理あるだろ💦若々しいとはいえ、キング・カーンは来年60。スターに年齢は関係ないと言えばそれはそうなんだけど、流石にねぇ…。。
せせこましいストーリーでありながら映画のテンポは単調。アクションが派手なので最初は楽しいが、これではすぐに飽きてしまう。しかもランタイムは170分オーバーと激長なので、正直中盤あたりからは眠気が…🥱
大スターのオーラを存分に浴びる事が出来、そこには満足する事が出来たのだが、やはりそれだけで3時間引っ張るのは無理があると思う。せめて2時間だったら楽しめたかも知れないが、それじゃボリウッドっぽくないか。
大スターがどストレートに「お前ら選挙に行け!」と説教。あまりのど直球さにズッコケたのだが、投票率の低下というのがそれだけ切実な問題なのだろう。基本は大味なアクション映画だが、そのベースには農民の貧困や政府の汚職など、インドの社会問題がある。ちゃんと政治的メッセージを打ち出している映画が大ヒットするというのは、日本映画界の現状と比べるとなんとも羨ましい限りである。
インド映画の良さが有りました。
独特なカメラアクションが・・・
正直中盤少しくどかった😅特に冒頭からのアクションシーンにおける、「ストップ&スロー」の連続は、勢いを殺してしまう弊害もあるよね。後半車上でのアクションとかでは少し緩和されたけどね。あれがボリウッド流なのかな?まあ、しつこくなければ面白い効果出すとは思うけどね。
全体的にはよく練られた娯楽大作だと思った。日本でいうと「鼠小僧」的?な巨悪をくじき、弱者を助ける「勧善懲悪」でわかりやすいしね。インドの歴史から考えると、登場人物が死んでしまうというのも理解できる。現代日本なら「許す強さ」を描くこともあるけど、そんな許せるようなものではないだろうしね。
そんでまた、出てくるキャストに美形が多いこと。女性の美しさを見てるだけでも楽しめた。なんなら子どももキュートだし。
歌と踊りの入り方も自然だし、大勢でのダンスは迫力がある。ミュージカル風で不評だった、某続編と比べたら可哀想かな?😅
後半シリアスパートからのアクションもグイグイくるし、★5は確定でしょ。あのストップ&スローの連続で途中まで、★4〜4.5のつもりだったけど。
日本公開されるインド映画は当たりが多いね。バイヤーの目が確か!ってことなのかな?
公開のラストらへんだったけど、年末にいい映画見たよ!まんぞくー!
インド120%
インド味が濃すぎるぜ全く!!!笑笑
ダサくて惹かれないポスターからは考えられない、最高に楽しいエンターテインメント。しかも、歌や踊りは案外しつこくないし、時間もあっという間でこれまでの懸念点をしっかり払拭。世間にインド映画というジャンルの素晴らしさを再認識させる、すごくよく出来た作品だった。危ない危ない笑 うっかり見逃すところだったよ笑笑
「PATHAAN パターン」での活躍が記憶に新しい、シャー・ルク・カーンが今回も大暴れ。とんでもない登場からの、キレッキレアクション。不気味な雰囲気を漂わせながらも、普段の優しさを隠しきれていないこの感じが、なんとも愛おしいんだよね。絶対いい人だもん。
2面性のあるキャラクターを見事に演じきっていたし、ちょいちょい入れてくるギャグシーンもしっかりものにしていて、この人が主演の映画ならいくらでも見たいなと、そのくらいこの2作で大ファンになってしまった。60間近でこの動き。すごいなぁ...。
置いてかれそうになるほど素早い展開を必死に付いていくこの感覚が、たまらなく楽しい。無我夢中で追いかける。映画ってこうでなくっちゃね。演出の面で言うと、スローモーションの多用だったり、やり過ぎなカメラワークだったりで上手いことハマれなかったところも多かったんだけど、脚本が秀逸すぎてそこら辺の粗も何とかカバー。
終盤向けて畳み掛ける始まって2時間ちょいくらいのところは若干退屈してしまったものの、常にワクワクは絶えず、終始ニヤニヤしながら画面を見つめていた。インドの国柄を表すかのような濃厚さ。でも馬鹿な濃さじゃないんだよね。ちゃんとコクが効いていて深みがあるんだよ。
国民が苦しみ続ける社会の現状、悲惨で残酷すぎる政府の実態と戦争の結末。そんなまさかのテーマも隠されており、思わぬメッセージに心が苦しくなる。インドが抱える難しい問題をこの映画ではどんな解答を示すのか?それこそが本作いちばんの見どころ。
ここがホントよく出来ていて、エンタメとして見ている人みんなが楽しいな〜面白いな〜と感じれるのはもちろんのこと、映画大国であるインドだからこそ映画が持つ力を過小評価しておらず、しっかり問題提起していてとても意義のある、とても強い映画になっている。ギリギリを責めた、究極のバランス。よく作ったなぁ。
カリオストロの城に引き続きIMAXで見たんだけど、これはIMAXで大正解。にしても、なんで1週間で終わってしまったのやら...。インド映画の知名度はRRR以来高まってきたとはいえ、興行収入的に言えばまだまだなのですね...。広報頑張れ!!!
イケオジイケメン親子の勧善懲悪
3時間があっちゅー間。
エピソードはいろいろぶっ込んでくるけどプロットは極めてシンプル。
ワルモノはワルモノ、イイモノはイイモノのままラストまで突っ走る。
回収が必要な伏線なども皆無。
しかし楽しいこと極まりない。
これでいいじゃん!的なカタルシス。水戸黄門かっ?
以前観たRRRよりも画像の質が向上していると思わせるのが不思議なところ。
音楽やダンスも進化していて、現代的でありつつポップさを更新している。
音楽を制作している私としては、アメリカのR&Bや日本のJ-Popをパクって世界制覇をうそぶくK-Popよりも自国の文化的背景を踏まえオリジナリティの横溢するインド音楽の方がくんじゃね?と思った次第であります。
バーフバリ
最終的に4回観ました。
わっけぇ
2024年劇場鑑賞323本目。
25年ほど前、ムトゥ 踊るマハラジャが日本に初めて入ってきてスーパースター ラジニと共にインド映画ブームが沸き起こる中、ラジニカーントにはやや劣るが2番手の人気という感じで主演映画が公開されていたボリウッドの帝王、キングカーンことシャー・ルク・カーン。ラジニカーントはほぼ引退状態になっていますが、パターン(観てない・・・)で完全復活したと聞いていて、タイガー伝説のスパイシリーズにも出ていてまだまだいけるな、とは思っていたのですが、同年に撮られたこの作品に出ているシャー・ルク、若過だろ・・・。ああ、そうか、25年前に20歳だったら今45だしこんなもんか、と思って調べたら59歳ってもうほぼ還暦!インド映画あるあるで父親も同じ役者が演じるパターンが多いのですが、今作でも父親が出てくるシーンがあり、そこは実年齢通りの印象でした。レッドドラゴンのアンソニー・ホプキンスみたいにCGで若返らせているのでしょうか?
内容は予想外の展開と予想通りの展開が
交互に出てきて、楽しめましたし、一番ぬありがたかったのはちゃんとこの映画で完結したことです。最近のインド映画、途中で終わることおおく、次回作観る頃には内容忘れがちですが、今作はこれだけで完結しているので安心です。もう何本も途中で終わっているので・・・。
HS満載
気持ちは分かるが多すぎないか?
なんか、どんどん多くなってるような印象だ。
物語は入り組んでて面白かった。
義賊って立ち位置で、テロ的な事を起こして要求を突きつけるのだけれど、その要求ってのが国民の救済に直結してる。
いちいち大掛かりで派手だし、最後の要求なんかはグッとくる。選挙制度に言及してて、国民への要求だ。
「自分の為になる人間を選べ」と。
インドにはカーストなんかもあって、我が国とは違ったしがらみもあるんだろうなぁ。
相関図も背景も噛み応えはあるんだが…いかんせん、長くてくどい!
冒頭のアクションから面白くて、ちょっと接写に近いUPカットがガンガン入る。地面に落ちる血の一滴が泥をまとい変色するHSとか初めて見た。
こりゃ今作は曲者だぞと期待感を煽られる。
で、いきなり30年後。
30年後??
主人公は年をとってないようにも見える。
どうなってんだと困惑するも、ちゃんと説明してくれる。ド派手でナルシスティックなHSとともに。
本作の主人公は1人2役だ。
父親と息子を演じてる。
つまり、あの役者さんのファンならば、これでもかってくらいカッコいいカットを堪能できる。
もはや無意味な程にカッコいい!
彼の生い立ちも、彼をサポートするメンバーの過去もちゃんと把握できるし、悲劇でもあるから見ちゃうのだけど…長いのよ。
本編どこ行った?ってくらいの分量で語られる。
父親の過去が、息子と瓜二つの顔してるから面倒くさくて仕方がない。
そして唐突に始まり、唐突に終わりやがる。
見にくいと言えば、見にくいのだ。
とは言え、グッと胸に来るエピソードはふんだんに挿入されてるし、お腹いっぱいどころか、若干の胃もたれさえある!
ラストは若干エネルギー切れかなと思わなくはなかった。あの用心棒はボスがタイマン張ってる間、ずっと見てたのだろうか?
ラストは腑に落ちないとこも多かった。
もうコレでもかって人数で踊るし、歌うし、しっかりフルバージョンなんじゃないかと思うくらい長いし…まぁ、お約束だし、癖になりつつもあるのだけれど。
物語のボリュームもアクションの派手さも、超超ナルシスティックなHSも、相まってこっちの体力をゴッソリ持ってかれた感じだ。
久々に見たポリウッドに若干の疲弊感がある…。
例えば…嫁の実家に帰って、コレ食べアレ食べと次々出てくる一品に、次第に拷問に近い感覚を覚えるのと似ているのかもしれない。
ナルシスティックなアングルは大好物ではあるけれど、ナルシスティックなだけに、いつまでやんねん!もうええわっ!と突っ込まずにいられない。
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