ロス

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ロス

解説

1970年代から一貫して個人制作のスタイルを貫き続けるアメリカの実験映画作家ジェームズ・ベニングが、自身の暮らすカリフォルニア州の自然、歴史、産業を検証した「カリフォルニア・トリロジー」3部作の第2作。カリフォルニアの広大な農業地帯をとらえた前作「セントラル・ヴァレー」に続き、大都市ロサンゼルスの風景を固定撮影の2分30秒×35ショットで映し出す。

セントラル・バレーが水源となってロサンゼルスに水が流れていくことから、映画全体でこの地域の水利の状況を描く構造となっている。「セントラル・ヴァレー」のラストショットであるホイーラー・リッジの映像は、本作のファーストショットであるマルホランドの排水溝へとつながる。

特集上映「ジェイムズ・ベニング2023 アメリカ/時間/風景」(23年10月7~13日、シアター・イメージフォーラム)上映作品。

2000年製作/90分/アメリカ
原題または英題:Los
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2023年10月9日

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映画レビュー

3.5社会性や政治性は、もっとストレートに出しても面白かったかな?

2023年12月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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osmt

4.0栄える人の営みと自然の変調。

2023年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

テーマは変わらず。ただ、ロケーションをロスにしたせいで消費・廃棄のサイクルが顕著に描かれる。中でも、行き来する夥しい数の自動車が印象的。 そしていよいよ自然にも変化が現れる。ラストカットのマリブの海岸にに打ち寄せる、崩れる波頭に胸騒ぎを覚える。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。