「記録と証言のドキュメンタリー」JFK 新証言 知られざる陰謀 劇場版 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
記録と証言のドキュメンタリー
ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件の真相を追ったドキュメンタリーですが、記録、証言を使った手法でした。
ケネディ大統領は正義感の強くて、調整型のタイプではなくて、独自の信念に基づいて政策をすすめるタイプだったのかなと思えますし、裏表のないまっすぐな感じが国民に伝わって愛された大統領だったと思えました。
その反面、政界や諜報機関CIAには敵に感じる人間が多かったようですが、それにしても暗殺という手段に出るのは怖いと思えました。しかも、とことん真相を捻じ曲げ隠そうとするところも、権力争いの闇の怖さを感じました。
最後の当たりに、弟のロバートが兄の死を知らされた直後、CIAに電話をかけたという場面があって、それが真相を物語っていそうです。ケネディの死後に米国政策が向かった方向をみると、ケネディが大統領であれば取られなかった政策だろうと思えただけに、大統領という権力の影響力もわかります。
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