デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
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正直よくわからん。こういうのはテレビでやったほうがいいんじゃないの?
う~ん、空に正体不明の宇宙船が浮かんでるのに日常生活が続いている・・・って、『第9地区』以降、けっこう出てきたジャンルだけど、この世界の為政者さんたちが非常にステレオタイプで短絡的に攻撃しようとしたりする。んでアメリカ様は日本で好き放題やる悪者ってよくある構図。
シン・ゴジラでは退避してないおばあさんのために攻撃を控えたせいでとんでもない結果になったけど、この世界の偉い人はすぐ近くを旅客機が飛んでいようと攻撃する。
もう、偉い人たちがバカ。まったく現実味がない。すごい兵器作る頭はあるのに。
巨大な未確認飛行物体に攻撃したら、地上に多大な被害が及ぶって考えもない。
現実の世の中では飛行機の部品一つ落ちてきても大騒ぎなのに。
辞職に追い込まれることをビビってる高校教師が平気で女子生徒を自宅アパートに入れる。ドアも閉める。
んで、卒業したらセ〇レにしてやるとか言う。
世の中の先生は、異性の学生と二人っきりになる場合、めちゃくちゃ気を使いますよ。
申し訳ないんだけど、全部ステレオタイプっぽくって、こういう人いるよねっていうのを描きたいんだろうなあ、って感じ。でもどうしても浅く感じてしまう。まさにおんたんの兄のようにネットの世界の情報と想像だけで構築したような人間ばかり出てくる。
これが、こんなステレオタイプに描かれた人間たちは現実にはいないだろうという、あえての演出だったらすごいと思う。
もしかして、このまるでリアリティのないステレオタイプな世界が、実は過去の出来事によって少女たちの想像やら望みやらでつくられた世界だったとかいう展開だったら衝撃かも。ビューティフル・ドリーマー以来の名作の誕生???
作中でリアリティを感じたのが「イソベやん」の「デベ子」。アニメの中の漫画のキャラクターが一番現実的だった。でも主人公はデベ子を否定してるのよね。
このくだりも一時期しずかちゃんを否定する流れみたいのがあったのを彷彿とさせたなあ。
本作はテレビアニメでなく映画なわけだから、観る方としてはこの映画がどこに向かっているのかを探るわけですよ。どうなるのがハッピーエンドで、どうなってはいけないのか?というのが描かれ、観客はそれを理解して映画を見進めるというのが映画鑑賞のセオリーなわけだけど、この作品はそれがない。少なくとも前章ではそれを示してくれるところまで行かなかった。なもんで、物語的な盛り上がりどころがなく終わってしまう。
ところどころ友人の死とかUFOの撃墜とか、ストーリーのポイントになりそうなエピソードがちりばめられるんだけど、一つ一つを掘り下げず、引きずることもなく何事もなかったように話が進んでいく。
言ってみれば、えげつないことが起こるけど、スルーしていく日常系アニメって感じ。
なんだろ、今どきの映画やアニメの見方に慣れちゃったのか、山場もなくとにかくつかみどころがなく進んでいくストーリーに困惑させられました。
少なくとも、つかみとか、次回への引きとか、物語を作るうえでの良しとされているものがないもので、つまらなくはない、面白そうだけどなんだかよくわからない作品でした。
ただ、評価はいいようなので、今どきはこういう作品が受けるのかあ…、と自身の感受性のなさに落ち込む要因にはなりました。
※追記 : 原作者の方の舞台挨拶を見て、徹底的に原作者がかかわっていて、そのこだわりが後章の公開延期に繋がっていると知りました。ドラマ化で原作者が生命を失う時代に、逆に原作者が携わって映像化に魂を込め生命を吹き込んだ作品を、ちゃんと最後まで観たくなりました!
すごい作品を観てしまった(のかも知れない)
経歴は全然違いますが、苦労を重ねながら、チャンスを活かして、時代の流れに乗って、今のポジションを掴んだ幾田りらさんとあのさん。そのお二人が声優を務めるということから、興味本位で観に行きました。
原作はまったく知らないままの鑑賞だったので、乃木坂46の「他の星から」の歌詞のように、「侵略されていても、紀の善のあんみつを食べれるなら構わない」みたいな、軽いノリのストーリーかと思っていたら、全然違いました。正義とは何か?のように、とんでもなく、考えさせられる深みのある(と思われる)内容でした。
ただ、前章では、説明されていない部分もあります。本当に、すごい作品であるかどうかは、謎のままになっている点が、後章で、どのように明かされて、どのような結末になるのか次第なので、とにかく後章を観るのが、今からとても楽しみです。
幾田さんとあのさんについては、子供の時に知り合った当時の二人、仲良し女子高生の時の二人と、立場も関係性もかなり変わる難しい役柄にも関わらず、それを声で、しっかりと表現していたと思います。特に、あのさんは、すごいと思います。変幻自在で、まだまだ才能を隠している気がします。
性的・政治的両方向でガチっぽいのが危うい魅力。戦時下での女子高生...
性的・政治的両方向でガチっぽいのが危うい魅力。戦時下での女子高生の青春を丁寧に描いた前半から、その前提を全部吹っ飛ばすような平行世界(?)の暗黒百合展開に転調する構成はあまりに大胆で、後半を待たないとちゃんとした評価は難しい。だが前半だけでも凡百のアニメ映画3本分くらいのカロリーは優にあるし、なんなら女子高生たちのクセのありすぎる会話だけでも元が取れる。そして諏訪部ボイスのずるすぎる活用。決して模範的ではないがさりとてコンプラ気にして生徒を突き放したりもしない先生のキャラも良い。
2人の声優は天才で、アニメーションも素晴らしかった。
幾田りらさんの門出は、うますぎるしあのちゃんのおんたんは普段のあのちゃんではなくておんたんでしかなくて、セリフの一つ一つを2人は門出、おんたんとして発していて、バカみたいな事を言ってる時でも刺さりました。
大きな劇場で、大きな音でエンドロールまで見てよかったなと思う作品。
歌手の2人にしかできないと思いました。
観客をズタズタに切り裂きます
後半キャラの行動や心象に大人である自分は過去の自分を重ねて思い出したく無い痛い思い出を思い起こされます。無知で純粋な子供だった自分を思い出させてくれる激ヤバな作品でした。後編も期待してます。
空気感や世界観は分かった、、、後編を待つ!
映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
名前のインパクトと、あのちゃんと幾田りらさんが声優をするということで興味を持ち鑑賞しました。
第一の感想としては単純に長いな、と思いました。日常シーンについては若干端折れそうかな、と思う部分もありましたが、主人公らの関係性を伝えるためにはこれ以上短いと伝わらないのかなという感じもします。シーンごとでのブツ切り感も若干強いので、そのあたりが冗長さを強めている気もします。
突拍子もないことを言うおんたんですが、割と芯が通っているキャラだったり。どのキャラも少し誇張された表現がされていますがしっかりと現実を見ていたり、現実世界の空気感を上手く表現しているな、と感じました。
正直、前後編に分かれているので、この1作で評価をするのは難しいな、と思います。後編を見て本作の評価も変わるかもしれません。後編まで見て、テレビシリーズでやればよかったじゃん、とならなければ良いなとは思います。
あのちゃん、声の演技が上手だな、と思いました。幾多りらさんの声質、個人的に好きです。
どう点数つけて良いんだか
すごい評判良いので観てみました。
あのちゃんて声優みたいな声してると思ったらほんとに声優してるとは。
ストーリーはちょっと怠いかなと思った。後編も観るけど、観たら「1本でまとめてよ」って感じなければいいな。
ぶさ犬、古くさくて可愛い。
シームレスな日常と非日常の世界観に何を見るか。素晴らしい作品でした。
青春時代に抱えている正義、恋愛、性欲、家庭、成績、進路、友情、イジメとかそういうゴチャゴチャした精神的なクライシスをSF世界観として表現した素晴らしい作品だと思います。また、災害国日本、現代日本に住んでいるとは、住んでいる子供とは、なども考えさせられます。
120分と長めですが、情報量が多い割に体感時間は短く分かりやすいストーリーです。ただ、もちろん含意の咀嚼は必要だと思います。
映像表現はアニメとして見事です。見やすいし情報も整理されているし、迫力もありましした。3D酔いもしない2Dライクな背景ですがしっかり構図が決まっていました。演出も構成も良かった。
非常に満足が行く前半でした。特筆すべきはやはりテーマで、まずそのテーマを見出すことが必要でしょう。本来2部作なので評価は後半でしょうが、現時点では満点です。後半も見たいです。
どうにも気になって星マイナス1
原作未読です。浅野いにお先生の他の漫画も見てないので「慣れ」が無いのもあるかもです。
日常SFの設定も好み、ストーリーも後編が待ち遠しく、あのちゃんの演技も想像以上にはまってました。
ただ、ただ、同級生の女の子たちの顔のクセが強すぎて会話の内容が入ってこない事が度々ありました。ギャグアニメだったら全然気にならなかったんだけどね。
ストーリー良し、作画良し→後編への期待大
原作に全く触れずに鑑賞しました。
まず見上げると大きな円盤、母艦が浮かんでいる状態が何年も続いている漠然とした不安感、主人公二人を中心とした女子高生の一風変わりながらも退屈には無縁そうな日々そして何かが起こるに違いないと思わせる緊迫感、どれもたっぷり味わいました。
作画も背景、3Dともしっかり作られており素晴らしい出来でした。
パンフを見ると後編というか結末は原作と異なるらしい。すごく後編が気になっています。
少し寒い感じの意味不明さが続く。
私には合わなかった。謎展開を繰り返すが前章では説明無し。続きが気になる終わり方をするが、総じて空気感がキツかった。体感時間も長く、先に進むかと思いきや特に前進しない。
レビューが高評価だったので見てみたが残念。
絵から感じた見る前の先入観通りの映画。
あのちゃんの雰囲気が好きな人には受けるのかもしれない。
後章が楽しみです!!
全く原作未読、事前情報も無しで先日観てきました!
いやはや、まずはワードセンスが面白いです。後は、シーンの情景が美しく!
登場人物の造形も、非常に特徴があり「あーいるいる!こういう人。」となり楽しめました。
アホな事を言いますが、おんたんと門出のまどマギなのかなと思ってもみたり…
個人的には自衛官の今後が気になります。
是非、映画館でご観賞くださいませ!!!!
夏休み最後の日と世界の終わりの日と
3年前の8月31日、巨大な宇宙船が東京に襲来。
世界は終わりを迎えるかに見えたが・・・
"狙ってます"感のある題名が鼻につくし、アニメだし、話題のタレントを声優に起用する所に引っかかりがあったけど、観たらむしろ、そこが良い。
登場人物たちの会話が、もう絶妙。
最近のアニメは…なんて言ってんじゃねぇよ!!
今月は映画をあまり見ずに配信アニメ鑑賞に耽っていました。
鑑賞したのは異世界モノが多かったですが、かなりの種類を鑑賞していると最近のアニメの作風というか傾向の様なものが薄っすらと見えてきました。
本作は評判が良かったので、その流れに釣られ見たくなり鑑賞してきましたが、本作にもその今の傾向が顕著に見えていました。
それをどう表現すればよいのか難しいのですが、簡単にまとめるとオフビート感の強い作風傾向という感じになるのですかねぇ。
今流行りの『送葬のフリーレン』も『ドラゴンクエスト』をオンビートとすると完全にオフビートの作風というイメージですし、本作などは永遠の定番『ドラえもん』の裏どりと言っても良いのでしょうね。
表現っていうのは“定番”(伝統)が飽きられると、完全に壊すのではなく定番を生かしつつ進化させるという事の繰り返しの様に思っています。
なんで、今がそういう作風が増えているってことは、ひょっとしたらある時代の転換期であるのかも知れません。
但し、私の様な年配になると“最近”と言ってもかなり長いスパンとなるので、この傾向が何時頃から始まったのかは定かではありません。
例えば『クレヨンしんちゃん』しても『サザエさん』などのオフビートとも言えるし『ちびまる子ちゃん』でさえ薄っすらとその傾向は伺えるし、1980以降の作品にはそれ以前の作風と比べると明らかに違うのでそれを細かく辿るのは難しいのですが、今もその小さな転換期であることは間違いないと思います。
で、いつもその転換点にある作品は面白いのです。本作などはその典型なのかも知れません。本作は前章ですが、後章の展開が全く読めないというのも良いですね。
私の同年配位になると(いや、30歳くらい若くても)本作の様な作品を見ると平気で「全く分らない」なんてことをぬかしますが、私世代って漫画世代の第一号世代であり、どんどんと新しいものが生まれそれが楽しくて仕方なかった世代でもある筈なのに、簡単に分からないなんて台詞吐くなよって蹴飛ばしたくなってしまいますよ。
何が分からないんだよ!!滅茶苦茶面白いじゃないか!!
後章楽しみ!!
•キャラがまず魅力的だし、ストーリーも予想がつかなくてすごい面白い!
•ところどころに出るふざけ合いも笑えるし、絵も綺麗!
•自転車のハンドルとかツッコミどころめっちゃあるのにスルーしてるの面白い!
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