デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
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死と隣り合わせの日常
謎の円盤が東京上空に現れ3年。高校生の門出たちは恋や進学に迷う日常を過ごしていて…。
浅野いにお原作映画前編。いつ訪れるか分からない死の横で過ごす日常の雰囲気が凄く好き。現実も似たようなものかと思いながら後編も楽しみです。
異常がすぐ身近にある日常の異常性
原作未読。特に調べもせずに鑑賞。
ウクライナに対する侵略戦争が最近起こり、しかしそれが日常的に報じられていることでその異常さがいつの間にか日常にすり替わってしまっていることに、私達は慣れてしまっている。その少し前にはコロナがあり、その最中には異常な陰謀論が渦巻き、日常化してしまっていた。
このアニメはまさにそんな感じの導入である。前章ではその殆どが異常な日常の描写とそこに住むキャラの感情に寄り添っているが、途中から異常さが日常を侵食し、普通だと思っていたキャラ達も実は……のような流れになっている。
予備知識なしで鑑賞したが、これはなかなかの怪作の予感。
前編良かった
# 映画館で観た感想
期待通りに面白かった。物語も分かりやすかった。後編もぜひ観に行きたい。
# タイトル
こんな面白い飛んでるタイトル。
漫画「ボボボーボ・ボーボボ」を遥かに超えてる。
しかも前編後編という自信作、これは絶対面白くないはずがないと思い期待して観に行った。
# 前編後編
最初から前編後編に分けているのも珍しいし潔い。
大抵の映画は続編が予定されていてもそれを観客に知らせないのに。沈黙の艦隊なんかそうだった。
# 冒頭
地球が宇宙人に侵略される。
最近、自分で物語の把握能力が低いのではないかと思っている僕にも非常に分かりやすい枠組みだ。
この描写はごく短時間で完了する。
「もう皆このパターン知ってるでしょ?」って感じで。こうやっめ観客持つベースに合わせて大胆に省略するのは良い。
# オタク少女
よだれを垂らしながら変なテンションで変なことを話す少女。見かけは少女だが中身は極端なオタク。
# メガネの少女
デーモンと呼ばれている。物語のキーパーソン。
# 声優
幾田りら。どこかで聞いた名前だと思ったらYOASOBIのボーカルの人だ。メガネ役。
「ano = あの」も本業声優ではなくて音楽アーティストだった。
まじか。二人とも完全に演じ切っていた。
# イソベヤン
ドラえもんのパクリオマージュ的なキャラクターが作中漫画として登場する。凝っている。
たとえば「どららもん」とか多少のもじりではなくて、設定もダークな感じで練られているドラえもん。好物はどら焼きではなくて磯場焼きらしい。
これはイソベヤンのキャラクターグッズ展開間違いなし。というかたぶんもうあるはず。
# モブ描写
同級生たちの描写がひどい。落書きみたいな顔で描かれている。顔がカバみたいだったり、鼻がコンセントみたいだったりする。
モブはあくまでモブで作品として愛情を注ぐ必要なしって感じで、悪意を感じる描かれ方がされる。もちろんこれはわざとやっている手法だ。
思ったのだが、主人公格の少女たちにとって「それぐらいの存在でしかない」ということの反映として、雑な描かれ方をしているのかもしれない。
# ディテールの描写
「君の名は」とか「現実世界にあるある!」っていう描写をこれみよがしに入れてくるが、この映画でもそんなシーンがある。
「この舞台の小道具やディテール良いだろ?」って主張してきている気がするが決して嫌ではない。
# 笑いどころ
ところどころに笑いどころがあり、くすりと笑わされる。
# デブイケメン
少女の兄。
アニメ映画「パプリカ」に出てきたデブアムロみたいな奴を彷彿させる。
# 少女の死
3人目の主人公格の少女は途中で死んでしまう。映画告知でも死ぬことは分かっていたので驚きはしなかったが、ほろりとしてしまった。
自分的にはもう少し告知での暴露は抑えてくれた方が楽しめるとは思うんだけど。
# パラレルワールド
少女たちが中学時代と高校時代の狭間に何があったのか。何かしらの力学が働き、世界がパラドックス!
真実は後編で明らかにされるはず。
# 観客
周りを見渡すと95%ぐらい男性だった。
# 変な客
最前列で何度も「むほほ」みたいに笑うお客がいたので僕は席を左に2回も移動した。
軽く頭の中、バグってます。
原作漫画、未読。予告編のみの前情報で観に行きましたが、途中から、めっちゃ面白いやん!
過去パートの門出ちゃんと、現在がどう繋がるのかな??って感じでしたが、後章観たら分かるのかな?
フィクションのはずなのに、明日、「母船」が東京上空に現れても、私たちは相変わらず普通の日常を過ごしそうな、リアルな恐怖感を抱きました‥‥
見に行くコーデデデデ
原作未読、特にYOASOBIを愛聴してる訳でも、現役アニヲタでも無いけど行ったった。
一応あのちゃんはゆるめるもん時から注目してる感じ。
の割に、先月からゲットしてたデデデTに袖通し、足元はポンプフューリー、赤と黄にエアシュポシュポ。
もうお登りさん丸出しですよ、
で、肝心の本編ですがマンガ文脈的シナリオに驚く。
アニメ的SFで女の子がバズーカ、レーザー兵器振り回すかと思いきや、ティーン女子のリアルな日常と心情な青春の一幕、マイブロークンマリコか、時に紡木たくのよう。
おー、エエやん。とか思ってたら「すこしふしぎな」SFが姿を見せ始め、まどかマギカか、魔太郎がくるのか。この後はデビルマンじゃ無いのかと思わせる。
言わばマンガ史のアーカイブがキャラクターに乗ってるようなワクワクするシナリオだった、くーーー!この後何処に向かうんだ!!?
無論アニメとしての絵もそこのリアリティに助力し、まるで僕達の世界に有って、第九地区の様に排他的にも見えたぞ。
狙い撃ちに来たようなYOASOBIの中の人と、あのちゃんってキャスティング、そんな電通仕事には踊らされねーぞ!
って思ってたけど、エエやん。
よく声優議論で交わされる上手い下手とかどうでも良いんだよ、しょうもない。
聞けばオーディションで5年前から勝ち取ってた役らしい、ゴメン電通とか博報堂とか言っちゃって。
今このキャラクターがそこに存在してるって信じさせたらオッケーなのよ、おんたんはあのちゃんしか無理って思っちゃった。
彼女の、実は精神が不安定だったりな実在とリンクしてスクリーンの中に生きてたよ。
様は何かってーと、マンガ史的シナリオ、アニメーションしか実現不可能な世界、芝居を越えたキャスティングからの存在感。
多層なレイヤーが存分に襲ってくる映画でしたよ。
現代のポップカルチャーアニメーションとして見るのが面白いな。
後編が楽しみすぎる
侵略者が地球に来るけど、みんなの日常は普通に続く。でも結局少しずつ人類の滅亡に近づいていってる。さらに、二人に"絶対"が形成されるまでにあったことも回想される。侵略者が来たのに何もしないでずっとUFOみたいに浮き続けて、偵察機を出すだけ。そして、人間だけが独りよがりに攻撃して三年経つっていうところからちょっと独特だった。さらに、北斗の拳のような世紀末でもなく、コントラストのある日常に過ぎないというのが映画では独特だと思った。今の日本が戦争をしたらという世界線と考えても面白いし、東日本大震災から着想したのか妙にリアルな日本人の有事への反応が面白かった。あのちゃんと幾田りらも声優がお上手でした。後編では提示されたマクロな人類と侵略者、おんたんと門出というミクロが絡まり合って正義とかのことに答えを出して行くだろうから、楽しみです。
混沌として重い・・・しかし極めて素晴らしい作品!
前後半ある作品を現時点で満点評価するのはなんとも時期尚早であることは否めないのですが、もう迸るくらいの傑作の匂いがプンプンして仕方ないです!後半失速するならそこでバランスとって星マイナスつけますのでご容赦ください。
なお原作未読です。浅野いにお先生の作品はそうでなくてもネットの噂(鬱展開とか)だけ聞いた時点で回避、言ってしまえば直視して精神的にダメージ受けたくなくて逃避してました。
ただ、今作は極上ヴォーカリストだけに留まらずマルチな才能を遺憾なく発揮し声優さんとしても確かな実績(・・・といっても竜とそばかすの姫の主人公の親友役しか存じ上げない)を残している幾田りらさんが主演!しかも話題のあのちゃんとダブル主演を務められてるということでYOASOBIファンなら当然、鑑賞はマストなのです!
で、鑑賞して・・・案の定、打ちのめされました。なんだこの混沌、そして絶望感。特に主演二人、声優としてもうますぎるから全く違和感ないだけでなく、負の感情もブーストされてとんでもなく追加ダメージくらいました。
まさか若干少年漫画ぽく可愛らしくデフォルめされた主要キャラクターが、見た目に反して想定外に生々しい現代的な感覚と思考を持ち、そして過酷な運命を辿るとは。多感な、ちょっと五月蝿いくらいのJK達にしっかり感情移入させてからのシナリオ、演出での「天から地への叩き落とし」は口から血を吐くダメージです。
いい年したおっさんが、観て見ぬふりしごまかしていたものがそこに実在してました。SFファンタジーアニメを通してこれに出くわすとは・・・ある程度予想はしてましたが作中の母船から出る得体の知れない重力波?みたく終始重苦しくダメージが蓄積いたしました。
ここまできたら、地獄の底まで見届けてやろうって気持ちです。オーバーキル食らった後なので後半公開までの2ヶ月間で回復出来るか微妙ですが(笑)。
原作の謎が冒頭で。
原作を読了していたので鑑賞。
正直、浅野いにおさんは好きなんですがデデデ辺りから絵が変わってきて、個人的にはちょっと苦手な絵になってしまった。特にサブキャラ達が(たぶんワザと滑稽に描いているんだと思いますが)。
しかしせっかく原作も読んでいたので観てみたら、とても面白く映画になっていました。
たぶん前編・後編に分かれるために原作ストーリーの構成を入れ替えていて、それが映画として緩急が付いてすごく良くなっていた。
あと原作で謎だったことが冒頭で説明(回収?)されていて、スッキリしました(私はゼロ磁場がなんなのか原作では読み取れませんでした)。
原作にない描写がこういう形で映像化されるの、すごく良いです。
個人的には原作のラストがどうしてもしっくり来ない、納得できない派なので映画ではどうなるか後編も楽しみです。(もし原作通りなら、あのラストは浅野いにおさんの強固な意志とセンスなんだろうな)
あと、おんたんって、そのイントネーションだったんだ…
食わず嫌いは損。アニメと侮るなかれ。
面白かった!
原作未読で、予告編を観て視聴を決めた作品だったが、当たりだった。(追記:がまんできず、翌日、原作全巻購入…。恐る恐る読み進めている最中)
自分の身の周りでも、アニメということで視聴を手控えているという話を聞いたが、アニメと侮るなかれ。食わず嫌いは損をする傑作。
「幾田りら」と「あの」が、主人公2人の声優を務めるというと、話題づくりで観客動員を狙っているように思われるかもしれないが、彼女たちのキャスティングを決めた方の眼力に拍手喝采したい気持ち。
とにかく、声がキャラクターとバッチリ合っていて、世界観に引き込まれた。
母艦の存在は、3.11をベースにしているのだろうけれど、映画で描かれるそれへの人々のズレた対応や関わり方は、それだけに留まらず、現在も地球上で起きている戦争(ガザ侵攻やウクライナ侵攻)や、温暖化などの環境問題、コロナ禍などのメタファーとも見ることができる。
非日常の危機がすぐそばにあるのに、そこから目を逸らして日常を送り続ける居心地の悪さ。人の持つ善性と個の正義感の芽生え。やがて肥大化した正義感とそれによって生じる加害性の問題など、映画の中で起きていることが、自然と現実世界で個人個人が体験していることとリンクしてくる。
特に「正義」が集団化することの気持ち悪さだけでなく、個々の「正義」の問い直しや「絶対」の危うさなど、実写で描こうとしたら陳腐になりそうなものを、原作者浅野いにおの絶妙な世界観の中で、過不足なくこちらに伝えてくる深みがある。
また、例えば漫画で過去を描くときは、ページの外側をベタ塗りで黒くするという表現があるが、この作品では、過去描写は画面サイズを変えることで対応していて、とても映画的であるところも好印象。配信やテレビではなく、映画として映画館で観る価値がある作品であることを強調したい。
明らかにドラえもんのパロディという劇中内漫画「イソベやん」の存在もバツグン。クオリティが高く、かなり笑えて、チクリと毒もある。かつ、これが亡くなられたTARAKOさんの声が聞ける最後の作品ではないだろうか。
前章を観ただけでは、マルチバースの可能性が暗示されただけで、はっきりしていないところも多いが、門出とおんたんの2人がどのように関わりながらこの混沌とした世界と向き合っていくのか、自分としては、後章に向けてとても期待が高まった。
公開当日のレイトショーには、10代20代と思しき若者が目立ったが、アラカンの50代にもキチンと刺さる作品。
一晩経って寝て起きても、頭の中で、「デデデデデストラクショ〜ン」というテーマ曲のフレーズが鳴り響いていた。
視聴を迷っている方、自信を持ってお勧めします。
<追記>
後章の公開が1ヶ月伸びたのは、前章だけで100ヶ所以上リテイクし、試写会後も公開までの間に差し替えがあったという、原作者浅野いにおのこだわりで、きっと後章のリテイクに時間がかかるっていうことなのだろう。(映画オリジナルの書き下ろしクライマックスとの記事も複数ある)
原作者がきちんと関わっているメディア化だということも指摘しておきたい。安心しながら、後章を楽しみに待ちたい。
早く後章が観たい!
第一印象は、とにかく絵が丁寧に描かれていること。
助けた宇宙人が何やらキーだということ。
物語後半、おんたんが宇宙船に呟き、少年の皮を被った宇宙人と遭遇。その際に過去の回想と思われるシーンに。
おんたんは、実は苛められっ子で、カドデの方が賢く、そして活動的。物語当初の行動が意味不明のおんたんとは真逆であり、カドデとも違う。
塾の夏期講習で、カドデとおんたんが助けた宇宙人から、それぞれ貰った道具を、おんたんは、自分の正義のために使い闇落ちしていく一方で、おんたんは引っ込み思案な性格を治すための薬のような道具を貰うも使わず。
その後、カドデの暴走を止めようと、おんたんと歩道橋で喧嘩。カドデが引っ越し、おんたんが届け物をしにいったときに、カドデが飛び降りて、また、現実に戻る。
何とも後章が、気になる終わり方。
原作は、一部分だけ見た程度なので、全く物語の展開を知らないので早く観たいです。
あと、余談ですが、青い猫型ロボットのパクリのイソベやんの声を当てていたTARAKOさんが亡くなったのが残念でならないのと、映画の前に流れる宣伝で同じく亡くなられた鳥山先生のSAND LAND、少し前に亡くなられた杉山先生のドラクエ10が、ひと時代が終わった感じがして個人的には何とも切なかったです。
普通に面白いアニメ映画、後編も楽しみ
今年(2024年)からの
原作者(浅野いにお先生)のファン。
原作(デデデデ)は12巻中3巻まで読んで鑑賞。
普通に出来のいいアニメ映画で
楽しい映画体験ができました。
心身の疲労で落ち込んでいましたが、
一気に元気になりました。
3度泣けましたし、楽しい場面あり、
考えさせられる場面あり、
ストーリーも面白かったです。
後編も今から楽しみです。
(すでに後編の、イラストカード付
前売りチケットを購入しました)
(映画館で販売されている)
デデデデグッズは浅野先生の描き下ろし
イラストのクリアファイルと
ボールペンが購入できて大満足でした。
うれしかったです。
〈ちょっとだけ気になったところ〉
(話しのテンポが良すぎた)
漫画のキャラたちが
アニメーションで動いたり
喋ったりするのはとても
良かったです。
楽しく鑑賞できました。
そうなのですが
アニメは重要シーンで
次のシーンへ切り替わるテンポが
ちょっとだけ早過ぎる気がしました。
各決めシーン(重要シーン)の
溜め、止めをあと0.5秒ぐらい増やして
もらえると、せっかくの
面白い、楽しい、泣けるシーンの
感動ボルテージが十分に上がって
漫画の感動体験に近づける気がして、
原作の良さがもっと引き出せる気が
しました。
(完全に私個人の感覚の問題です。
すいません。)
アニメより漫画の絵、演出、
表現の方が迫力があると感じたので、
☆マイナス0.5。
※好きなアニメは
「カイバ」
「アリスとテレスの幻工場」
「天気の子」
「化物語」
※原作者の好きな作品は
「勇者たち」
「プンプン」
「浅野いにお短編集」
ととととりあえず前編だし、、、
時間があったので見てみた。
原作未読。
ちょっと絵が好きになれないなぁ。メインは良いとして周りのキャラのあちこちの漫画から借りてきた乱雑な感じが馴染めない、メガネふぇちだからメガネを省略するのも嫌いだ。まあこれは原作の問題。映像に関しては気合い入ってます。あのちゃんも頑張っている。
お話は今んとこゆるい宇宙人と2人の女子の友情で、上空に巨大円盤静止してて東京詰む一歩手前って状況のなか日々はダラダラ続く、、と思ってたら友達闇堕ちして、、。
みたいな。
ちょいとパラレルワールド、マルチバース的な流れでよくわからなくなったが後編に期待。正式評価はその時に。
映画関係ないけど小型宇宙船落下したの地元駅。見慣れた店、見慣れた看板(行きつけの動物病院)
少し嬉しくて心がザワザワして、冷静に見れなかったかも知れないwww
1日も早く後章を観たい!
原作漫画の存在すら知らないタワケ者の状態で、かつまた題名すらちゃんと言えない状態で観に行きました。本作は「前章」と銘打っており、「後章」は5月24日公開を待たねばならない訳ですが、結論から言うと無茶苦茶面白く、後章公開まで2か月も待たねばならないのは非常に残念です。
内容的には、ある年の8月31日に、宇宙から謎の「母艦」が舞い降りてきたことを発端に大幅に歯車が狂いだした世の中にあって、主人公の”デーモン”こと小山門出と、”おんたん”こと中川凰蘭を中心とする女子高生たちの青春を描いたお話でした。宇宙人が出て来ることからSFチックな部分もあれば、普通の高校生の学校生活、恋愛、進学、オタク文化なども物語の中心にあり、さらにはアメリカに従属する日本の情けない現状や、”正義”って何だろうというある種哲学的な問いかけ、さらにはドラえもんのオマージュのシニカルな劇中アニメ、そして福島第一原発事故のメタファーなどなど、盛りだくさんの内容を実に見事に統合した展開に、度肝を抜かれました。
かように壮大なスケールで上々な出来栄えの本作でしたが、冒頭にも行ったようにお話の結末は「後章」を待たねばならないということで、そちらを観てから総合的な感想を述べるべきかなと思いました。
そんな訳で、本作の評価は(暫定的に)★4とします。
日常とは慣れるもの。
常に巨大円盤が浮いてる日常。
地球滅亡寸前の日々。
…でも生きてるとそれに慣れて来る。
日常とはそういうもの。
結局、コロナも戦争も裏金も
いつの間にか違和感無くなる。
というテーマの元、物語は進……まない!!!!
なんか、フラグの立て方、ヤバっ!!!!
これ後章観ないと恐怖でしかない。
観なくても恐怖ののに尚更!!
あの×幾田りら(YOASOBI)の声優も違和感凄い。
めっちゃ良かった!!
あとさ、アニメ的美少女キャラが全くいないのよ!
鼻の形がコンセントの女の子とかいた!
なのに超ミニスカだし!!
全てのテーマが、
違和感、でも慣れる。って事か。
「おんたん」のイントネーションw
浅野にいお原作作品。正直これをどう映画にするのか?といった興味の方が強かったです。
が、これが実にうまいこと落とし込んでいました。
原作のトーンをマットな色調で置き換え、オリジナルと遜色のない作画。
そして、おんたんと門出の声がぴったりでびっくりでした。兄ちゃんの諏訪部も最高でしたね。
音楽や歌も雰囲気が合っていて良かった。
何といっても脚本がうまかったですね、構成がうまく後編への繋ぎも良い。
おんたんの「知ってるよ!!」はどうしたって泣くでしょ。
そしてずっと間違っていた「おんたん」のイントネーション。え?ってなりましたよ。
後半もどうまとめるか楽しみでしょうがない、面白かったです。
原作ファンの感想が知りたい、ほど
出来はいいと思った。いや、まだ、前編だからわからないけど、ここまでは、すごく、いい。
当然原作未読、予備情報なしで鑑賞。正直「タイトル買い」ってやつ。CDなんかの「ジャケ買い」と同じ笑
あの&りらの声もよさげ。サブキャラ?との絡みもいいし、友達キホのエピソードも「えっ?」ってなって良かった。
単純にこれからどうなるのか気になる。でも原作は読まない。映画の後編を観てからだな、あーだこーだ言うのは。
アニメとして観た時の全方向的なバランスは良い。いやー、⭐️5、続くなあ。
でもキャラによって絵のタッチが極端に変わるのは原作寄せなのかな?個人的には「おんたん」の兄さんがいいね。あと、過去パートは幻想なのか、あれが真実でリセットされたのか、、、う、げ、原作は読まないぞ!
迷ってたけど観てよかった!!
原作未読です。予告編で面白そうだったんですが、キャストがどう出るか不安もあって迷ってました。皆様のレビュー拝見して、やっぱり観に行こうと決意。
事前の期待度がそれほど高すぎなかったことも幸いしてか、全ての面で期待以上に楽しめました。キャストも最初どうなのかと思ってましたが、あのキャラを演じるなら大当たりではないでしょうか?なんの違和感もなく楽しめました。
登場キャラが各々濃くて、いちいち好きになれますね。私は特にお兄ちゃんがツボりましたが、おんたんや門出も好きですね。
中盤から一気に難解になって、終盤は何とも不思議な感覚に包まれましたが、その気分からエンドロールの曲で一気に後章への期待感に変えてくれる、いい〆ですよね。
早く後章観たいです!
おもしろい
原作知らないですが、
浅野いにおさんの作品だとエンドロールで知り、
改めてこの人の作品は尖ってるし、病んでるなーって感じです。
前半、中盤、後半の作風のコントラストが良くて、前半の緩い感じで進むと思いきや、
結構な驚きが真ん中にあり、
5月の後編も観たくなりました。
あ、あとあのちゃん、普通に面白かった
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