デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
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正義のための罪か、罪のための大義か
この現代社会の中での今まさにこのご時世だからこそ上映されたのではないか?と疑うほどのメッセージ性の強い作品。
原作は読了済みだが、話題を作るにおいて声優陣を有名どころにしたのは吉。見てもらうために作られた作品であったとも思う。
言語を消滅させることの恐ろしさ、争わないといけない理由が正義から大義に変化している部分には昔ながらの戦争映画でも題材とされている。
正義のために罪を犯したのが、罪を隠すために大義を制すことに移り変わるのは、ギリシア人の高貴なる血筋や生き様を泥にしたメロス島事件と繋がる部分である。
ただ、原作を読んでいた時からおもったが、前半の平々凡々としながらのシーンは、キャラクターのリアリティを追求するながらも逸脱したものを生み出すにおいて、物語の転までが長いようにも感じる。
もう少し短くても十分伝わるようではあったと思うし、キャラクターを独立させるために必要だった時間と思えば疑問は湧かない。
後半も期待。
SEもサウンドトラックも素晴らしかった。劇中歌が個人的に好みでエンドロールを見たら作者本人の名前が載っていたので納得.
今から後章が待ち遠しい!
原作未読ながらおもしろそうな予告に惹かれ、ずっと楽しみにしていた本作。公開2日目に鑑賞してきました。期待どおりとてもおもしろい作品で、早くも後章が気になります。
ストーリーは、東京に巨大宇宙船「母艦」が突如襲来し、人類滅亡の危機を感じた日から3年間、これといった攻撃もアプローチも受けることなく、ただ上空に母艦がある光景が日常となった中、女子高生の小山門出と中川凰蘭は、仲の良い友達らと屈託のない日々を過ごしていたが、人類の攻撃を受けた中型船の墜落に巻き込まれて友達が亡くなってしまったことを機に、門出と凰蘭の意外な過去が明らかになっていくというもの。
前半は、異様な光景も日常として受け入れる人間の強かさを、とりわけ全てを楽しい出来事に転化させてしまうようなパワーのある女子高生を物語の中心に据え、ありふれた日常と彼女たちの友情を通して描きます。目の覚めるような美少女は登場せず、平凡なルックスの女子高生が、互いにツッコミ、軽くディスり合う、どこにでもある自然な関係が微笑ましく、これはこれでおもしろかったです。
“ああ、これは非日常の中の日常を通して、生き方や友情を描く作品なのか”と思ったら、その中の一人、栗原キホが亡くなり、後半は門出と凰蘭の小学校時代の回想へと移り、衝撃的な過去が明かされます。しかも、謎を残しまくったまま現在シーンに戻り、さらに追い打ちをかけるような展開が待っています。そして、物語の着地点が見えないまま終幕。
全く先の展開が読めない流れの中、不思議な力で物語に引き込まれます。謎の人物がつぶやく「シフター」とは何なのでしょう。今の門出と回想の門出は同一人物ではないということなら、今の門出の中身はあの時の宇宙人なのでしょうか、それとも別の世界線の門出なのでしょうか。二人の関係はどうなっていくのでしょうか。途中から登場した石川県から東京を目指す二人は、この後どう絡んでくるのでしょうか。宇宙人との関係や地球の運命はどうなっていくのでしょうか。今から後章が楽しみでなりません。
映像のクオリティは申し分なく、平凡すぎるキャラデザとリアルな背景の同居がもたらす感覚が、本作の世界観とよくマッチしていると思います。CVも、幾田りらさん、あのちゃんの二人が、キャラとの親和性が高く、予想以上の好演で魅せています。脇を固める、種崎敦美さん、和氣あず未さん、内山昂輝さん、諏訪部順一さん、杉田智和さん、TARAKOさんら声優陣も申し分ないです。ラストでスクリーンに映るTARAKOさんへの追悼メッセージを見つめながら、心の中で手を合わせました。
異次元の人生オワコン‼️❓多様性のワンチャン‼️❓
幾田りらが中学生の時から、彼女のYouTubeを楽しみにしていた。
彼女の声優が聴けただけで、最高の気持ち😀
ところで、この映画では、小学生時と、高校生時が、交錯していくのだが、幾田りらのヒロインの小学生の頃、大殺戮をするのが、果たして、現実なのだろうか、なんで、あれで、恋っする❤️乙女できるのだろう。
疑問はさておき、会話が、どれも小気味よく、時間を忘れる、幾田りらの声の表情だけで、見る価値あり。
とんでもない展開のようで、とても引き込まれる。
後半が、待ちきれない、ありがとうございました😭😊
ちょっとダークなドラえもんみたいな話
観を終わった後・・・
後章が気になる!!気になる!めちゃ気になる!
漫画、読んじゃおうかな!ってなります。
でもどうせならアニメ映画で観たいので我慢します
1年も待つわけでもなさそうなので助かります
------------【軽くストーリーに触れる】-------------------------------------------
突如、上空に宇宙船が現れ。中に乗っている宇宙人含めて攻撃してくる訳でもなく
一方的に攻撃をする人類、それから3年後、今日もある意味平和な日本でありました。
門出ちゃん視点で物語が進む中で途中から凰蘭が実は主役になっていく。
宇宙人という侵略者のような存在を助けた事により二人の仲は次第に良くなっていき
門出にとって凰蘭が親友を超えた『特別な存在』へとなっていた。
侵略者がドラえもんのように道具をいくつも出してくれて『正義』を行う内に電車事故
を発端に悪へと突き進む門出。凰蘭の為と言う勝手な言い訳をしたり悪人を裁く自分を正当化していく。そして多分、過ちに気づいていながらも目を瞑り『正義』を行う事で多くの人を救っていると言う盾で自分を守っていたのではないでしょうか。
しかし『凰蘭』の言葉に壊され盾がなくなり、罪を償えない彼女は自分の死をもって
終わらせたかったのかも知れない
実は冒頭での門出の『凰蘭』のイメージが全然違う事に驚きました。
性格も大人しく、実際は門出の味方をしていなかった。
美形の青年は宇宙人だろうけど仲間が一方的にやられてるのを傍観してる。
----------【笑ってしまった】-----------------------------------------------
中川ひろしの痩せたらイケメンであろう顔と会話にはめちゃくちゃ笑った。
過去編ではしっかりとイケメンでしたが、どうやら凄い天才っぽいが自分より上がいて
1人で、できる事なんて知れてるような事を言っていて天才だなぁと思いました。
------------【作られた世界】-----------------------------------------------------
たぶん【この世界は凰蘭が作った世界】だと思う。
TVを都合よく見てサインを読めたり担任の先生が卒業式前に都合よく彼女と別れたりするのだけど、じゃあ付き合おうとはならず現実味があるような、ないような話の作り方。
門出が生きている世界を共に生きたかった凰蘭が便利な道具や門出の罪も全部!記憶を失ってなかった事にした世界
だけど宇宙人や侵略者が出てくるのは完全には消せない闇のせいかも知れない
それを消そうと人類として戦わせているのではないでしょうか
----------------【シックスセンス】------------------------------------------
よく思い出せないけど門出ちゃんと話してた友達っていたっけ、常に凰蘭が門出と会話したり周りの友達と会話したりするのしか思い出せない。強すぎるんだよ凰蘭のキャラクターが!何が言いたいかと言うと門出は実は作られた世界でも周りの生徒との接し方を想像できず、なんとなく成長したら友達ができて~とかそんな感じで作られた世界なのではと思って今感想を書いてます。まぁ、でも多分会話してるでしょ。シックスセンスと言うような映画
で一度やられてるので疑ってしまうのです。
夢でも、そうですが自分の知らない知識の範囲を超えた場合、専門用語は【でてこない】か
【完全な造語】でしかない
------------【感想】-----------------------------------------------------
キホが死んだ時、それを知らないであろう凰蘭は。はしゃぎまくっていて
門出に言われた時『知ってるよ!』には泣いた。あの場面で凰蘭の強さと優しさが
見えて泣きました。
ただ、現実世界でも本当は宇宙人なんていなかった可能性もある。いや、いても、便利な道具が非現実的。実は凰蘭の夢だったって言われても納得できる。
空を自由に飛んで、頭や首への負担が半端ないだろ
そもそも飛ぶのに屋上からわざわざ飛び降りたり落下する必要性を感じない
その場で浮けばいい話である
宇宙人が一方的に人類にやられても何もしない理由が不明
偵察機のような小型に関しては遅いくせに電線に引っかかって落ちるとか、お前カツより酷いぞ!とZガンダムを思い出す。
母親が汚染が気になってたり突然の再婚とか
実の父親が何度も回想で、でて来るけどやたら元気なさそうな姿しかない
----------------【最後に】------------------------------------------------------
後章が気になる。
パンフレットの出来が凄く良いです!
後章のパンフレットにも期待してます!
原作未読
原作未読で鑑賞。
日常の中に非日常を巧みに取り込み、日常に潜む危機感を超リアルに再現している。
また主人公を小学生〜高校生に設定したことで人類の将来的な不安感を増幅させているように感じる。
そして、不気味な存在の数多の異星人が殺戮されていくことで人類がいかに愚かで絶望的な存在であるかを再認識させられた。
果たして破壊しつくされたところから人類が何を生みだすのか、後編が楽しみ。
油断ならない凄い作品
原作未読。
数年前NHKの「漫勉」で原作の作画風景が放送されてて、世界観に興味があったので、コミックスを買おうかボヤボヤしてる内に劇場版公開が決まり、そのまま予告編も見ずに観賞。
いや、見逃さなくてホントに良かった。
世の中をシニカルにいじりながら、時事的なメタファーも多く、浅野いにお先生特有の「人を食った」という表現がピッタリくる様な絵柄のコントラストで見せるコメディかと思えば、「大人になりきれない俺たち私たち」をガッツリ青春ドラマで見せてくる感じもまた、引き込まれてしまう。
奔放なおんたんとおおらかな門出とのやり取りが軸かと思えばまさかの…
麻痺してしまった日常の隣でうごめく非日常。
「正義」の脆弱性と暴走、欺瞞。
匿名の大衆という恐怖。
そして、我々歪んだサブカル民・ネット民たちの心臓を掴んで離さないギミックの数々。
読者や観客に「セカイ系」みたいな単純な分類をさせない、油断ならない作品。
原作者がかなり映画制作に関わってる分、私は原作読んでないけど、作品をよりしっかり感じられてる気がする。
登場人物達が交わす無駄話にも見えるセリフの一つ一つが研ぎ澄まされていて、会話劇も見事。
キャラクターも全員最高。
(お気に入りはやはりおんたんの兄貴)
後章があるので、ここで傑作認定はできないが、それでもこのクオリティは観る価値あり。
あのちゃんの演技の良さは、彼女のラジオ番組で(何なら「あのちゃんねる」時代から)垣間見えていたものの、これほど素晴らしいデキに仕上がるとは。
ただ、彼女自身の「表現者」としての才能を考えれば、これは納得の結果なのかも。
そして、「漫勉」視聴者には「あ!」とならざるを得ないラスト。
5月の後章公開が待ちきれないよ。
【再観賞】
二回目も良かった。
日常と非日常が隣り合わせで進んでいくワクワク。
ベランダ・屋上・歩道橋…など、簡単に乗り越えられそうな柵を境に外の世界と接した場所で心を交わし合う主人公たち。
しかし、柵の向こうには「死」が待っている…のか。
あの「イソベやん」のぶっきらスティックの続きはどうなるんだろう?
原作未読です
最初のSFスペクタクルのシーンから3年後のユルイ女子高生たちの日常。主人公の門出の少しおかしな家庭環境と引きこもり兄貴を抱えたおんたんの家庭やその友達の友情を描きつつ次第に狂ってくる異星人を目の前にした政府の対応。
前半戦は見事に引き込まれて観てましたが、おんたんの回想シーンに出てくる小学生時代と現代の対比はいったいどう結び付けるのか。ぬいぐるみの中の異星人と現代の空から降ってくる多数の異星人たちの死骸(?)はどうなるのか。
後半の公開日が遅くなり少し残念ですが、吉田玲子さんの脚本なので期待しています。
面白いです。
原作未読ですが予告編を観た時から興味津々で公開を楽しみにしていました。
前後編構成なのは事前に知っていましたが主要キャストを独特なキャラの"あのちゃん"が担当している事を知って少し鑑賞を躊躇しましたがそんな心配は杞憂でした。
後編も絶対に鑑賞しようと思います。
後章、楽しみ
予想外の超大作だった☆
テレビCM見て、面白いかもと思っていたら、昔見たソラニンの原作者と同じだった。
ソラニンも既に内容を忘れているのだけど、この作者は良い漫画を書くというイメージだけ残っていたので、映画も見ることに決めたら、すごく面白かった。
観客が少なくて心配もあったけど、オープニングから期待値上がり、後はずっとのめり込んで見れました。
社会の矛盾や未知のものに対する恐怖、そして女の子たちの日常と友情。。。そして勇気と優しさ。
原作は見ていないので知らないのだけど、時間とページをかけて展開しているのかなと思うようなたくさんのテーマ、どんだけ詰め込むねん!のボリュームを2時間の映画で上手に表現されていたように感じました。
良い映画だと思います。
後章、早くみたい!
おまけで、画もキレイ、声優チャレンジのお二人も合っててバッチリでした。
世界観たまらん!!あとエンディングが超良い
予告観てかなり楽しみにしてた原作既読勢。
地球外からやってきた謎の宇宙船と〝侵略者〟。上空にそれらが留まり続けてる異常事態の中、その状況に麻痺しながらも日常生活を送る女子高生の門出や凰蘭(おんたん)の日々を描くところから物語は始まる。
本作は明らかな非日常(異常事態)とそんな中でもゆるく進んでいく日常の対比や、物々しい円盤や兵器と、少女たちのゆるいやり取りの温度差、カウントダウンされていく世界の崩壊に向けた終末感がたまらんのだけど、というかアニメーションでそこを改めて体験したくて楽しみにしてたんだけどかなり満足。
また原作の要所要所をうまく拾いながら限られた時間枠の前後編の映画にするために再構成してるのがうまかった!!
作品冒頭、謎の円盤襲来で自衛隊対応や東京が大打撃受けるショッキングでマクロな映像から始めといて、門出たちの生活風景というミクロな部分に移行するのとか、話をわかりやすくしつつ対比のインパクト大にしてて良いなーと思った。
門出とおんたんの過去エピソードの入れ方も後編へのフックになるタイミングで入るしうまい。
アニメーションも丁寧で良かった!
原作でクセが強い造形になってたキャラもマイルドになってて面白かった(宝田さんが謎の美形化しててちょっと笑った)。
あとおんたん役のあのちゃんの声が絶妙に良かったな。
声優としてうまいかと言われるとわからんのだけど、よくも悪くも周りから少し浮き出てて、でも可愛くて不思議な儚さもある声は「おんたん」だよね…!
あと、エンディングの「絶絶絶絶対聖域」がめちゃくちゃ良かった。
あのエンディングへの持っていき方(後編へのつなぎ方うまい)もめちゃくちゃ良かったし、楽曲が前編の雰囲気にめちゃくちゃ合っている…!
TKのクソやば格好良い楽曲とあのちゃんのシャウトを劇場の爆音で聴くだけでテンションぶちあがるし、もはや美しい。
エンディングはほんとに良すぎた…。
本編も良かったけど、物語の余韻に浸りながらあのエンディングを劇場音響で体感するだけでも劇場に観に行く甲斐あると思う。
もう一度観に行くかもだし、後編も楽しみ。
良いアニメーション化だったと思う。
製作陣の皆さまありがとうございました!
なんでまだ3月なんだよ。
原作未読。常識人(?)の門出と不思議ちゃんののんたんと彼女らを取り巻く人々の世界の終わりの近づく世界とは思えないのんびりパート、自衛隊と未確認飛行物体との緊張感漂うシリアスパート、そして、その二つが重なり合ったラスト。後半が気になって仕方がない。ゴールデンウィーク無くなってもいいから早く見せて!!
非常に満足
浅野いにお作品のアニメ化ということで期待半分、不安半分で鑑賞です。結果は大満足。
原作がクセが強いのでどうまとめるのかが気になってましたが、綺麗にまとまってたと個人的には思います。
ストーリーの本線の軸はブレさせず、ただ合間合間で浅野いにお作品独特のギャグなのかおふざけなのかが入ってて、原作浅野いにおから離れてなくて観ていて嬉しくなりました。
原作未読かつ浅野いにお作品をほとんど読んだことない人からするとちょっとよくわからないってなるかもだけど、迷ってるなら是非観てほしい。
そして門出とおんたんが原作そのままで動いてるのに感動しました。幾田りらとあのちゃん、初めはちょっとかたかったけど、後半では馴染んできて違和感なく観れました。
最後にいそべやんも流すんかーいと思ったり、いそべやんにでてくる声優さんも良い意味で真剣+おふざけでよかったです。いそべやん自体がもうパロディだから既におふざけなのだけれども。
後編が大変楽しみです!
ふわふわした作品と思いきやシリアスなSF
原作未読なので予告編だけの前情報だったが、予告編でも感じたふわふわ感と不穏感に、ガチなSFがじわじわ来た。
まだこの前編だけだと繋がらないけど、だからこそかもだけど不穏でワクワクする。
メイン二人のキャラクターの不連続性も、石川のひともどうなのか。
政治社会への不満不信もだいぶ前面に出ているけど、それは本筋にどう繋がるかわからない。
面白い前編だった。後編も期待。
人類滅亡まで後半年…!
原作は未読ですが予告で面白そうだったので!
あのちゃんはほぼあのまんまのキャラでしたねw
少し中二病が過ぎるくらいw
途中までは普通の女子高生達の非日常の中の日常系ストーリーでしたが、過去編に突入してから一気に面白くなりましたね!
ドラえもんが出てきたりデスノート思考が出てきたり!
しかも過去編の最後……めちゃ気になりますね!
今作の結末を見る限り後編は荒れそうですね!
人類滅亡まで後半年!?
後編早く見たい!!(^o^)
面白かった
原作は好きで読んでました。
よくぞ納めたな、という感想。
ところどころ、あれこんな展開だっけ?と思いつつも、そこまで大きな違和感でもないかな。
アニメとしても、すごい映像美や演出というわけでは無いですが、原作の雰囲気は出てるかと。
おんたん役のあのちゃんが想像以上にハマってた感がありましたね。
キャラのイメージとあってたな。
後編も楽しみだ!
素晴らしいと思います。
コミックスをすべて読んでから鑑賞しました。原作の雰囲気をぶち壊す事無く、素晴らしい出来だと思います。マンガすべての内容をここまで圧縮するのは、スタッフの皆さん、さぞ大変だった事でしょう(まだ前章だけですが)。すべて知っているはずなのに、泣いちゃいましたよ。それくらい良かったんだと思います。
りら、あのコンビには好感
ずいぶん好評が多いですが、残念ながら自分には合いにくい作品でした。
とにかくテンポ感がイマイチ。120分をフルに使って現在の話、過去の話、をじっくり描こうとしていたのだと思うけど、自分にはダラダラと間のびしたストーリー展開に思えて、120分がずいぶん長く感じました。途中で眠りかけましたよ。
日常のありきたりな生活感の描きもやりすぎてクドいなと。
そしてあの巨大浮遊物体の扱いもなんだかなぁ?正体不明で全く攻撃もしてこないのに日本政府や自衛隊が攻撃決断するかぁ?
そして全体的に印象に残るシーンとかセリフとかも希薄なのよね。
題名もシンプルに「デッドデーモンズ」で良かったんじゃないかと?
ちょっと覚えにくいよ。
そうね、印象に残るとすれば主人公が不自然な正義感→スレ方をしているなぁ、くらいかな?あといじめっ子リーダーの子の鼻の穴の付き方よ。人間離れし過ぎだろ。
恐らく、万人向けには作っていないですね。原作あるいは製作チームのファンに向けての作品だと思います。
とはいえ声優陣は良かったとおもいます。メインの二人組はもとより全体的にキャラ観にピッタリな布陣でしたね。
今作は前編で謎多く不自然なストーリー展開なので後編を観てスッキリしたいなぁとも思っていますが、公開のタイミングで気が向けば入るかなぁ?って感じですかね。
何を描きたいのかイマイチ把握できなかったですね。
デッドデーモンズデストラクション(死神の大量殺人?)
本作タイトル、普通に『デッドデーモンズデストラクション』で、その噛み噛み発音?かと思いましたがどうでしょう?
何だか奇をてらっただけかも?と思いつつ考えるのをヤメて、本作を鑑賞しました。このデーモンは『門出』の事でしょうか?
1作品を複数エピソードに分ける場合、続きが見たいかどうかは評価ウエイトの大部分を占めます。本作はその点は難なくクリア。ただ内容については全体を通してみないと解らないので、今は小ネタな部分でしか評価できません。
キャラデザは好き嫌い分かれそうですが、個人的には普通。ただ主人公の『おんたん』はナゼ涙やヨダレ垂らしながらのデンパ?と思いましたが、コレ核心的伏線でしょうか?(原作未読)
作品通してJKが自堕落でも平和な日常を過ごす辺り、冒頭の大事件にも関わらず『日常』作品?と思わされる展開です。そこからの不穏な状況変化が唐突でも急でもなく、程よい流れなのは『吉田脚本』だからでしょうか。シッカリと付いて行けてます。
そして疑問や謎が、そんな『日常』からジワジワ染み出してくる感も、テンポの良さと相まって良好でした。特に、おんたんとデーモンの過去の馴れ初めが今のソレと食い違っていたり、日常に溶け込んだ異星人の存在、『イソベやん』の中身など、後半どうなるかが気になります。
現状のマイナス点ですが、コレは後の伏線かもですが、冒頭の母艦・異星人の襲来にナゼ首都圏はアァも平穏なのか。最初は大騒ぎでしたが、たった3年後の今ワリと平穏。脅威を示すシーン(自衛隊描写など)もありますが、こう云う場合基本的に未確認飛行物体から可能な限り離れ、破壊活動がないとは言え首都圏は空っぽになりそうな。デーモン母の行動は宗教的ながら寧ろ正しい気もw
初手の攻撃描写も後の伏線でしたが、街中上空ではあり得なさすぎ(後の攻撃も含め)で、また一部に戦後間もない昭和的な価値観が見えてたのは微妙でした。
そして異星人対抗兵器も描写がアカラ様で、絵面やストーリーのせいもあって(ソレら含めて)ギャグ?と勘違いしそうで、あまり良くない気がします(漫画原作アニメ『日常』)。
ただしこの辺は原作遵守以前の、身も蓋もなくなってしまう野暮なツッコミかも知れませんが‥‥
とは言え、各所に散りばめられた伏線アレコレがどう回収されるかが興味深いので、そう言う視点からして本作は良好だと思われます。余談ですが、ドラえもんオマージュ『イソベやん』に対するデーモンの否定的論評が、当時のドラえもんに対する自分のソレと同じで、実に共感を覚えましたw
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