デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
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衝撃の映像体験!!SF!?女子高生の青春!?ジュブナイルいや、これはセカイ系だ!!
原作未読
やたら長いタイトルで
通称デデデ (某任天堂のキャラを思い出した)
いきなり上空に巨大な飛行物体に出現して
都会の街に飛行物体!?爆弾を落とされる
なんだこの作品はSF的な導入から、さわやかな女子高生のキラキラドロドロ
な青春群像劇が始まっ
たかと思
いきや謎のイケメンに衝撃の事実をつきつけられてから
過去にいきなりとばされて、かどでとおんたんの主役二人の
小学生の過去の話が展開される
その過去の話というのは飛行物体に乗っていた謎の宇宙人の一人に遭遇して
タケコプターとかドラえもんでありそうな秘密道具をつかって
面白半分で遊ぶが
のび太みたいにどんどんそれを悪いほうに使っていく。
そして取り返しのつかない事態を招いていく
過去と現在が複雑に交錯していくなか
謎を多く遺して後章へ続く
特にこの作品観ていて
おんたんの正体、やたら長い過去の話の最後はどうなったの!?とか
現在の話も含めて謎を多すぎて、
次回へ続くものだから
こんなの気にならないわけないじゃない。
ずるい。続きがみたすぎる。
浅野いにお先生の不細工キャラや美少女まで描くキャラクターデザインの
センス、幅もすごかったけど
あのちゃんと幾田りらという今旬のインフルエンサーを起用していく
流れもさすがだし、二人の演技も女子高生らしさがでて上手いと思いました
主題歌も二人が歌う絶絶絶絶対聖域も電波的でありながら
物語にとても合う素晴らしい曲に仕上がっている。
また新しい才能をみせてくれた二人だと思いました。
TARAKOさんが亡くなる前に作中にでてくるドラえもん的な立ち位置のマスコ
ット作品である
イソベやんのとあるキャラを収録したということ
で実質の遺作となったのでご冥福お祈りいたします。
この作品、ジャンルはおそらくセカイ系だろうな。(間違っていたらごめん)
セカイ系というのは
若い男女の恋愛関係を典型とする狭小な人間関係が世界の危機や終末を左右するといった極端なファンタジーに基づく物語構造のことらしい。
愛は世界を救うとかそういう感じ。
ところどころエヴァやserial experiments lain、ドラえもんがはいっていたり
後まどマギがちょうど流行っていたことも忘れずに。
浅野いにお作品は人を選ぶというかサブカル好きに好かれる傾向が強い
後上空の巨大な飛行物体が出現して現在に至ってもずっととどまっているの
も幼年期の終り
というSF小説を沸騰させる展開だし、
311とか他国とかいろんなメタファーを含んで
そうである。
これを連載していたときはちょうど311とか10年代で世の中が
とても混乱していた時代だったのでその残り香を感じた。
男子高生が左翼っぽくなるのも風刺っぽくてぞくぞくさせられる。
最後に男の娘がでてきたけど、最近多いな男の娘
世界的潮流なのか!!((笑)
マイノリティについて叫ぶ
カルト作品だと思ってしまいつつ女子高生やジュブナイルの日常ものとして
ほほえましくなる画も多くみられ好きになりました。
前章は主題歌の言葉にある通り革命前夜って感じで
まだ導入部分、本番は後章って感じで
めちゃくちゃ面白くなりそう。
最終的評価は後章みるまで全然わからないけど、
地球終了するその日まで拝みにいきたい
とにかくすごいものみせられたから、気になる人はぜひ
みてほしい。
衝撃の映像体験を約束しよう!!!!!
独特のゆるさ×シリアスさ=豊潤なハイクオリティアニメーション
ゆるさとシリアスさが混在した実に妙味のあるアニメーション作品だと思います。
私は原作を読んでいませんが、
門出(幾田りら)と鳳蘭(あの)のそれぞれの個とコンビネーションが絶妙で
グイグイとストーリーの中に引き込まれ、十分に楽しめました。
現在・過去・これから・・・という、所謂3部構成かなと思うのですが
過去からが実にシリアスに描かれており
特に門出の正義を軸とした暴走気味の展開は恐ろしく、独善的な正義感が生む恐怖を
リアルに描き出していたと思います。
この世界観は人によって好き嫌いはあるでしょうけど、
SF設定であり、私は大好きですね。
そしてドゥニ・ビルヌーブ監督の映画『メッセージ』を彷彿とさせる作品であったようにも思います。
特に母艦付近の空にあらわれる“文字”とかがまさにそう思わせる描き方でした。
藤子F不二雄の影響も色濃く出ていて、SFとしてはドラえもんをも彷彿とさせており、
いろいろなオマージュが散りばめられていて、実に面白かったです。
どういうラストになるのか、原作は読まずに楽しみに5/24を待ちたいと思います。
デベ子を演じたTARAKOさん、ご冥福をお祈りいたします。素晴らしい声優でした。
後章も必ず観ます!
思ってたより、色々考えさせられる作品
20代の娘におすすめされたので、「劇場内が若い女の子ばっかりで、50代おっさん1人で観に行って浮かないかな?」と、ビクビクしながら映画館に行ったら、意外と自分より年上っぽい初老の男性もいて、ホッっと一安心でした(笑)。
本作の知識は一切無く、鑑賞前の本作のイメージは、他の映画の予告動画でのみ判断すると、「2人の高校生の主人公っぽい人達が、突如襲来した宇宙船を見て〝ヤバい〟と思いながら、日常に非日常が組み合わさった生活に馴染みつつ、ただ単に女子高生達がわちゃわちゃしてるだけの映画」なのかなぁと思っていました(原作ファンの方、すみません)が、実際は全然違いました。
本作を鑑賞して、「日常に非日常が組み合わさった物語」という予想は間違っていませんでしたが、自分が想像していたよりずっと、この映画には色々な要素が表現されていて、奥深い作品だなぁと感じました。
劇中前半の主人公達の高校生編では、突如襲来した宇宙船にいつ襲われるか分からない事実(非日常)を主人公達が受け入れ、日常の高校生活を楽しみながらも、「ありふれた日常に突如訪れた友人の死」「安易に対話では無く対立を選択する人間の愚かな行為」「戦争が起こりそうな環境での人間の心理」「ネット社会に依存し過ぎて歪んでしまう人間の思想」など、現代社会に当てはめても、「戦争」や「死」を十分に考えさせられる描写が映し出されています。
そして、劇中後半の主人公達の小学生編では、何処にでもありそうな小学校生活の描写の中に「いじめ」「弱者が歪んだ正義感を持ったら、一体どうなるのか?」「人間がもし、未知の生物に遭遇したらどう対処する?」など、もし、自分が主人公の立場だったらどんな気持ちだっただろう?もし、主人公の立場だったらどんな行動を取っただろうか?と、色々想像させるような内容となっています。
本作はサブカル的な作品で、あのちゃんと幾田りらさんが主人公達の声優という事で注目を浴びていますので、本作を知らないほとんどの人は、多分サブカル好きが軽い気持ちで楽しむ作品なのか?と考えていると思いますが、実は物語の中身は奥深くて世間に訴えるような「メッセージ」も多く、本作をもっと幅広い世代に見て欲しい作品だと感じました。
本作を鑑賞した総合評価ですが、初見では意味が分からない部分も多く、又、主人公達の独特のわちゃわちゃした雰囲気が苦手な人も中にはいるかもしれませんが、ストーリー自体はしっかりしている作品でした。本作を全て理解出来た訳ではありませんが、本作は2部作という事で後編で理解出来なかった部分は回収出来ると期待を込めて、星4.5とさせて頂きました。
守ることは強くなること
え、何このクソ面白いアニメは。
固まっちゃうくらい最高なんだけど。
後章が待ちきれないのはもちろん、前章だけでも物足りなさはなく、むしろ既に大満足なほど見応えがある。映像からストーリー、キャラクターに展開まで、全てが衝撃的で目が点になってしまった。
母艦の襲来により地球が滅亡していくSFものかと思えば、上空に浮かんでいることが当たり前になってしまうという人間の異常な慣れを描いた現代社会の風刺に変わり、最後は何気ない少女2人のちょっぴり変わった青春ドラマに重きが置かれる。どんどんスポットの当たる範囲が狭くなることで、物語に深みが出る。こんなにぶっ飛んでるのに、一つ一つがあまりに丁寧だから我に返る瞬間が一切無いんだよね。。。
あのちゃん×幾田りらは、話題性重視で流石にやりすぎなんじゃ...と思っていたけど、見た後はこのキャスティングに大納得。というか、この2人以外考えらんない。キャラは当て書きレベルでまんまだったし、あのちゃんの泣き崩れるような演技、手に負えない恐ろしさを感じさせる幾田りらの声色が胸が裂けそうなほどスゴかった。予想外な着地をし続けるストーリーと彼女たちの熱演。しかもめちゃくちゃ笑えて、ワクワクする要素も沢山。感情を抑えろって言う方が難しい。大爆発💣
SF要素が強めなのにも関わらず、人物描写は超がつくほどリアルで残酷。いじめとかビビりとか、立ち向かう勇気は何処から湧き出てくるのか。誰かを守ることは、人を強くする。お笑い担当のはずだった兄貴の言ったそのセリフがめちゃくちゃ刺さった。これがギャップ萌えってやつか...。じゃなくて、こんな現実離れした設定の作品だからこそ、その言葉が心に残るんだろうな〜とこの映画が持つポテンシャルの高さに驚かされるばかりだった。
いにお先生はマジもんの天才だし、こんな狂作を見事アニメ化した制作陣もバケモン。言葉失うくらいヤバい。とんでもない終わり方してからの『デデデデストラクショオ゙オ゙オ゙オ゙ン』は身体がボロボロになる。全てが刺さり過ぎちゃう。あー、感情ぐっちゃぐちゃ。大傑作だわ...。
結構、濃厚な少女たちの青春ストーリーだが…
大傑作
前編だけじゃ何が描きたいのかわからん
良いところ
割とちゃんとしたSFっぽいつくり
ただ3年も4年も存在する存在にコミュニケーションとらずに敵対とかはありえない。
うーんなところ
ドラえもんでいいじゃん、何あの安っぽいパクりみたいなドラえもんもどき。はっきり言って不快な要素。
別にそれ見てもドラえもんアンチとか思わないよ。
キャラ造形がわかりやすく敵味方で美醜に差をつけてる。わかりやすい記号化、を狙ってるのかもしれんがむしろノイズ。今どきあんな歯の欠けた人間がいるかよ
終末SFかと思えば割とくだらない女子高生の日常がメインで、何を見せたいのかわからん。後半ではだんだんと世界の歪さが現れてきて、終始ただよってた違和感の正体とラストでの終焉へのカウントダウンで後編に続く、と言うよく言えば期待が膨らみ、悪く言えば投げっぱなし。単体の映画としては出来が悪い。後編とラスト次第。まあ、後編見ようと思うくらいには楽しめた。
メインの2人、上手くはない。正直へたではあるが、悪くはないくらい。別に事前の情報なければ新人さんか?くらいには演技できてた。
それぞれの“絶対”
元々が相当カオスな作品ながら、ぶっ飛んだところをやや抑えて全体のバランスが取れていた。
それでも、見た目も会話も演出も、リアルさと異常さがシームレスなので、混乱する人も多いかも。
不穏さを通奏低音とした、平穏で非日常な日常がBGM含めよく表現されていた。
作画も非常によく、動きも色彩もイメージ通り、あのわけのわからない文字もうっすら出てた。
過去の門出の肥大した自意識と、取り返しのつかない罪悪感は見ていて本当にツラいものがある。
ひろしがおんたんに語った台詞が皮肉。
違和感のあるところもあったが、このへんの幾田りらは上手かった。
あのちゃんは見事にハマッていて、「はにゃにゃフワ〜」を口に出して許される貴重な存在。
「知ってるよ!」も素晴らしかったし、ところどころ久野美咲にソックリで驚いた。
小比類巻だけはカッコよすぎと思ったが、ラストで納得したし、他キャラも完璧。
前後編で足りるのかと思っていたが、サスガ吉田玲子、しっかりまとまっていました。(もちろん後編次第だが)
原作を見返してないので不明だが、過去描写はかなり前倒してたかな?
マコトが絡んでないあたりはどう処理するのかというところ含めて、後編に期待。
全部をひっくり返した原作の展開はあまり好きではなかったので、もう少し軟らかな着陸を望む。
後編に期待
BESTIAで鑑賞
まず結論は、前編だけでは評価の仕様がないので、この映画のほんとの評価は後編を見終わった後でないと出来ません、今回は暫定と思っています。
おんたんと門出の掛け合いは面白かったです。
本職声優さんでないので心配してましたが、おんたんの中二病と門出の何とも言えない雰囲気が良く出ていてすんなり入ってきました。
それも良かったのですが、前編一番のインパクトはおんたんのアニキが・・・、何とも言えないキャラで、若い時のイケメン、なぜかデブになってるのに声と行動はイケメン、スゴい違和感から来る強烈なキャラでした。かなり好きかも。
原作は未読の為、これからどのような展開になるか想像がつきません、前編だけの評価は悩むところです。
良い意味では今のところ聞いたことのないストーリー展開で、ある意味全く???という感じです、色々な疑問やストーリーの謎などが後編でどの様に回収されるかにこの映画の出来がかかっているように思えます。
ぜひ後編で★5個をつけさせてもらえるような出来映えを期待します。
これは中毒
とんでもないものを見てしまった。
今どきの人気者二人出しときゃ客は来るだろ、という意図が透けて見える邦画にありがちな残念な作品かと油断してたら、ずっしりときました。自分ではどうにもできないなんだかわからないものがずっと頭上にある不気味さ、なのにそれをなんでもないことのように日常に押し込む正常性バイアス、ヘイトを煽って国威発揚/軍備増強/利潤獲得に利用する姑息さ、後ろめたさと思考停止、ネットの陰謀論と過剰反応、浅薄な歪んだ正義感。この映画を令和6年に見るわれわれは、自分を重ね合わせて、言いようのない居心地の悪い思いをすることでしょう。今のままでは破綻する。思い当たる点が多すぎて怖い。立った鳥肌が鑑賞後もしばらくおさまりませんでした。
構成の妙で、前編単体でも十分面白かったですが、後編が楽しみです。この完成度で突っ走って、広げた風呂敷をちゃんと畳んでくれるのを期待しています。
それにしても、主役の2人の声役。声優業は本業ではないはずなのに、アテガキかと思うぐらい全く違和感がなかったです。おそるべき才能です。メガネのショートとツインテールの女子...って電脳コイルじゃないか。繰り出されるビームはメガビーどころではないですが。
あ、そしてこの映画は絶対、音のいい映画館で見ることをお勧めします。
毎日主題歌20回聴いてる
原作未読。
アニメーションディレクターが
「PSYCHO-PASS」シリーズ演出の黒川さん、
構成と脚本は
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの吉田さんとのことで、
絶対に面白いだろ!と観る前から期待していた。
キャッチーな絵柄と壮大なSFは
とても好みで楽しめた。
あらすじ
突如として宇宙からやってきた母艦が
常在し続けて3年、
その異質な母艦が日常となりながら
門出&凰蘭(=おんたん)は青春を謳歌していた。
宇宙からの侵略者が門出&おんたんと関わり合い
世界は滅亡へと進んでいく。
前後編の2部作品ということで、
後編に繋がるであろう
いろんな情報が飛び散りまくっていた。
前章だけだと何がなんだかわからないが、
この1つ1つの核となるであろう情報が
魅力的で、後章にどう繋がっていくのか気になる。
後章は原作者の浅野いにおさんが描き下ろした
劇場版用のラストシーンがあるとのことで、
これを機に原作も読んでみたくなった。
余談
おんたんの髪飾りがかわいい!
クリスマスになるとベル🔔になるのも愛おしい。
この髑髏の髪飾りがグッズになってたら買おう〜!
と思っていたのに存在しなくて泣いた。
おんたんの兄貴が巻尺になってるのに(なんで?)
おんたんの髪飾りがないことある!?
ヘアゴムだったら人を選ぶけど、
前髪クリップにしたら使いやすそうじゃん〜!
前髪も留められるし、資料とか留めてもいいし、
食べかけのポテチの袋留めるのにも使えるよ〜〜
髪飾りじゃなくても とにかくあのモチーフを
グッズ化してほしい。ヲタク、使い道考えるから!
可愛くもあり、かっこよくもある髑髏デザインは
多くの人が買いやすいと思うので、
頼むよグッズの人〜〜!!
後章のグッズに期待します…!
原作未読ですが楽しめた。
原作が漫画で一時期話題になってたのを知ってるくらいの認知。内容は全く知らず原作も未読で鑑賞。ワクワクしながら見始めたが途中で全く思ってたのと違う‼️でも悪くない‼️って感じでした。会話のセンス。キャラのセンス。100点ですねぇ。ストーリーもえっ⁉️どゆこと⁉️なんで❓って終盤にどんどん謎が増えていく‼️後編を見ない事にはお話にならんぜよ‼️ま、面白いと思いました。
侵略者と正義とイソべやん
かつてSF映画に登場する宇宙人は、侵略者の象徴のように脅威的な存在として描かれていた。
それが友好的な『E・T』などを経て、最近は人類に気づきをもたらす存在として認識されるようになってきた。
信じる、信じないは別にして、実は目に見えないだけで、今も宇宙人はごく身近なところで人類を見守っているのかもしれない。
さて、この作品では突如巨大な母艦が地球に現れるものの、乗組員としての宇宙人の姿も映し出されず、それが侵略者なのか、それとも気づきをもたらす友好的な存在なのかも分からない。
母艦は現れた日から特に人類にコンタクトを取るわけでもなく、たまに偵察機を飛ばすだけ。
ただ独自の判断で米軍が母艦に新型爆弾を投下したために、都市では大きな被害が出てしまう。
それでも異常な事態にも関わらず人間は慣れるもので、いつの間にかそれが存在するのが当たり前の日常として退屈しながら受け入れていく。
そんな異常な日常が二人の女子高生の視点を通して描かれていく。
ちょっと変わり者の門出と凰蘭は、それぞれに小さな悩みを抱えつつも、大切な仲間たちと共に日常を過ごしていく。
彼女らの日常があまりにも普通であればあるほど、宙に浮かぶ母艦の存在と、それに向き合う政府の姿勢が異常に感じられる。
偵察機の墜落などのアクシデントはあるものの、特に母艦からの攻撃もない。
それにも関わらず政府は母艦を駆逐するための策を講じようとする。
むしろ人間側の攻撃によって犠牲者が出てしまう。
彼女たちの大切な仲間であるキホも、攻撃の巻き添えを食らって命を落とす。
平穏に見えた日常が、呆気なく覆されてしまう。
実は墜落した偵察機には宇宙人の乗組員がいたのだが、政府はそれを隠蔽する。
自衛隊の末端隊員には真相は知らされず、彼らはただ命令に従って地上に逃げた宇宙人を始末するだけ。
真相は上層部のほんの一握りの人しか知らない。
この映画に登場する宇宙人は何の象徴なのかと考えさせられたが、むしろ宇宙人よりも脅威なのは実は一部の力を持った人間であり、宙に浮かぶ母艦は今の世界の危機を象徴しているのかもしれない。
実は世界は危機的状況にあるのにも関わらず、門出や凰欄たちのように多くの人間が平穏な日常だと思いこんで毎日を過ごしているのかもしれない。
中盤までは宇宙人の存在はずっと隠されたままだが、おそらく人間に扮した宇宙人が凰欄に接触した場面から急展開を迎える。
物語は門出と凰欄が出会った小学生時代に遡る。
二人は伴にUFOを目撃するという体験を共有していた。
そして何と二人はUFOの乗組員である宇宙人とコンタクトしていたのだ。
宇宙人は自分たちが侵略者であるとも、人類に気づきをもたらす存在であるとも告げる。
その宇宙人はひ弱な存在ではあるものの、地球よりも遥かに高度な技術を持っていた。
門出と凰欄は宇宙人の差し出す道具を用いて、人間がとても思いやりがあって友好的な存在であることを示すために人助けをする。
最初は純粋な人助けのためだった。
しかしいつの間にか、歪んだ正義感により門出はこの世界から悪人を消し去るために、宇宙人の力を使うようになってしまう。
彼女の行為により何の関係もない人々まで犠牲になってしまう。
心が壊れた門出はすべての事実をなかったことにして、記憶に蓋をしようとする。
そして再び現代のパートへ。
回想シーンが何を示すのかは後章で明らかになるのだろう。
世界が破滅に向かっていくかのようなクライマックスに、これからどのように物語が展開していくのか期待させられた。
回想シーンとは性格が正反対だったが、生真面目でありながら担任に恋してしまう危うさも兼ね備えた門出と、一人称がボクで勝手気ままで自由人である凰欄のキャラクターが面白かった。
そして無口でBL好きな凛や、一見イケメン風(回想シーンでは本当にイケメン)の引きこもりオタクの凰欄の兄ひろし、そして明らかにドラえもんを意識したキャラクター、イソべやんの存在も面白かった。
アニメのタレント起用は好きじゃないけど、この二人は良かったです!!
原作は未読。
幾多りらとあのが声優を努めている事で話題となっているが、これが違和感なくフィットしていてとてもよかった。
ストーリーも先が読めない不思議な作品。
突然宇宙から飛来する巨大な飛行物体。地球滅亡を匂わす状況の中、変わらない女子高生達のありふれた日常が続いている。
そんな仲良し5人組の友情が何とも心地よい。
また、クラスで目立たない側の仲良しグループって感じがいいですね。応援したくなります☺
そんなほのぼのした日常の中、空にはいつも巨大母艦が浮かんでいる。目的も分からないその存在の不気味さ。
そして遂に起こる悲劇。
そして、イメージを一変させられる回想。
この後どんな展開になるのか読めないまま、いいところで後章へと続く。
先が気になる中、後章の公開が5月と待たされないのが良いですね。後章も楽しみ☺
それにしても、二人が歌うエンディングテーマがめちゃめちゃカッコ良かったです!!
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