デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
全325件中、181~200件目を表示
「デ」のパンフくださいで反応した店員さん、原作読んでるね
2024.3.26 イオンシネマ京都桂川
2024年のアニメ映画(120分、G)
原作は浅野いにおの原作マンガ『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(小学館、全12巻)』
首都上空に突如現れた謎の物体にちょっかいをかける人類を描いたSF映画
監督は黒川智之
脚本は吉田玲子
物語は、千葉の沖合に謎の球体が現れ、それに対して米軍が兵器を使う様子が描かれて始まる
それによって、首都圏にダメージが起こり、さらに球体は東京へと向かってきてしまう
それから3年後、首都圏にはいまだに球体が浮上したまま、何の進展もなく、日常が過ぎ去っていた
地元の高校に通う小山門出(幾田りら)は担任の渡良瀬(坂泰斗)に絶賛片想い中で、親友のおんたん(あの)は、焚き付けるように面白がって眺めていた
門出はおんたんの他にキホ(種崎敦美)、亜衣(島袋美由利)、凛(大木咲絵子)と仲が良く、いつでも5人一緒に行動していた
彼女たちは男とは縁の無いスクールライフに突入していて、キホはそこから抜け出したいと考えていた
クラスメイトの小比類巻(内山昴輝)に恋をしているキホは、その想いを伝え、念願のリア充への道を歩み出す
それでも、友情が変わることなく、日常はそのまま流れていくように思えていたのである
映画は、その後、球体が母艦と名付けられ、母艦から偵察機のようなものが出てくる様子を描き、それらを排除するために「歩仁」という兵器が開発される様子が描かれる
そして、その偵察機を見事に打ち落とし、その中身は米軍によって管理させてしまうという流れを汲んでいく
ある日、近くで偵察機が落ちたのを知ったおんたんは、墜落現場に向かい、そこで偵察機から落ちたと思われる謎の物体を拾う
それは何かの通信機のように思えたが詳細はわからず、そんな彼女に門出が中学の時にハマっていたアイドルに激似の少年(入野自由)が接触してくる
そして、門出の過去がおんたんの記憶の中に流れ出し、その母艦との関係性が仄めかされていく、という内容になっていた
原作は12巻で完結し、本作は4巻ほど進み、門出の過去譚が挿入される構成になっている
どうやら原作とは違う結末になるとのことで、それを書き下ろしているのが原因なのかわからないが、公開が1ヶ月伸びるという状況になっている
連続月での開催で組んでいたスケジュールはご破算になったが、それよりも後章のクオリティを上げることを選んだのだろう
前後編の作品なので、単体での評価は難しいが、話題の人を声優に当てている弊害はそこまで感じない気がした
生粋のアニメファンからは総スカン状態だが、下手すぎて聞いてられないということは無い
だが、その話題の人のファン層と原作のファン層、ひいてはアニメファン層とは微妙なズレがあるように思うので、興行的には成功しづらいと思う
ともかくはクオリティの高めて完成させ、円盤で回収しようという目論見があるのかな、と勘繰っている
いずれにせよ、サクサク動くし、会話劇は面白いし、女の子は可愛いしで、個人的にはOKなのだが、いかんせん周囲に勧められる人がいないのは残念である
いわゆるSFアニメで、社会風刺を取り込んでいるスタイルで、エッジの効いた台詞回しが特徴的なのだが、内輪向けのノリがキツすぎる印象は拭えない
そう言った意味においても、深夜アニメでやった方が成功したんじゃないか、と思うものの、スケール感とか音響などを加味すると、映画館で観れたことは良かったのかな、と感じた
8歳の娘が見たがったので
今人気の芸能人二人が主演ということで、宣伝も二人をメインに押し出してる印象だったので、
人気にあやかってキャスティングした残念映画かなと考えていました。
主題歌も二人が歌ってるという事でその疑いがより深く。
観てみたら良い意味で予想外でした。
二人は芸能人の割に頑張っているというレベルを超えて、特にあのさんは特徴的なキャラクターを自然にリアルに演じていて、純粋に才能で選ばれているように感じました。
ストーリーも映像も丁寧に作られていて、突拍子も無いストーリーとどこにでも有る日常が破綻無く共存していて美しい。
ストーリーの深さや難易度的には大人向けです。
世代的にもドラえもん世代だとより深く楽しめるのかも。
女子高生たちの会話が際どいため、小学校低学年の娘を連れた親としては若干気まずかったですが、まぁ許容範囲かな?
娘も一睡もせずに食い入るように見ていて楽しかったようです。
公開して一週間経ってないのに観客が殆ど居なかったのが心配に成りました。
皆さん早く見に行ったほうが良いですよ。
これは凄い映画。
おもしろい!
子供の習い事を待っている間に鑑賞、おもしろかった!
時間が限定されるため見る映画を選べなかったので、ついでに鑑賞したのだけど、みてよかった。広げ過ぎた風呂敷を後編でどう畳むのか楽しみ。
前半は今どきの高校生の思考回路などを少し勉強できる、いつの時代も若いころは時間(若さ)を無駄に持て余してしまうよな、とかぼんやりと思う。
新しい言葉が出てくるたび旦那には分からないだろうな~と気になる、見た後で聞いたところやはり言葉は分からないものが多かったが気にせずに見ていたとのこと。私の理解の範囲で解説、下で合ってますかね(ワラ)。
じょうじゃく(情弱)→情報弱者のこと
ワラ→笑
ビーエル(BL)→ボーイズラブ(少女漫画家が書く少年同士の恋愛)
りょ→了解
「情弱」もそのうち辞書にのるんじゃね?と旦那言ってました。
かもね?(ワラ)
世界観としては、羊をめぐる冒険、コインロッカーベイビーズ、20世紀少年、少しガンダム的な宇宙要素。カオスと破壊と再生と友情と虚無感そして子供の頃の曖昧な記憶。
現実にあった災害や現実にいるキャラクターをモチーフにしているのですが、全く嫌に感じさせないところが何ともすごい作家さんだなと、本当にスゴイと思う。
何よりもスゴイところは、ゆるキャラとSFチックなストーリーの中にマジメなメッセージをバンバン入れてくるところ、これは昭和の映画なのか??と錯覚しそうになりました。
どこかで日本の未来に(今の小中高校生に)希望を託している(エールを贈っている)ような作品に感じて、なんだか泣きそうな気持になりました。
ゆとりな平成が終わり現在令和。令和は平成とはまた違った新しい熱い時代になるのかもしれないな~とか、ぼんやり思いました。このような映画(漫画)が人気がある日本もまだまだ捨てたものでもないかもしれません。
コミック未読ですが、すでに完結しているそうです。きちんと完結しているところも好感持てます。売れるとダラダラ続く少年漫画多いですからね。
年齢高い人たちは最初だけ少し眠気を感じるかもしれませんが、中盤以降からのスピード感は場面転換も含めて素晴らしいです。ぜひ最後までしっかりと見てほしいです。
君はどこから来たの?、どこからなんでしょうね??
後編たのしみです!
原作未読だけど面白かった
シリアスな映画かと思いきや、おんたんのワードセンスが光りすぎてて上映中何回も吹き出してしまった笑あのちゃんの喋り方がキャラにぴったりだし、全然違和感なく観れた😺門出も人間味があって、個人的に観ていて共感できるところが多かったなぁ。とにかく登場人物のキャラが濃すぎて飽きない!おんたんのお兄ちゃんも最高。友達と恋バナで盛り上がるシーンもお気に入り!後章も楽しみ!🌸
あのちゃんのような変なアニメだが、面白い
原作未読。宇宙船のようなUFOが出るオープニングから面白いのだが、感動とかは特にないですね。
昔上映された20世紀少年のような変な世界観で、タケコプターのようなアイテムが出たりして、「ドラえもんのパクリじゃねーかー」と思ったりしました。
中盤に門出やおんたんの小学生時代の話が挟まれるのですが、現実か幻かハッキリしてほしかったです。
あのちゃんがおんたんの声優で、一人称は僕を使っていましたね。タラコさんも声優で出ていたようで、最後に字幕が出ます。惜しい人を亡くしました。
後章はかなり楽しみにしています。続きが本当に気になります。
思ってたよりハードだが面白い
2024年劇場鑑賞72本目。
とぼけた顔だしぬるい宇宙人交流ものかなと思ったらめっちゃ人死ぬ〜。
でも予測不可能な展開に終始釘付けでした。あんまり楽しいラストにならなそうですけどね(原作未読)。
あのちゃんは思っていたよりクレバーな印象の演技でした。よだれ垂らしながら小難しい事しゃべるの似合うな〜(笑)
イソべやん
街中、公園などのくたびれた描写、
ひび割れたコンクリート、
剥がれかかったポスター、
街の人、軍人の、
人形のような顔、
意図的に時代の気分を、
ディテールにキチンと
(キチンとレベルを超えた執念で街の傷み、ひとの痛みを描写しているからこそ、正義への執念が絵空事にならずに、キチンと縁取りされている)描写している、
それらを日常とした登場人物、
家族との確執、
今そこにある地球の危機よりも、
今ここにないwifiの方が危機、
そしてLOVE、
揃っている作品の爆発力は凄い。
過去の名作、
『三体』も『オッペンハイマー』も、
基本構図は似ている。
知らない親子連れの子どもが、
鑑賞後、
親にドヤ顔をしていた、
子が親を導く作品に星五つ。
自分もイソべやんのステッカーを並んで買った。
【蛇足】
ガチャガチャもやりました。
青いイソべやんが出てきました。
かどでとおんたん、
が、
まどかとほむら、
のようにみえました。
藤子Fリスペクト!
日常の中に投じられた非日常がゆるい日々に緊迫感を与える。いや、非日常の中に日常があるのか?
まだ何が起っているのか、そして起ころうとしているのか、全く分からないのに、とんでもなく面白い!後章が早く観たくて堪らない!
そして、何という藤子Fリスペクト!!
#浅野いにお 先生
#デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章
世界はすでに壊れていて
公開は知ってたのですが
だんだん気になってきて観賞
YOASOBIの幾田りらと
あのが主演声優を務める
というのも話題の一作
最近のマルチアーティストは
レベル高いわほんま
「8.31」
東京上空に突如出現した
全長5000mの地球外生命体の母艦
その脅威で8万人近くが犠牲になる
その後アメリカ軍が突如A爆弾を母艦に
使用し大田区上空で停止
それから3年後
東京では微量なA線が観測され続け
上空の母艦は停止したまま
時折宇宙船が降りて来るが
自衛隊で対処できており
宇宙人も発見次第射殺
脅威はなくなったところで
どこか壊れながら
あたりまえのように回っている
卒業間近の女子高生たちを中心に
描かれる日常
この作品感想としては
非常に面白かった
原作は未見だが
どこかしこ共感性の塊なのである
とりわけこの
どこか世界が壊れながら回る
というところに非常に共感性が
高いのはやはり
COVID-19に関する世界が
変わっていく有様を実際に
目の当たりにしたからであろう
原作の連載は2014年から
というところからは
東日本大震災の福島原発事故
などもおおいに影響している
のでしょうね
現実世界も危機を迎えて
きたものです
今年だって元旦から大震災
まるでシャレになってない
ネットは陰謀論にまみれ
いい大人がおかしな話に騙され
親が信用できなくなる
世界が壊れていくということは
大きなことでも小さなことでも
起こっているんですな
そんな日常の中でもそれぞれ
色々なものを抱えて生きてる
そんな中主人公のひとり
小山門出は大好きなドラえも・・
じゃなかった「イソベやん」の
秘密道ぐ・・あわわ「内緒道具」
をいつもくだらないことにしか
使わないのび・・「デベ子」
にイラつき
私ならもっと世の中が良くなる
よう使うのにといつも考えている
タイミングで夏期講習の夏に
「思わぬ出会い」から運命が
変わっていたようです
平穏なようで
市中で平気で迎撃砲をぶっ放す政府
その宇宙船の墜落に巻き込まれて
死んでしまう友達
日常は壊れ続けていく
そう
突然兵器使ったアメリカ軍とか
自衛隊の迎撃とかが市民への影響
とかに配慮する描写がまるでない
んですよね
これももう壊れているっていう
演出なのかなと思いながら
観てました
果たして門出や凰蘭は壊す側なのか
壊される側なのか・・
まだまだ謎なことだらけで
5月末の後章も楽しみですな
衝撃の映像体験!!SF!?女子高生の青春!?ジュブナイルいや、これはセカイ系だ!!
原作未読
やたら長いタイトルで
通称デデデ (某任天堂のキャラを思い出した)
いきなり上空に巨大な飛行物体に出現して
都会の街に飛行物体!?爆弾を落とされる
なんだこの作品はSF的な導入から、さわやかな女子高生のキラキラドロドロ
な青春群像劇が始まっ
たかと思
いきや謎のイケメンに衝撃の事実をつきつけられてから
過去にいきなりとばされて、かどでとおんたんの主役二人の
小学生の過去の話が展開される
その過去の話というのは飛行物体に乗っていた謎の宇宙人の一人に遭遇して
タケコプターとかドラえもんでありそうな秘密道具をつかって
面白半分で遊ぶが
のび太みたいにどんどんそれを悪いほうに使っていく。
そして取り返しのつかない事態を招いていく
過去と現在が複雑に交錯していくなか
謎を多く遺して後章へ続く
特にこの作品観ていて
おんたんの正体、やたら長い過去の話の最後はどうなったの!?とか
現在の話も含めて謎を多すぎて、
次回へ続くものだから
こんなの気にならないわけないじゃない。
ずるい。続きがみたすぎる。
浅野いにお先生の不細工キャラや美少女まで描くキャラクターデザインの
センス、幅もすごかったけど
あのちゃんと幾田りらという今旬のインフルエンサーを起用していく
流れもさすがだし、二人の演技も女子高生らしさがでて上手いと思いました
主題歌も二人が歌う絶絶絶絶対聖域も電波的でありながら
物語にとても合う素晴らしい曲に仕上がっている。
また新しい才能をみせてくれた二人だと思いました。
TARAKOさんが亡くなる前に作中にでてくるドラえもん的な立ち位置のマスコ
ット作品である
イソベやんのとあるキャラを収録したということ
で実質の遺作となったのでご冥福お祈りいたします。
この作品、ジャンルはおそらくセカイ系だろうな。(間違っていたらごめん)
セカイ系というのは
若い男女の恋愛関係を典型とする狭小な人間関係が世界の危機や終末を左右するといった極端なファンタジーに基づく物語構造のことらしい。
愛は世界を救うとかそういう感じ。
ところどころエヴァやserial experiments lain、ドラえもんがはいっていたり
後まどマギがちょうど流行っていたことも忘れずに。
浅野いにお作品は人を選ぶというかサブカル好きに好かれる傾向が強い
後上空の巨大な飛行物体が出現して現在に至ってもずっととどまっているの
も幼年期の終り
というSF小説を沸騰させる展開だし、
311とか他国とかいろんなメタファーを含んで
そうである。
これを連載していたときはちょうど311とか10年代で世の中が
とても混乱していた時代だったのでその残り香を感じた。
男子高生が左翼っぽくなるのも風刺っぽくてぞくぞくさせられる。
最後に男の娘がでてきたけど、最近多いな男の娘
世界的潮流なのか!!((笑)
マイノリティについて叫ぶ
カルト作品だと思ってしまいつつ女子高生やジュブナイルの日常ものとして
ほほえましくなる画も多くみられ好きになりました。
前章は主題歌の言葉にある通り革命前夜って感じで
まだ導入部分、本番は後章って感じで
めちゃくちゃ面白くなりそう。
最終的評価は後章みるまで全然わからないけど、
地球終了するその日まで拝みにいきたい
とにかくすごいものみせられたから、気になる人はぜひ
みてほしい。
衝撃の映像体験を約束しよう!!!!!
独特のゆるさ×シリアスさ=豊潤なハイクオリティアニメーション
ゆるさとシリアスさが混在した実に妙味のあるアニメーション作品だと思います。
私は原作を読んでいませんが、
門出(幾田りら)と鳳蘭(あの)のそれぞれの個とコンビネーションが絶妙で
グイグイとストーリーの中に引き込まれ、十分に楽しめました。
現在・過去・これから・・・という、所謂3部構成かなと思うのですが
過去からが実にシリアスに描かれており
特に門出の正義を軸とした暴走気味の展開は恐ろしく、独善的な正義感が生む恐怖を
リアルに描き出していたと思います。
この世界観は人によって好き嫌いはあるでしょうけど、
SF設定であり、私は大好きですね。
そしてドゥニ・ビルヌーブ監督の映画『メッセージ』を彷彿とさせる作品であったようにも思います。
特に母艦付近の空にあらわれる“文字”とかがまさにそう思わせる描き方でした。
藤子F不二雄の影響も色濃く出ていて、SFとしてはドラえもんをも彷彿とさせており、
いろいろなオマージュが散りばめられていて、実に面白かったです。
どういうラストになるのか、原作は読まずに楽しみに5/24を待ちたいと思います。
デベ子を演じたTARAKOさん、ご冥福をお祈りいたします。素晴らしい声優でした。
後章も必ず観ます!
思ってたより、色々考えさせられる作品
20代の娘におすすめされたので、「劇場内が若い女の子ばっかりで、50代おっさん1人で観に行って浮かないかな?」と、ビクビクしながら映画館に行ったら、意外と自分より年上っぽい初老の男性もいて、ホッっと一安心でした(笑)。
本作の知識は一切無く、鑑賞前の本作のイメージは、他の映画の予告動画でのみ判断すると、「2人の高校生の主人公っぽい人達が、突如襲来した宇宙船を見て〝ヤバい〟と思いながら、日常に非日常が組み合わさった生活に馴染みつつ、ただ単に女子高生達がわちゃわちゃしてるだけの映画」なのかなぁと思っていました(原作ファンの方、すみません)が、実際は全然違いました。
本作を鑑賞して、「日常に非日常が組み合わさった物語」という予想は間違っていませんでしたが、自分が想像していたよりずっと、この映画には色々な要素が表現されていて、奥深い作品だなぁと感じました。
劇中前半の主人公達の高校生編では、突如襲来した宇宙船にいつ襲われるか分からない事実(非日常)を主人公達が受け入れ、日常の高校生活を楽しみながらも、「ありふれた日常に突如訪れた友人の死」「安易に対話では無く対立を選択する人間の愚かな行為」「戦争が起こりそうな環境での人間の心理」「ネット社会に依存し過ぎて歪んでしまう人間の思想」など、現代社会に当てはめても、「戦争」や「死」を十分に考えさせられる描写が映し出されています。
そして、劇中後半の主人公達の小学生編では、何処にでもありそうな小学校生活の描写の中に「いじめ」「弱者が歪んだ正義感を持ったら、一体どうなるのか?」「人間がもし、未知の生物に遭遇したらどう対処する?」など、もし、自分が主人公の立場だったらどんな気持ちだっただろう?もし、主人公の立場だったらどんな行動を取っただろうか?と、色々想像させるような内容となっています。
本作はサブカル的な作品で、あのちゃんと幾田りらさんが主人公達の声優という事で注目を浴びていますので、本作を知らないほとんどの人は、多分サブカル好きが軽い気持ちで楽しむ作品なのか?と考えていると思いますが、実は物語の中身は奥深くて世間に訴えるような「メッセージ」も多く、本作をもっと幅広い世代に見て欲しい作品だと感じました。
本作を鑑賞した総合評価ですが、初見では意味が分からない部分も多く、又、主人公達の独特のわちゃわちゃした雰囲気が苦手な人も中にはいるかもしれませんが、ストーリー自体はしっかりしている作品でした。本作を全て理解出来た訳ではありませんが、本作は2部作という事で後編で理解出来なかった部分は回収出来ると期待を込めて、星4.5とさせて頂きました。
守ることは強くなること
え、何このクソ面白いアニメは。
固まっちゃうくらい最高なんだけど。
後章が待ちきれないのはもちろん、前章だけでも物足りなさはなく、むしろ既に大満足なほど見応えがある。映像からストーリー、キャラクターに展開まで、全てが衝撃的で目が点になってしまった。
母艦の襲来により地球が滅亡していくSFものかと思えば、上空に浮かんでいることが当たり前になってしまうという人間の異常な慣れを描いた現代社会の風刺に変わり、最後は何気ない少女2人のちょっぴり変わった青春ドラマに重きが置かれる。どんどんスポットの当たる範囲が狭くなることで、物語に深みが出る。こんなにぶっ飛んでるのに、一つ一つがあまりに丁寧だから我に返る瞬間が一切無いんだよね。。。
あのちゃん×幾田りらは、話題性重視で流石にやりすぎなんじゃ...と思っていたけど、見た後はこのキャスティングに大納得。というか、この2人以外考えらんない。キャラは当て書きレベルでまんまだったし、あのちゃんの泣き崩れるような演技、手に負えない恐ろしさを感じさせる幾田りらの声色が胸が裂けそうなほどスゴかった。予想外な着地をし続けるストーリーと彼女たちの熱演。しかもめちゃくちゃ笑えて、ワクワクする要素も沢山。感情を抑えろって言う方が難しい。大爆発💣
SF要素が強めなのにも関わらず、人物描写は超がつくほどリアルで残酷。いじめとかビビりとか、立ち向かう勇気は何処から湧き出てくるのか。誰かを守ることは、人を強くする。お笑い担当のはずだった兄貴の言ったそのセリフがめちゃくちゃ刺さった。これがギャップ萌えってやつか...。じゃなくて、こんな現実離れした設定の作品だからこそ、その言葉が心に残るんだろうな〜とこの映画が持つポテンシャルの高さに驚かされるばかりだった。
いにお先生はマジもんの天才だし、こんな狂作を見事アニメ化した制作陣もバケモン。言葉失うくらいヤバい。とんでもない終わり方してからの『デデデデストラクショオ゙オ゙オ゙オ゙ン』は身体がボロボロになる。全てが刺さり過ぎちゃう。あー、感情ぐっちゃぐちゃ。大傑作だわ...。
結構、濃厚な少女たちの青春ストーリーだが…
まったく前知識無しに鑑賞。
普通の街にUFOがやってきたが攻撃が始まるわけでも無く、少女たちはUFOとは関係なく普通に暮らしていく。
意外と少女たちのつながりが青春ドラマっぽい。
そして、私が思いもよらなかった展開に。
結構、濃厚なストーリー。早く後編を観たいところ。
強く支持。非ギャル系JKの想う終末の気持ち悪さ。
前章。
原作未読。
強く支持。
某有名漫画を不気味な悪意で読み変え、
あるあるアキバ高円寺なサブカルで包み、
その向こうに非ギャル系JKの想う
気持ちの悪い絶望的な終末を置く試みは成功。
後章を待つ。
大傑作
SFアニメーションと思っていたら、非日常を舞台に日常の大切さ、素晴らしさを伝える感動作的な要素もあり、ラストシーン含めて作画が綺麗で迫力がある上に、音響が素晴らしく、是非とも極音上映や轟音上映をして欲しいと思わせてくれました。IMAXでやってくれないかなぁ。
前編だけじゃ何が描きたいのかわからん
良いところ
割とちゃんとしたSFっぽいつくり
ただ3年も4年も存在する存在にコミュニケーションとらずに敵対とかはありえない。
うーんなところ
ドラえもんでいいじゃん、何あの安っぽいパクりみたいなドラえもんもどき。はっきり言って不快な要素。
別にそれ見てもドラえもんアンチとか思わないよ。
キャラ造形がわかりやすく敵味方で美醜に差をつけてる。わかりやすい記号化、を狙ってるのかもしれんがむしろノイズ。今どきあんな歯の欠けた人間がいるかよ
終末SFかと思えば割とくだらない女子高生の日常がメインで、何を見せたいのかわからん。後半ではだんだんと世界の歪さが現れてきて、終始ただよってた違和感の正体とラストでの終焉へのカウントダウンで後編に続く、と言うよく言えば期待が膨らみ、悪く言えば投げっぱなし。単体の映画としては出来が悪い。後編とラスト次第。まあ、後編見ようと思うくらいには楽しめた。
メインの2人、上手くはない。正直へたではあるが、悪くはないくらい。別に事前の情報なければ新人さんか?くらいには演技できてた。
全325件中、181~200件目を表示