「時代のせいにして良いものか?」シチリア・サマー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
時代のせいにして良いものか?
クリックして本文を読む
時代のせいにして良いものなのか、
しかしその時代のせいで潰された魂がこの世界には
どれほどあるのだろうか。
今観ると、主人公のどこにも居場所のない感じは
胸が詰まるし生きづらさを感じずにはいられないけど、
1980年と言う時代を考えると、
バカにする奴らはどの時代にもいるとして、
家族は誰も間違ってない気もする。
ジャンニの母親もニーノの家族もそれぞれが息子の
幸せを願った結果なのだと思う。
やっと出会えた2人。
幸せに向かって進んでいくはずだったのに…
ラストに響く突然の銃声が
取り返しのつかない時代と人間の過ちを物語っていて、とても辛かったし、
弟を含む登場人物誰もがあの銃弾を放った可能性がある
ことがさらに悲しみを倍増されます。
救いはW杯でのおじさんの言葉かな。
あの言葉があれば2人は永遠に幸せになれたのにな。
コメントする