クラユカバのレビュー・感想・評価
全13件を表示
ストーリーは全体的に中途半端
雰囲気はよかったが
全体的にストーリーなどが中途半端だった
探偵が集団失踪事件のために
情報屋の少女に手がかりを探すように頼むが
その情報屋まで失踪してしまったので
自ら失踪事件を解決するために地下の「クラガリ」に潜入する
そこで覆面団に潜入したと思ったら
タンネ達の部隊がきたので
加勢して覆面団を退ける
集団失踪事件の真相は
一輪車を使う雑技団たちが
催眠術をかけて攫うという感じで
突然、出てきたように思うし
本作では事件が完全解決をしたように思えない
主人公が子供のころに
事件にあったという記憶がいきなりでてくるが
集団失踪事件ってのはそこまで長くやっていて
雑技団の目的もいまいちわからないまま終わったので
全体的に消化不良
スチームパンク的な戦車などの雰囲気だけよかった
同時上映のクラメルカガリのほうが
ストーリー的にはよかったように思う
誰かの癖をくすぐる要素がたくさん
クラメルカガリ鑑賞後に観ました!
冒頭の講談、大正を思わせる世界設定、
怪異が起こしたような消失事件、寂れた探偵事務所、ソファに寝そべるくたびれた探偵、
どこか懐かしいオリジナリティあるロボ、
トンネルの先にある地下街、謎の女軍隊長(かわいい)、管狐、暗がりのサーカス‥
要素てんこ盛り!
私の表現が稚拙で申し訳ないですが、怒涛の癖で殴られる感覚です。
ハマる人は何度も観たくなるタイプの映画だと思いました(私も好きでした)
ストーリーは冒険奇譚とミステリーと混合で、
カガリと同じく短い時間にギュッと詰め込まれているので展開が早く、急足ではありましたが、本筋に'事件解決'というわかりやすい目的があるので、置いていかれずに楽しめました。
自分はもともと探偵小説類が好きなので、あえて比較するならクラユカバのストーリーがより好みかも。
結末もスッキリ解決大団円〜!ではなく、人は戻ってきたけど、真相にかなり怪しさを残した終わり方でしたが、これも個人的にはよかったです。
得体の知れないクラガリの余韻に、いろいろこちらでの想像の余地があり、同行者と意見を出し合うも良いし、同じ時系列での続編とかあるのかな〜どうなのかな〜と期待を込めるも良し‥
主題歌も推しているアーティストさんだったのでエンドロール中の満足度、高かった!最高!
クラファンの存在も全く知らず、劇場公開からぬるりと入った新参ですが、塚原さんの今後の作品もぜひ追いかけたいと思わせてくれる映画でした!
クラユカバ
ほんまおもろなかったわ〜😡
予告篇で散々面白いと煽って起きながら!
神田伯山のナレーションも如何にもというハイテンション。主人公も助手の女の子も、地下組織の女親方もどれもみんな中途半端。全く感情移入できなかった😤 60分でやや短時間なんだからもうちょっと考えてほしかった!構想からかなりの時間経ってこれでは。他の芯を外れた部分に凝り過ぎたのでは。因みにもう一つの、『クラメルカガリ』の方がまだよかった❗️
主人公のおっとりしたテンションが作品にマッチしていた。この『クラユカバ』は活劇冒険譚と謳っていたが、全然ドキドキ、ワクワクしなかった😞🦁🌍
内緒の唄
姉妹作品の「クラメルカガリ」を先に観てから今作を鑑賞。
行ってる劇場のシートが変わって座り心地抜群でした。背もたれ下がりすぎて不意を突かれました笑
クラメルカガリよりかはストーリーは分かったかなぁと思いつつも、ストーリーのまとまりかたではクラメルカガリに軍配が上がるなぁと思いました。
大辻荘太郎という探偵が、集団失踪で連れ去られたサキという子を探して地下迷宮へ行くといったお話で、和風×推理×スチームパンクな世界観は今作でもしっかり描かれており、世界観はやはり好みなものに仕上がっていました。
ただ60分強という尺なのもあって、物語が完結する事はなく、少し謎を解いて余韻を残しながらエンドロールに突入していくのでやはり消化不良感は否めませんでした。クラメルカガリはここんとこまだスッキリさせてくれていたので、こちらもある程度終わりは示して欲しかったなぁと思いました。
ちょくちょくすっ飛ばしたながと思うシーンが多いのも惜しいところで、荘太郎が怪我をしたシーンとか急に血が出ていて困惑してしまいました。
アニメーションはレトロな感じがこちらも強く、このタッチでしか得られない栄養が詰まっていて最高でした。シンプルなキャラ造形なのでクセが無いのも特徴的で、OneOneさんにはもっといろんなアニメーションを作ってほしいなと思いました。
こちらでもロボットが参戦してくれて躍動してくれているので、見応え十分です。しっかり弾も撃ってくれますからね。
声優陣は安定しており、神田伯山さんの落語ならではの狂言回しの喋りかたはキャラと世界観にマッチしておりとても好みでした。
黒沢ともよさんも良いキャラしていて好きでした。普段演じられるキャラと比べたらだいぶオーソドックスなキャラだった気がします笑
クラメルカガリ同様、挑戦作で良いと思いましたし、こういう作品がどんどん増えていってくれたら嬉しい限りです。こちらも尺があと20分あればまだ完結していたよなぁ…。これからの作品に期待しています。
鑑賞日 4/18
鑑賞時間 10:35〜11:45
座席 C-7
クダマケバ
『クラメルカガリ』同様、世界観は魅力的ながら話としてはイマイチな印象。
尺が短いのもあってか、事件は解決しないし、謎は深まるばかり…
色々出てくるのだけど、キャラに魅力を感じない。
壮太郎は特に優秀でもなく、サキは拐われて助けられただけ。
2人の関係性は想像するしかないのに、サキが天涯孤独なことすら劇中での描写はないし。
タンネは最後まで謎で、故に装甲列車隊の面々も謎。
クライマックスでトメオミのアクションが見られるかと思えば、特に活躍もなく。
意味深に出てきた御多福も、拐われたという息子も本筋に絡まず。
そもそも“地下世界”である必要がまったくなく、無法地帯のスラム街とかでも成り立ってしまう。
そういった意味で、好きなものやりたい事を詰め込んだんだろうなぁと感じる。
それ自体はいいのだけど、やるからには魅力的に活かしてほしいし、話は纏めてほしい。
ほぼ同じ状況で「ジョウブ〜!!」と言わせて2作品鑑賞者をニヤリとさせる仕組みは好き。
うーむ
悪くない。クラメルカガリと基本的には同じ感想にはなる。
話は面白くできそうなんだけど、時間の制約なのかちょっと伝えきれていない感がある。
謎は解決されているのか?よく分からなかったけど、これも時間の弊害かな。語りきれていないんだよな。
うーん、色々勿体無い、ほんとうに。
優先順位が古い
クラメルカガリと連続鑑賞。
2つあわせて、うーん…という具合。
人と見に行ったが、皆そういう具合で絶賛も褒めもなくネガティブ。
「何がいけないのか」が解体できるということは、エンタメの基礎的な所で至っていないということだ。もしくは、現代の商業創作に向かう姿勢として根本的な勘違いがある。
・この監督のこだわり
絵、音、演出、語り(ケレン)
・成功している点
絵、音、演出
・監督が軽視していること
キャラクターデザイン、脚本
・失敗している点
キャラクターデザイン、脚本、語り(ケレン)
脚本はこだわっているつもりなのかもしれないが、「独自の世界を全部描ききれば、ストーリーは出来上がっているはずだ」の段階に感じる。その「はずだ」は誤りである。
謎めいて残る言葉、実は何かありそうな裏設定……「そういうものをちりばめ続ければ、話になっている」わけがない。それは、自分がまとめきれなかったものを観客に「深読みしてほしい」とお願いしている段階だ。
アニメよりもゲームの企画職にありがちな、物語の流れや人々の思考言動の筋を通さずに、人々や世界の「設定」を盛ってドヤっている状態を感じた。
結果、本作はここまで精力的に作られているにもかかわらず、「なんか、雰囲気アニメだったね」という感想でまとめられてしまう。
商品としても作品としても視聴者の満足度に最も直結するのは、
優先順位として①キャラの内外のデザイン、②脚本、③演出である。
一方、青春が90年代や80年代にあるベテランの認識は①演出、②語りのケレン……が非常に多い。しかし「脚本をおざなりにしても語りのケレンがあれば大丈夫」(または、脚本とは流れでなくぶった切りのケレンであると勘違いしている)は、古い。
10年代以降のヒット作のほとんどは、ケレンがなくとも脚本で好評を勝ち得ている。そして逆はないのだ。娯楽があふれ、インフルエンサーによる解説やツッコミが一般化した今、ユーザー達は目が肥えた。「話はむちゃくちゃだったり不親切だったが、なんか要所のたびにカッコイイことを喋っていたからすごい作品!」という評は、もはや「褒めたら自分がダサくなる作品」であり、よってそういう評を期待する創作は、今では同世代のわずかにしか通用しない内輪向けの創作だ。
俺は雰囲気アニメを作りたかったんだ、と開き直る法はある。ただ、現代では雰囲気たっぷりに作りながらキャラも話もテーマもすべてズドンと通す傑作アニメ映画は多いのである。近年の作で言えば、私が観た範囲内でも『ゲゲゲの謎』『映画すみっこぐらし3』『シン・エヴァンゲリオン』、少しキャラは落ちても『映画大好きポンポさん』、オリジナルIPでと言えば10年代にはたった3キャラでやりきる『楽園追放』。
監督・原作・脚本と単一名でクレジットに入れてしまっているのならば、上述の作品群との脚本造詣の差は何度も見て解析し、一人でわからないなら助言を求め、受け止めなければならないだろう。
本作に欲しかったもの
・キャラクターの特徴的な外観
・一本軸が通った全体のテーマ性
・物語を追ってみたくなる魅力的な味方と敵のキャラクター、動機
・味方や敵のキャラが何を考えて何を頑張っているかがわかるという、理解のしやすさと安心感が生む物語体験の没入感
・異界のキャラなのに現代社会の我々が応援したくなる、人間としての共感性
・魅力的な悪役
・かっこよく見せたいキャラの一貫した強さ
・広げたものの回収(主人公の父、タンネの過去、誘拐団の目的)
・全体の納得感
・バチっと決まるタイトル
※これらをすべて実現しても「通り一遍のよくある作品」には『ならない』。むしろ、本作の映像や演出が何十倍も引き立つ「独特」の領域に届いたであろう
いらなかったもの
・ケレン信仰のしつこい語り
・多すぎる世界観説明語り
・よくわからないままに終わった(作者だけがよくわかるままに終わった)多くの設定
・強そうに見えてただイキっていただけに思えてくるタンネの頼りなさ
・物語を動かさず、ただ流されていくだけの主人公の役回り
・ここ一番での「実は記憶喪失」×2
・ふわっとしたタイトル
※「実は記憶喪失だった(片方は催眠らしいが)」を用いている段階にあっては、脚本業を名乗ってはいけない
持ち味はしっかりあるのだが、
持ち味が欠点に目を瞑らせるのではなく、欠点が持ち味を超えすぎている状態。
鑑賞後、このタイトルに何か感じ入った観客はまずいないだろう。
監督はちゃんとした脚本家を雇うべきだ。
それと、自分の殻にこもらず(これが作風なのだと開き直らず)、他作をたくさん観てほしい。純文学を除いて、一般文芸もオールジャンルたくさん読んでほしい。
創作の上で、力点・支店・作用点の整理がなされれば、大きな伸びしろはあると感じる。
レトロ感と絵的な斬新さを楽しむ作品
時代設定、絵のタッチ、台詞回し、講談風な語り、神田伯山の起用などで大正や昭和浪漫風で幻想的なレトロ感を前面に押し出しており、雰囲気は存分に楽しむ事ができた。
一方、ストーリーとしては非常にわかりにくく、クラガリとは一体なんなのか、どういった集団が何を目的に行動しているのかなどの本筋が最後まではっきりしなかったのは非常に残念だった。
時代にそぐわない近代的なメカもあえてだと思うが、説明が一切ないので話には乗りきれなかった。
少女の隊長みたいな子も自身が何者かわからないと言っていたしw
もう少し尺を使って色々と明らかにしてくれても良かったように思う。
テアトル新宿で鑑賞したが、オデッサ?という音響システムとの相性もあまり良くなく、サウンドが大きすぎて音声をかき消してしまう箇所が一部あったのも残念だった。
映像はセンスの塊、話とキャラが薄い
アニメーションは素晴らしいし、背景美術や昭和レトロな雰囲気も魅力的。
しかし話は面白くないというより着地を考えず世界観と自分のセンスだけで行き当たりばったりに書き殴った感じ 決着も定かではないし、だからと言って深い余韻もない それを断片的記憶とか想像シーンにして逃げているように思えた
キャラも分身の術かと思うくらい似た雰囲気の人物しかいない。少しハスに構えて余裕ありげに喋る。有り体に言えばキャラの性格の描き分けがあまりないので敵か味方か一般人か見分けにくい。
それに関しては同時上映のクラメルカガリの方がずっとマシだった。恐らく原案が成田良悟だったからだろう。メインキャラの何人かはキャラが立っていた。
この監督は原作があるものをアニメ化した方がいいのではないか。素晴らしい映像センスがあるだけに素材によっては大傑作が生まれる気がする。
独特の作風
和風サイバーパンクの作画や独特の言い回しなど、刺さる人にはとことん刺さるような作風。
作画や台詞の情報量が多く、上映時間が1時間程度とは思えないほど見ごたえがある。
後半やや駆け足なうえ、次回作を意識したのか消化不良気味で終わるなど、ストーリー展開にはやや物足りなさを感じる。
予告動画を見て気になった人は観に行っても後悔はしないと思う。
もう30分欲しい
そんなに事前には知らず観賞
SEKAI NO OWARIのMV制作等も
手がけるフリーアニメーター
塚原重義氏の
オリジナル作品で企画は5年ほど前から
立ち上がり進行していたそうである
レトロフューチャーな世界観で
独特のフィルターがかかった表現は
非常に引き込まれ
キャラクターデザインも好まれやすく
感じました
ただその特殊な世界観の説明は
一切なく進行していくので
ちょっと置いてけぼり
まぁ気にするほどでも
ないのですが構造的につかみにくい
ところがあったかな
クラガリというアングラ世界
と対比する部分なのでそこは
もう少し
尺は75分ですがもう30分
そういうとこに割いても
いい気がしました
クラメルカガリという
もう一つの共通した世界での
話もあるとの事でそちらも観ると
きっと理解が深まるのでしょう
またそちらも機会があれば
観に行こうと思います
全13件を表示