隣人X 疑惑の彼女

劇場公開日:

隣人X 疑惑の彼女

解説

第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の小説「隣人X」を、上野樹里と林遣都の共演で映画化した異色のミステリーロマンス。

故郷の惑星の紛争によって宇宙から難民として地球にやってきた「X」と呼ばれる生命体が世界中に溢れ、各国がその対処に苦慮する中、日本はアメリカに追随するように彼らの受け入れを決める。Xは人間にそっくりな姿で日常に紛れ込み、人々はXを見つけ出そうと躍起になって社会に不安や動揺が広がっていく。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のある柏木良子の追跡を開始。自身の正体を隠しながら良子に接近し、ふたりは徐々に距離を縮めていく。やがて良子に対して本当の恋心を抱くようになった笹は、彼女への思いと罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれそうになりながらも、ある真実にたどり着く。

監督・脚本・編集は「ユリゴコロ」の熊澤尚人。良子とともにX疑惑をかけられる留学生リン・イレン役で台湾の女優ファン・ペイチャが出演するほか、野村周平、嶋田久作、バカリズム、川瀬陽太、原日出子、酒向芳らが共演する。

2023年製作/120分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2023年12月1日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20
  • 画像21
  • 画像22
  • 画像23

(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社

映画レビュー

3.5自分と「違う」ということをどこまで受け入れられるのか

2025年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

観たのはだいぶ前で、映画を観てから原作もあることを知った。他の人も書いていたが、タイトルからしてバリバリのSFサスペンスだと思っていたのだが、どちらかと言えばSFヒューマンドラマに近い内容だった。

宇宙難民であるXは、人類に同化していて見た目では全く分からず、性質的にも人類とそんなに違うとは思えない。アメリカは早々に難民Xの受け入れを表明し、それに追従するような格好で日本も難民Xの受け入れを決める。
この「アメリカに追従する」というところが結構重要だと思う。何しろ、国民に納得感がまるで無い。しかし我らが日本国民は基本的に「お上が決めたことは嫌々でも守る」という、何よりも常識と礼節を重んじる民なので、その捌け口が「Xのあぶり出し」という受け入れるけど差別するという行動に繋がっていくのだ。
「オレ、自分でも知らなかったけどXだったわ」とSNSで公開しちゃうアメリカ国民とはちょっと違うのである。

Xは見た目にはXだと分からない。Xだからクサいとか、Xだから非常識とか、Xはゲテモノを食べるとか、そういう違いなんて全く無いのに、躍起になってXを探す姿は滑稽でもある。
まぁ、Xと知らずに結婚したら子どもはXハーフなわけだから、そのうち人類はXだらけになるわけだし、何やら特殊な能力があるらしいことも後々発覚するので、人類存亡という意味では由々しき事態かもしれない。
でも一般生活に支障があるのか?と問われれば答えはノーだ。
結局のところ「自分とどれだけ分かり合えないか」しか他者との距離は測れないのに、理解以前の部分で他人を判断したがるのは単純に楽をしたいだけ。

特に不満は無いけど、これと言ってとても良いシーンも無く、面白く観られたけど印象の薄い映画であることは否めない。設定はインパクト有るのに…。
上野樹里の出演作を観ること自体が久しぶりで、映画だと「サマータイムマシ・ブルース」以来、個人的には10年以上観て無かったことになる。
「なんか久しぶりだなぁ」と思いながら観ていたことの方が印象深いくらいだ。
原作では良子とリンのバイト先でのちょっとしたやり取りみたいな日常パートの中で、彼女たちの心情を繊細に掘り下げているようなので、X探しよりも各人物を掘り下げる方向に作ったほうが深みがあって良かったんじゃないかと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
つとみ

3.0当たりのわかってるスクラッチ

2024年12月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

Xだろうが、
日本人だろうが、
台湾人だろうが、
そんなことどうでもいい。
大切な人は、大切な人。
その気持ちが大事。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
上みちる

3.5日本人が作った日本の映画だと強く感じた・・

2024年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

日本人が作った日本の映画だと強く感じた・・

コメントする (0件)
共感した! 0件)
wamabut

2.0週刊文春なんてこんなもんじゃないんですか

2024年10月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

あんなことまでして、(そりゃ老人ホームの経費稼ぎたいのはわかるけど)、婚約者裏切って、スクープを競うとか馬鹿くさくないんですかね、自称ジャーナリストさんたち。

熊澤監督の作品は好きですけど、これは完全に不発。大体、何が言いたいのか、コロナの自警団?

上野樹里キレイだな。台湾の女優さんも素敵だなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ウルスアベイユ