PIGGY ピギーのレビュー・感想・評価
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鬱屈した少女の青春爆破映
ラストショットがキマってる。このラストショットから逆算して物語を作ったのではないかと思うほど。
紹介文には、リベンジホラーとなっているが、カテゴリーに収まるような作品ではない。抑圧され、鬱屈した少女の青春爆発映画とも言えるし、歪んだ愛の暴走ホラーとも言える。
血まみれになったサラが仁王立ちしているポスターは、スティーブン・キングの名作『キャリー』を彷彿させるが、この物語は、どこに向かって進んでいるのか最後までわからない。
サラをイジメた女が拐われてからの展開が、いったん日常に戻るという肩すかし。
殺人事件など起きない田舎ならではのスッタモンダが起きて、徐々に物語は進んでいく。
そんなに怖くもないし、スカッとする作品でもないが、記憶には絶対残る作品でございました。
フェティシズム
自分をイジメる女が目の前で拉致されているのを目撃したが、黙して語らなかった肉屋の娘の話。
プールでイジメっ子達に遭遇しひと悶着あった帰り道、目の前で停まった車にはイジメっ子が乗せられていて、助けて叫ぶけれど…と始まって行く。
まあ、助ける義理もないし、痴話喧嘩かもしれないし、警察に聞かれたら答えるぐらいで良いねこれなら。
頭が回らないだけなのか、嘘をつけない良い子なのかわからないけれど、プールでのことも隠しちゃったから電話も捜さなきゃだし、と思っていたら、えっ犯人さんはもしかして!?
友達?はクソガキばかりだし、その親も自分の親も嫌なヤツばかりで、そんな中で展開していくヤバいしエグいけれどズレている感性がとても面白かった。
とにかくバイオレンスがしたいB級映画…じゃない!
T○HOシネマでもイ○ンシネマでも1○9シネマでも扱われていない上、この血みどろポスター、来ちまったぜ…B級を言い訳に好き勝手ド派手バイオレンスするだけの映画がよぉ…日本に上陸しちまったぜよぉ…
という期待を素晴らしい意味で裏切ってくれました。
多少冗長でまどろっこしい部分もありますが、「いじめ」の被害者の心情を丁寧に描写していました。
そんなことより
「しー」
「サラ」
「平気か?」
タオルそっ…
お菓子そっ…
食べてるかチラチラ…
お姫様抱っこギュッ…
惚れてまうやろこんなん…
あたしいじめられてたんやで…?
そんな状況で惚れないやつおらんやろ…
嘘…あたしだけ…?
そんな気持ちもラストには「サラニキの方がイケメン」になるから皆さん安心して殺人鬼に惚れながら見てくださいね。
サラニキ猟銃の扱いプロすぎだろと思ってたら序盤にウサギ狩ってたわ。
嘘…あれ伏線だったの…?
やだ…この映画…あたしだいしゅき…
なんとも言えないけど、とても記憶に残りそうな映画 終わり方がよくわ...
なんとも言えないけど、とても記憶に残りそうな映画
終わり方がよくわからないけど、
太ってるのにたくさん走って大変だっただろうと思います
お姫様抱っこするシーンではびっくりしました
腰とか大丈夫かな?合成なのかな?
ま、いじめとかしなきゃ良かったんだよね、最初から
古き良きホラーを血と肉とし。
70sや80sの古き良きホラーを血と肉としたような映画で、
いじめられている女の子が主役って設定は『キャリー』だし、
女の子の家が肉屋で食肉がらみって設定は『悪魔のいけにえ』だし、
好きなんでしょうね。
どうなる?どうなる?と、手に汗にぎりつつ、ハラハラしながら、引き込まれて観てました。
面白かった♪
エログロですが、最後の方は考えさせられるような深みを感じました。
80~85点ぐらい。
ホラーファンに、オススメです。
『悪魔のいけにえ』に明らかに寄せたシーン、オマージュあり、探してみて下さい(笑)
スペイン産です、HOLA!
主人公の心の乱れが理解しづらい事を楽しむ作品
いじめられっ子のサラ。
太ってるから小ブタ呼ばわりされ
いつもいじめられていた。
とある日サラが目撃したのは
そのいじめっ子達が
殺人鬼に拉致させてゆく場面。
殺人鬼の車の中から助けを求めるいじめっ子達。
助ける?
いい気味と放っておく?
まずはテーマがかなりエグくて面白い。
人間らしさか?
日頃の憎しみか?
しかし、それよりも物語の中心となるエグさは
サラの精神不安定的マインド。
サラの気持ちになって観るか。
スペイン人とはこういうものかと
客観視するか。
かなり破茶滅茶な展開と立ち位置に
混乱する…ような
これがスパニッシュバイオレンス!
と考えるか。
日本人は好き嫌いめっちゃ分かれると思うなー🎵
ちなみに私は好きです(^ω^)
試写にて
青春映画なのかと思いきや一気にバイオレンス展開。
彼女の感情が凄く分かりにくくて物凄く細かく考えさせられる、
きっと精肉店で生まれた事による食生活や家庭環境、母との関係(きっとスペイン人の母親像みたいなものがあるのかなぁ?)
体格による差別やルッキズム。
そんな苦しかった彼女を救ってくれたのが皮肉な事に殺人鬼だった。
彼女の最後の葛藤や表情が何を物語ってるのか?いろんな解釈があって単なるサイコスリラーではない作品に仕上がっていると思った。
なんかわからないけどすごく面白かった
スペインの小さな街で起こる殺人事件の話。すごく特殊なストーリーというわけではないけど、同情したくなるサラの状況、漂い続ける緊迫感、サラの心の葛藤、男との不思議な関係性、など色々な要素があいまって、なんかわからないけどすごく面白かった。
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