劇場公開日 2024年3月1日

「家族という呪いからの解放」52ヘルツのクジラたち may 929さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族という呪いからの解放

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

原作既読だけどもう随分前だったので、観ながら思い出していく感じで比較するとこまでいかなかった。安さんの苦悩と孤独が起因するところは志尊淳だから説得力が出たかな。杉咲花はとにかく泣きの芝居が上手い。”湯を沸かす〜”でも彼女が唇を噛み締めてポロポロ泣くシーンで号泣したが、今回も何種類もの泣き方を表現。熱演だった。生計をどう立てているのか、美晴が親身になるのは何故かなど詰めが足りなく感じる部分もあるが、うまくまとまってたと思う。
きなこが家族という呪いにかかっていた時、その声に気付いてくれた安。だけどその安の声には気付けなかったきなこ。SOSをキャッチしてくれる人がいたらそれは幸運なのことだろう。

may 929
sow_miyaさんのコメント
2024年3月17日

共感ありがとうございました。
原作では、莫大な慰謝料をもらったことになってたと思います。映画では説明されていたかは覚えていませんが…。
個人的には、52の祖父母をカットしてしまったために、52の支援が現実味を欠き、薄っぺらく見えてしまうところが残念でした。

sow_miya