劇場公開日 2023年10月6日

「続編「4」をお待ちしております!」イコライザー THE FINAL TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5続編「4」をお待ちしております!

2023年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

シリーズ最終章で邦題に「The Final」と銘打つ本作ですが、観終わって「またまた」と思ってしまうほど、いい意味でファイナル感はありません。
そもそも「イコライザー」とは「均衡を保つもの、平等をもたらすもの」を意味し、前作「2」こそ私怨が絡みますが、基本的には市井の人々を苦しませる悪党をやっつける仕事人を意味します。そしてその主人公でデンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコール(イタリアが舞台の本作では、現地に合わせて「ロベルト」)の特徴は何と言っても「無敵感」。倍返しどころか、組織そのものをほぼ一人で殲滅させるわけですが、驚くべきはその得物が基本「ありあわせ」で、相手の武器を含め即座に目に入ったものを計算に入れ、複数名を次々と秒殺していきます。そんなロベルトも今回は「不意をつかれ」、そして流れ着いたアマルフィ海岸にある小さな港町。町の人々とふれあい、居心地の良いこの地にも「実は」探っていた悪巧みが影響を及ぼし、そして苦しまされている現状にマッコールさんが黙っているわけがありません。
と言うことで、ほぼ粗筋でこれ以上は単にネタバレになってしまうので、あとは観てのお楽しみなわけですが、逆に言えば、起こっていることの補足はセリフ等で説明されることが全て。実際、尺もシリーズ最短の109分で予想外な展開もなくあっという間。そして、一般人相手には極悪非道なイタリアン・マフィアですが、シリーズ史上最もやられっぱなしな相手で、むしろマッコールさんの容赦のなさが目立ちます。とは言え、それなりに感情も移入できるし面白さとしても鉄壁で不満はありません。若干、ジオの娘(名前ど忘れ)のPTSDの可能性だけ気になりましたが、正直、そういうことを気にする映画ではありませんw
アントワン&デンゼル、今回は活躍の機会が全くと言ってなかったエマ(ダコタ・ファニング)ですが、これで終わらせちゃキャスティングからしても勿体ないので、是非、彼女をさらに前面に続編「4」をお待ちしております!

TWDera
かせさんさんのコメント
2023年10月14日

自分も待ってます!

かせさん