土屋太鳳「orange」映画化に主演!「まれ」相手役・山崎賢人と再タッグ
2015年7月20日 05:00
[映画.com ニュース] 女優の土屋太鳳が、高野苺氏の人気漫画を実写映画化する「orange オレンジ」で主人公・高宮菜穂を演じることが明らかになった。また、土屋が主演するNHK連続テレビ小説「まれ」で相手役として奮闘する山崎賢人が、母親の自殺により心に深い傷を負う転校生・成瀬翔役で出演することも決まり、今作で再びタッグを組む。
“朝の顔”を務める20歳の2人が、舞台を銀幕の世界へと移して青春純愛映画に挑む。土屋扮する菜穂は、10年後の自分から届いた手紙をもとに、大切な人との未来を変えるために奮闘するという役どころ。高校生のころに原作を読んだそうで、「深い悲しみや生きることの大切さ、高校生活のキラキラ感を感じていた」という。
現在放送中の「まれ」で切磋琢磨し合う山崎との再共演については、「最初に作品をオファーを頂いた時、直観的に『翔は賢人君かな?』と思っていたら、本当に当たっていて嬉しかったです」と喜びを隠さない。そして、「原作が人気なので菜穂を演じるのは身が引き締まる思いですが、撮影の一瞬一瞬に全力で愛情をこめていきたいと思います。翔と菜穂の心の旅を楽しんで頂けたら嬉しいです」と話している。
一方の山崎は、自分を支えてくれる健気な菜穂を徐々に好きになっていく翔に息吹を注ぎ込む。「原作を読んで、未来の自分から手紙が届くというファンタジーでありながら、少し切ない気持になれる部分もあるし、菜穂と翔の関係や仲間たちとの絆がすごく良くて、大好きな作品になりました」と世界観に共感している様子。だからこそ、「太鳳ちゃんやキャストの方々と一緒に楽しみながら、大切なことが伝わる作品になれば良いと思います」とコメントを寄せた。
メガホンをとるのは、ドラマ「鈴木先生」で日本民間放送連盟ドラマ部門最優秀賞、ギャラクシー賞など各賞を受賞した橋本光二郎。満を持しての長編映画初監督作。主演の土屋に対しては、「今まで演じられてきた多くの役と同様、心に強い芯を持ち常に前向きな女性というイメージがあります。ただ今回の菜穂という女の子は内気で自分の意思を通すことに臆病な子です。その子が物語を通して成長し、次第に強い意志を獲得していくという過程を、どのように土屋さんが表現していってくれるかが今から楽しみです」とエールをおくり、クランクインを心待ちにしている。
映画は、高校2年生の春を迎えた菜穂に、10年後の自分から1通の手紙が届くところから始まる。書かれていたのは、転校生の翔を好きになること、そして翔が1年後には死んでしまっているということ。なぜ翔を失ってしまったのか、26歳の自分と同じ後悔を繰り返さないためにはどうすればいいのか……。未来の自分の思いを知った菜穂の運命を変えていく日々が、動き出す。
なお、菜穂に思いを寄せながらも翔との恋を応援するサッカー少年・須和弘人を竜星涼、クールな姉御肌の茅野貴子を山崎紘菜、空気を読まない発言で場を和ますサブカル男子の萩田朔を桜田通、ムードメーカーの村坂あずさを清水くるみを演じることも発表された。脚本は金子ありさ(「電車男」「ヘルタースケルター」)が執筆、音楽は「あまちゃん」で知られる大友良英が担当。8月下旬にクランクインする撮影は長野・松本で大掛かりなロケを行い、10月上旬に撮了予定だ。
「orange オレンジ」は、12月12日から全国で公開。
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