コラム:編集長コラム 映画って何だ? - 第85回
2026年1月20日更新

ハリウッドの新名所、「テスラダイナー」へ行ってみた
3年連続で、CESの取材のためラスベガスにやって来ました。CES2026はロボティクスとAIの見本市に変貌しており、昨年、一昨年とは全然違った内容になっていて大変驚きました。

球体シアターのスフィアは、相変わらずの偉容を見せつけています。2025年の夏からは「オズの魔法使い」のイマーシブ上映が大人気で、2026年末までの上映が決まっているそうです。

さて、今回はCES取材の後、ラスベガスからロサンゼルスへと移動して、ハリウッドにできた新名所「テスラダイナー」を訪問してきました。

ハリウッド・ブールバードに佇む有名な映画館、チャイニーズシアターから南の方角へ徒歩で15分。サンタモニカ・ブールバードとノース・オレンジ・アベニューの交差点で、テスラダイナーは輝きを放っています。

20メートルのLEDメガスクリーン2台では名作映画が上映されており、ダイナー2階のスカイパッド(オープンエアーのテラス席)から鑑賞することができます。ただし、音声は流れていません。

円形のダイナーは、1階、2階合わせて250席あって、ハンバーガーやサンドイッチ、コーヒーや抹茶ラテなどのフード&ビバレッジを楽しむことが可能。ダイナーの敷地内にはテスラ車を充電するためのスーパーチャージャーが80ストール設置されています。つまり、テスラオーナーが自分のEVを充電しながら、食事と映画を楽しめるというコンセプトの施設ですが、テスラのオーナーじゃなくても、徒歩で訪れた人でも、誰でも入店可能です。ダイナーは24時間営業です。

LA滞在中に何度か訪れましたが、日曜日の午後は、テスラ車を充電する人たちがひっきりなしに出入りしていました。充電器が80基というのは尋常じゃない施設なのですが(日本では12基が最大)、この日は常時80〜90%ぐらいの稼働率を保っていました。
テスラは、まもなく自動運転によるロボタクシー事業に参入する予定で、いまサンフランシスコを含むベイエリアや、テキサス州オースティンでテスト走行を繰り返しています。そしてLAでは、Google傘下のWaymoがすでにドライバーのいないロボタクシー事業を1年以上に渡って展開しているのです。

LAにおけるサービスエリアはまだ限定的ですが、チャイニーズシアターからテスラダイナーまで、実際にWaymoで移動したら、ものの5分ぐらいで到着しました。Uber同様に、LAの人々の足になっています。まるで、透明人間が運転する車に乗っているみたいな不思議な体験です。
滞在最終日、ダイナーの前をWaymoで通ったら、大型モニターには「her 世界でひとつの彼女」が上映されていました。LAに行かれる方は、是非この新名所テスラダイナーを訪れてみてください。

最後に、ハリウッドを観光するなら、チャイニーズシアターのモール内にあるドジャースのショップも覗いてみてはいかがでしょう? 大谷選手や山本選手の関連商品が所狭しとディスプレイされています。日本へのお土産にちょうどいいかも知れません。
筆者紹介
駒井尚文(こまいなおふみ)。1962年青森県生まれ。東京外国語大学ロシヤ語学科中退。映画宣伝マンを経て、97年にガイエ(旧デジタルプラス)を設立。以後映画関連のWebサイトを製作したり、映画情報を発信したりが生業となる。98年に映画.comを立ち上げ、後に法人化。現在まで編集長を務める。
Twitter:@komainaofumi









