仲間たちが次々と脱落……映画「グランツーリスモ」で描かれる革新的プロジェクト「GTアカデミー」とは?
2023年9月15日 08:00

全世界でシリーズ累計9000万本を売り上げた日本発のゲームをハリウッドで映画化する「グランツーリスモ」(公開中)の本編映像(https://youtu.be/HsA42unmM14)が、このほど公開された。
1997年にプレイステーション用ソフトとして誕生した、リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」シリーズ。映画では、オーランド・ブルーム、デビッド・ハーパー、アーチー・マデクウィが共演し、ニール・ブロムカンプ監督(「第9地区」「チャッピー」)がメガホンをとっている。
本作の題材となっているのは、ゲームのトッププレイヤーをプロレーサーに育成する「GTアカデミー」をめぐる驚きの実話。「GTアカデミー」は、日産自動車、プレイステーション、ポリフォニー・デジタルによって、2008年にスタート。バーチャルとリアルを繋ぐ革新的なドライバー発掘・育成プログラムだ。

同アカデミーでは「グランツーリスモ」のトッププレーヤーに、日産のレーシングチームに所属し、本物のレーシングカーで本物のサーキットを走行し、国際レース出場に必須の訓練とライセンスを獲得するチャンスが与えられる。レーサーになることを夢見てゲームをプレイする者たちには夢のようなプロジェクトだ。
実際にアカデミーからは多くのプロレーサーが輩出されており、本作で描かれたヤン・マーデンボローをはじめ、ルーカス・オルドネス、ミゲル・ファイスカなどが数々の大会で好成績を残している。

プロレーサーになれるチャンスは、アカデミーで優秀な成績を納めた1名にのみ与えられる。そのためにはプロドライバーとしての適性が試され、実車やゲーム「グランツーリスモ」を使用したシュミレーターでのドライビングのテクニックの習得はもちろん、反射神経の強化、基礎体力の強化、広報活動としてインタビューの練習など数々の訓練を突破する必要があるのだ。

本編映像は、主人公ヤン(マデクウィ)が自身の夢を叶えるため、ゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤーから、車の運転をしたことがない“ゼロからの状態”で「GTアカデミー」に参加。レーサーとしての必要なトレーニング受けながらも、一緒に学んでいる仲間たちが1つのミスで次々と脱落していく……という過酷な試験の様子がわかる内容となっている。鬼教官・ジャックに次々と落選を言い渡されアカデミーを去っていく仲間を見て、ヤンも「僕が家に帰されたら証明してしまう…レーサーになるなんて夢物語だって」と不安な気持ちを口にするなど、プロレーサーへの道のりは生半可なものではないことを実感することができるだろう。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント