全米映画ランキング : 2014年6月20日~2014年6月22日

全米映画ランキング:2014年6月24日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2014年6月20日~2014年6月22日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ベガス流 ヴァージンロードへの道 1 30,000,000 30,000,000
2 1 22ジャンプストリート 2 29,000,000 111,450,000
3 2 ヒックとドラゴン2 2 25,300,000 95,176,700
4 ジャージー・ボーイズ

Jersey Boys
「ジャージー・ボーイズ」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 13,515,000 13,515,000
5 3 マレフィセント

Maleficent
「マレフィセント」

Walt Disney
(ディズニー)

4 13,012,000 185,980,000
6 4 オール・ユー・ニード・イズ・キル

Edge of Tomorrow
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 10,340,000 74,511,000
7 5 きっと、星のせいじゃない。

The Fault in Our Stars
「きっと、星のせいじゃない。」

Fox 2000
(20世紀フォックス映画)

3 8,600,000 98,728,300
8 6 X-MEN:フューチャー&パスト

X-Men: Days of Future Past
「X-MEN:フューチャー&パスト」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

5 6,200,000 2,147,483,647
9 10 シェフ 三ツ星フードトラック始めました

Chef
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

Open Road Films
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

7 1,845,000 16,942,000
10 7 GODZILLA ゴジラ

Godzilla
「GODZILLA ゴジラ」

Warner Bros.
(東宝)

6 1,820,000 194,915,000

「魔法の恋愛書」の続編がV。イーストウッドの新作は4位デビュー

サマーシーズン8週目を迎えた全米ボックスオフィス。2本の新作が拡大公開された先週末は、ケビン・ハートがブレイクした2012年の大ヒット群像ラブコメディ「魔法の恋愛書」(日本未公開)の第2弾「Think Like A Man Too」が約3000万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

人気コメディアンのスティーブ・ハーベイによるベストセラー本「世界中の女性が幸せをつかんだ 魔法の恋愛書」を元に映画化した第1作に引き続き、今回の第2作もハート、マイケル・イーリー、タラジ・P・ヘンソン、レジーナ・ホール、ミーガン・グッド、ガブリエル・ユニオンら前作のキャストが再結集。ラスベガスに舞台を移し、人騒がせな恋愛模様を繰り広げる。批評家のレビューは否定的なものが多く、前作のオープニング興収約3360万ドルには及ばなかったが、辛くも首位デビューを果たした。メガホンをとったのは前作に引き続きティム・ストーリー。

惜しくもV2を逃したのは、前週首位だったジョナ・ヒル&チャニング・テイタム主演のR指定アクションコメディ「22 Jump Street」。先週末も約2700万ドルを稼ぎ出し、10日間の累計は約1億0900万ドルに。グロスは1億6000万ドル近辺になりそう。

3位は「22 Jump Street」と同じく前週からワンランクダウンした「ヒックとドラゴン」の続編「ヒックとドラゴン2(仮題)」。

そして、約1300万ドルのオープニング興収で初登場4位となったのは、巨匠クリント・イーストウッドがトニー賞受賞の大ヒットブロードウェイ・ミュージカルを映画化した「ジャージー・ボーイズ」。1950年代から80年代まで人気を博したニュージャージー出身のポップス歌手フランキー・バリとフォー・シーズンズの栄光と落日が、「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You )」といった同バンドのヒット曲にのせて描かれる。当初は「アイアンマン」のジョン・ファブローが監督を務める予定だったが、13年に企画から離れ、代わりにイーストウッドがメガホンをとることになった。レビューは、現代最高の映画作家といわれるイーストウッド監督作とあって期待が高かったせいか、やや厳しめで賛否が半々となっている。フランキー役にブロードウェイ版オリジナルキャストのジョン・ロイド・ヤングのほか、ビンセント・ピアッツァ、オスカー俳優クリストファー・ウォーケンなどが出演。4位デビューというスロースタートとなったが、オールドファンをしっかり集客すれば5000万ドル以上のグロスになりそうだ。

今週末は、マイケル・ベイ監督の大ヒットSFアクションシリーズ第4弾「トランスフォーマー ロストエイジ」(マーク・ウォールバーグ主演)が公開される。

2014年6月24日更新 藤井竜太朗

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